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悪役令嬢は攻略対象と出会う

*短編版『悪役令嬢はネガティブに生きる』と同じ内容です。


私が王宮で紹介された王太子は、絵姿よりもずっと貧相に見えた。ガリガリの体で背も低い。表情は暗く、視線は常にオドオドと怯えているようだ。僅かに片足を引きずっているようにも見える。


国王は私と両親には笑顔で挨拶してくれたけど、自分の息子である王太子に対しては態度が冷たいような気がする。


更に冷たい態度があからさまなのは、国王の隣にいる王妃だ。憎悪の籠った蔑むような眼差しを王太子に向けている。


いくら継子だからと言って・・・。私は内心腹が立って仕方がなかった。


私も前世でこんな風に扱われたことがある。だから、それがどれだけ人間の心に癒えない傷をつけるのか、よく分かっている。


私は乙女ゲームのことなどすっかり忘れて、ただ、王太子の気持ちを考えて胸が痛んだ。



******


挨拶の後は中庭のオープンスペースで王太子と二人きりでお茶をすることになったが、彼は私の正面に座り黙って俯いている。


私が「良い天気ですね」とか「ご趣味は?」とか当たり障りのない話題を振っても、彼は何も答えず、ただ俯いているだけだった。


手持ち無沙汰の私は目の前の焼き菓子を頬張った。さすがに王宮。美味しい!


「殿下。美味しいですよ。殿下も召し上がったらいかがですか?」


と試しに声を掛けてみると、途端に真っ蒼な顔になった。


「・・・あっ・・いや、僕は・・いらない」


明らかに栄養失調なのに、なんで食べないんだろう?


「でも、何か召し上がった方が宜しいですよ。お腹空いていらっしゃるんじゃありませんか?」


「い、いや・・あ・・いやお腹は空いていない」


と言った瞬間に、彼のお腹がぐぐぅ~と鳴った。王太子の顔が真っ赤に染まる。


ほら、やっぱりお腹空いているのに。なんで食べないんだろう?


「・・・毒が・・入っているかもしれないから・・・」


消え入るような小さな声で呟いた王太子は、顔を赤くしたまま深く項垂れた。


毒!?


驚いたが、王妃が王太子を排除しようと企んでいる噂は聞いたことがある。まさか子供相手に毒まで使うとは思っていなかったが・・・。


もしかしたら、こんなに痩せているのは毒が怖くて王宮で食事が出来ないから?!


そう考えたら猛烈に腹が立ってきた。


「・・・安全な食べ物が分からないから・・毒で何度も死にそうになった。苦しくて・・・怖くて・・・」


小さな声でボソボソ話す王太子が気の毒でならなかった。


私は近くにあった焼き菓子を半分に割って、片方をむしゃむしゃと食べた。


「殿下、これは大丈夫そうですよ。もう片方をお召し上がりください」


と差し出すと、王太子の目がまん丸に見開かれた。


彼は震える指で半分になった焼き菓子を受け取ると貪るように食べる。


良かった・・・食べてくれた。


話を聞くと、王妃は毒見役や王太子の侍従も追い出して、彼を孤立させているという。国王は多忙で王宮を留守にすることが多く、王子たちの処遇は完全に王妃に任されているらしい。


さすがに公爵令嬢を招いたお茶会で毒を入れることはないだろう・・・と思いつつも、残りのお菓子も全部半分に割って、一緒に食べた。王太子の瞳に微かに光が戻って来たような気がする。


そうだよね。空腹はとにかく辛い。


王太子の食事には頻繁に毒が入っているので、毒を覚悟して食べるか、食べずに飢え死にするかしかない状態まで切羽詰まっているという。


「殿下、国王陛下に毒のことをお伝えした方が宜しいと思いますが・・・」


と言うと、王太子は必死で首を横に振った。頼むから誰にも言わないで欲しいと懇願されて、私は戸惑った。


どうやら国王は強い息子が欲しかったらしく、王太子は父親が自分に失望していることを深く気に病んでいた。国王は王妃のことをまるで疑っていないし、毒のことも神経質だと一喝されるのが関の山だとブルブル震えているのを見て、強制することは出来ない。


「殿下、私は自邸で料理をすることが多いのです。私が作ったお料理なら毒の心配はありません。宜しければ、明日から毎日お食事をお届けしましょうか?私が全部作って、お届けするのも私が責任をもって行いますから、毒の心配はありません」


