第十一話見返り
投下!
ーーーーーー1950年6月27日 正午 日本首都東京都 首相執務室ーーーーーー
ここに葉巻を吸って座っている男がいた。
「フ~~~~~~。」
葉巻を吸ってしているのは吉田茂である。
「やはり葉巻は素晴らしい、、、。」
「コンコンコン」
「失礼します。」
外務事務次官は加瀬俊一が入室していった。
「朝鮮半島の戦況の報告に来ました。」
「よし、、話してくれ、、。」
「まず韓国ですが、、韓国軍は北朝鮮の機甲師団にあまり被害を与えれず、、首都ソウルが陥落寸前です。」
「そこまで状況は悪化しているのか、、、。」と吉田茂は唸った。
「で、、アメリカの動向は?」
「アメリカですが、、先ほど外務省からの情報によると日本にいる空軍と海軍は朝鮮半島に向かわせるが、陸軍は派遣しない方針だそうです。」
「意外だな、、陸軍を派遣して韓国の領土を奪還すると考えていたが、、、ソ連か。」
「はい。ソ連との戦闘を恐れているそうです。」
「陸軍を派遣しないとはいえ、、ウラジオストクに軍港があるから戦闘にならないとは限らないはずなのだが、、、。」
加藤は吉田に言われ、ギクッとなった。
加藤は恐る恐る言った。「それについてですが、、こちらを、、。」
加藤はある書類を取り出して吉田に渡した。
「この書類は、、、?」
「これは先程アメリカの大使館から届いたものです。」
加藤の額からは冷や汗がたらたらと流れている。
「、、、この内容は本当なのか?」
「はい間違いありません、、アメリカが大韓民国の一般市民及び軍人そして政府関係者の避難のために大型の民間船の徴収そして、、、。」
「日本海軍の朝鮮への派遣か、、、」吉田は暫く固まった。
「アメリカから日本への徴収を要求をしている船の数は、、?」
「400隻だそうで、日本にいるアメリカの商船も徴収するそうです。」
「でその作戦が終了するのに何日掛かるかというと、、、。」
「最大で一週間と書いてありますね、、、。」
「フ~~~~」吉田は葉巻を吸って口から煙を吐いた。
「はっきり言うとこの作戦参加する義理はないのだが、、、。」
吉田は書類の一番下の段落を見て唸った。
そこには
本作戦の参加にはアメリカは日本へのこれらの見返りを確約する。
一 日本の独立を認めることを早めることを確約する。
二 シベリア抑留している者をアメリカ政府がソ連に対し開放するように働きかける。
三 日本に対しての関税の引き下げを5年間行う。
四 空母及び大型爆撃機の研究及び生産を許可する。
「普通に参加するべきだよな~~~。」
「そうですよね。」
「ハーーーーーーーーー」二人は大きなため息をついた。
「では私は海軍省、、ではなく軍部省に行って大型船の徴収及び潜水艦及び艦艇の朝鮮への派遣を伝えてきます。」
正午にもう一つ上げます