余計なお世話とは思ったけど、まだ10歳の子供がこんな状況にあるのは許せない。


王太子は私の言葉を聞いて、心底驚いたようだった。


「なん・・で、そんなことまでしてくれるの?」


「だって!殿下はこのままだと死んでしまいます。そんな殿下を放っておけるわけないじゃありませんか!」


王太子の切れ長の瞳から涙がポロポロと溢れる。


「・・・あ、ありがとう・・・」


と言いながら泣く王太子が気の毒で思わず椅子から立ち上がり、彼に近づいた。


私に驚いたのか、王太子が体の向きを変えた時に彼が痛そうに表情を歪めたことに気がついた。


「殿下・・・どこかお怪我なさっているのではありませんか?」


王太子の顔を覗き込むと、彼は瞬き一つせずに私の顔を見つめている。


「殿下・・・?」


「い、いや・・すまない。つい・・見惚れて・・」


「はい?」


「なななんでもない!」


「それより殿下。どこか痛むところはおありではないですか?」


重ねて尋ねると、王太子は渋々ながら、足が痛むとズボンを捲って見せてくれた。足の脛とふくらはぎに大きな赤黒い痣が出来ている。誰かに暴行されているんだ・・・。子供相手になんてひどい・・・。王宮の侍医も王妃に脅されて王太子の怪我の治療はしてくれないそうだ。


「殿下。少しじっとしていて下さいね」


私は幼い頃から治癒魔法を練習してきた。魔法の中でも一番役に立ちそうだったので、お父さまに頼んで治癒魔法の家庭教師をお願いしたこともある。おかげで、屋敷の使用人が怪我をした時には私が治癒魔法で直すのが習慣になっている。


私が手をかざすと、手から発せられる青白い光の粒子が怪我をしている部分に吸い込まれていく。ひんやりしてとても気持ちいいとマリアが言っていたけど、王太子はどうだろう?


痣はみるみる治り、王太子は驚きで声も出ないようだった。


「君は・・・すごいね・・・」


「殿下!それより、殿下には護衛騎士が必要です!王太子殿下にこのような狼藉を働く者がこの王宮にいるなんて信じられません!どうか国王陛下にお話になって下さい!」


私の剣幕に恐れ慄いた王太子から事情を聞くと、なんと彼に乱暴しているのは第二王子だという。異母兄弟の弟だが、体が大きくて粗暴らしい。だから、目撃者がいても誰も助けてくれない。国王は『自分の身は自分で守れるくらい強くなれ』というのが口癖だから、護衛騎士をつけて欲しいなどと言ったら、益々失望させてしまう。


「・・・情けないよね。弱虫だし、きっと君も僕に失望しただろう。こんな僕には生きる価値がないし、誰からも嫌われる邪魔者だから消えてしまいたいと思うこともあるんだ」


ああ、この子は相沢さんと一緒だ。自分には価値がないと思い込んでいる。絶対にそんなことないのに。こんな子供にこんな台詞を言わせちゃいけない。


「殿下。国王陛下にお話になる時に、護衛ではなくて、剣術を教えてくれる騎士をつけて欲しいと仰って下さい。常に一緒に行動して、騎士のように強くなりたいと仰れば、国王陛下も喜んで騎士をつけて下さるのではないでしょうか?」


王太子は私の言葉を聞いて、考え込んだ。


「それから、王太子殿下はとても勇敢でご立派な方だと思います。こんな過酷な状況でよく頑張ってこられました。無抵抗な人間に乱暴を働くのは、絶対に悪いことです。殿下には何一つ非はありません。乱暴する方が100%悪いんです。ですから、ご自身を卑下する必要などありません。それから、命の危険を感じたらまず逃げて下さい。逃げることは弱いことでも卑怯な行為でもありません。生存本能に忠実に、危機が迫った時に適切に逃げることは勇敢な行為です。出来ることがあれば、私もお手伝い致します。ですから、危険が迫った時に逃げることを躊躇しないで下さい」


「逃げることが・・・勇敢?・・・立派?」


王太子は私の言葉を熟考しているようだった。


私は自分の椅子に戻り、冷たくなった紅茶を一口飲んだ。


あれ・・・言い過ぎちゃったかな?


気まずいな、と思っていたら、王太子が私の方を見て微笑んだ。


うぉ!元々美形だけに笑顔が眩しい。


初めて見る明るい笑顔に私も嬉しくて笑顔になった。


何故か顔を赤らめた王太子が


「あの・・・君の名前はソフィア・ブロンテ公爵令嬢だよね?ソフィアって呼んでいい?僕のことはレオって呼んでくれる?殿下って堅苦しいからさ」


と言ってくれて、私はまた嬉しくなって大きく頷いた。


「・・・それで、明日から毎日食事を届けてくれるんだよね?ソフィアが王宮に自由に出入り出来るように父上にお願いしておくから。本当に大丈夫?」


ああ、そうだ。食事ね。私は前世でも料理は好きだったし、今世でも屋敷の厨房で料理人たちと一緒に料理をするのが趣味だ。


「喜んで!」


と張り切って返事をすると、レオが楽しそうに笑い声をたてた。



*****


私は両親と一緒に王宮に来たけれど、彼らはまだ用事があるとかで、私は一人で自邸に戻った。勿論、護衛騎士は一緒だけど。


公爵令嬢の私にも護衛騎士は常に付いている。レオとお茶している時もちゃんと遠巻きに護衛してくれていた。王太子が護衛騎士もなく放置されて、栄養失調になるまで追い込まれたり、身体的に怪我を負わされたりしているなんて誰が想像できるだろうか?


確か、ゲームではそんな過酷な状況で育ってきた王太子レオの心の傷をヒロインが癒すという展開だった記憶がある。もしかしたらヒロインの邪魔をしてしまうのかもしれないが、あんな状態じゃあと5年なんて持たないよ。


ゲームの展開的に私がレオと婚約する可能性があるのかもしれないけど、話し合いで穏やかに解決することが出来るかもしれない。レオは話が分かりそうな人だったし。うん。


お父さまとお母さまは王宮から戻って来ると、私を抱き上げて嬉しそうにはしゃいでいた。


どうやら私が毎日王宮に通うことがレオから国王に伝えられ、それが何か誤解を招いたらしい。


・・・うーむ。やはりこれは婚約路線かな~。


でも、レオときちんとコミュニケーションを取っておけば、たとえ婚約したとしても断罪・処刑ルートは避けられる・・・と信じよう。私はいつでも婚約破棄を喜んで受け入れる、と強調しなくては。うん。


私は早速厨房に入り、料理長と一緒にレオの食事を話し合う。


両親には詳しいことは伝えず、私の手料理に興味があると言って貰えたので、食事をお届けすることになった、と言うに留めておいた。


料理長にはもう少し詳しい事情を説明した。彼は正義感が強く、子供も二人いる。10歳の王太子が毒殺されかかっていて、碌な食事も出来ていないことを伝えると、わなわなと怒りに身を震わせていた。


絶対に美味しいものをレオに食べさせて、肥えさせよう!という私達の情熱が一致した。



*****


翌日王宮のレオを訪ねると、彼の顔は傷だらけだった。


驚いて


「レオ!?何があったの?大丈夫?」


と駆け寄ると、何故か彼は得意気にニヤッと笑った。


話を聞くと、剣術を学ぶために騎士をつけて欲しいとお願いしたら、国王は大層喜んで早速若い騎士をつけてくれたらしい。


昨日からさんざんしごかれて傷だらけだ、という彼の表情は言葉と裏腹に生き生きとしている。


「治癒魔法かける?」


と尋ねると、悪戯っぽく


「頼む。実はそれを期待していた」


と言うレオはようやく年相応の子供の顔つきになっていた。


傷を治した後、用意してきた食事を出すとレオの目がキラキラと輝いた。


こってりした食事は栄養失調の体には辛いだろうから、消化が良くアッサリした食事を用意した。


根菜たっぷりのスープに焼きたてのパンを添えただけのシンプルなものだが、レオはあっという間に完食して、


「こんなに美味しい食事は生まれて初めてだ」


と目に涙をにじませた。


「大袈裟ね」


と笑うと真剣な顔で


「いや、本当だ。ソフィアが作ったのか?」


と言う。


「料理長にメニューの相談はしたけど、作ったのは全部私よ。だから、毒の心配は必要ないからね」


「あ、ありがとう・・・。こんなに親切にしてもらったのは初めてだ」


やっぱり大袈裟だなぁ。


「・・・ところで、あそこに立っている騎士が剣術の先生?」


私達は今日も中庭でお茶を飲んでいる。


少し離れたところに私の護衛騎士が立っているが、反対側にも若い騎士が立っていた。


私の視線を感じたのか、その若い騎士が近づいてきた。軽そうなイケメンだ。


「ブロンテ公爵令嬢のソフィア様ですか?どうも~、初めまして。俺は王太子殿下の剣技指導を拝命しましたノア・ブラウンと言います。いや~、噂通りの超絶美少女っすね。殿下のやる気が出たのも良く分かりますよ~!」


あ!ノア・ブラウン!彼も攻略対象だ。


ヘーゼルアイに茶色の長髪。ちょっと軽いけど、国で最強と呼ばれる近衛騎士団の団長だ。


この頃はまだ団長にはなっていないのだろう。15~16歳・・・くらいかな?


確か、ソフィアが彼に殺されるルートがあったような気がする・・・。


ゾッとして顔を強張らせていると、レオが苛立ったように


「ノア!余計なことを言うな!ソフィアに近づくな!怯えているだろう!」


と大声を出した。


ノアは「お~、怖」と言いながら、元の場所に戻るとニヤニヤしながら私に向かってウインクした。


「あいつは・・・剣術の指導をしてくれて・・。確かに凄いんだ。強いし、逞しいし・・・顔も良いから、簡単に女性に近づくし・・その・・・モテるんだ。ソフィアは・・どう思った?」


「・・・私はあまりお近づきになりたくありません」


そう本音を言うと、レオの眉が意外そうに上がった。


「本当に!?ソフィアは変わっているなぁ」


「そうでしょうか?」


と私は首を傾げた。


「僕が知る限り、みんなあいつと仲良くなりたがるんだ。あいつは人気者で、社交的だし、友達も多いから・・・。それに比べて、僕は友達もいないし、つまらないし・・・」


「レオ。そんなこと気にする必要ありません。彼は『陽キャ』と呼ばれる種族です。社交的なリア充です」


「は!?ようきゃ・・・?」


「彼らは社交的で楽しそうに毎日過ごしています。それに対して私は典型的な『陰キャ』です。友達もいませんし、非社交的で人を楽しませるような会話も出来ません。しかし、だからと言って『陰キャ』が劣っているという訳ではないのです!単に属性が違うというだけです。優劣の問題ではありません。明るければいいのか?友達が多ければいいのか?いいえ、そんなことはありません。私達には表層的ではない深い洞察力があるのです。人それぞれの個性を大切にすることが出来ます。そして、人間関係以外で価値のあるものを見つけられるのです!」


「・・え、えーと?」


「それなのにいかにも『陽キャ』の方がエライというような言動をする人がいます。『陰キャ』のことを暗いとかネガティブだとか社会性がないとか勝手なことを言う人がいるのです!その場の一時的な雰囲気で盛り上がるだけで『陽キャ』と呼ばれることが出来ます。でも、敢えてそれをしない道を選んだんです!」


私は気が付いたら両拳を握り締めて力説していたらしい。


いけない・・・つい前世からの想いが迸ってしまった。


私は前世ではずっと『陰キャ』の烙印を押されていた(涙)。確かに私はネガティブ思考だし、自己評価も低く、後ろ向きな人間だと思う。でも、それも個性だと私は思う。そして、その個性を私は大切にしたいと思っている。


だから、レオにはノアに対して変な劣等感を抱いて欲しくなかった。


しかし、こんなおかしな言動をしてしまって呆れられたかも・・・


恐る恐るレオを見ると、彼は何故か溢れんばかりの笑顔を浮かべている。


「ソフィア・・・。僕はソフィアと同じ『いんきゃ』ということなんだね?」


・・・失礼だったかしら?


と思いつつ曖昧に頷くと、レオは更に嬉しそうに私の手を握った。


「僕はノアと一緒よりも、ソフィアと一緒の方が嬉しい!」


「う、うん。。。ごめんなさい・・・変な話をしちゃって・・・」


「いや、僕は楽しいよ。もっとソフィアの話を聞きたい」


・・・レオは変わってるなぁ、と思いながらも、私達はその日も長い間話し込んだのだった。



*****


その後、ノアの厳しい指導のおかげで、レオは体力がつきメキメキと強くなっていった。更に、レオの食事に毒が頻繁に入っていることや、毒見役がいないことをノアが国王に報告してくれたらしく、ちゃんとした毒見役がつくようになった。


おかげでレオは王宮での食事がちゃんと摂れるようになった。


「じゃあ、もう私の食事は必要ないわね」


食後のデザートを差し出しながらレオに言うと、プリンを見て輝いていた彼の顔が目に見えて落胆に変わった。


「いや・・・僕はまだ続けて欲しいな。やっぱりソフィアの料理が一番美味しい。王宮の食事は何だか味気ないよ。毎日だと負担が大き過ぎるなら・・せめて週に3-4日くらい来てくれたら嬉しい。その・・・ソフィアに会いたいし」


しょんぼりしたレオを見て、否と言える訳もない。それに私の料理が一番と言われて、嬉しくないはずがない。更に私は友達が一人もいない暇人だ。少しは他人のために働けと自分でも思う。


その後も週に3-4日は王宮に通いレオと一緒に過ごすうちに、気が付いたら彼が受ける家庭教師からの講義も一緒に受けるようになっていた。レオが私と一緒に勉強したいと言うし、私も講義の内容に興味があり、王宮での時間はとても有意義なものになった。


レオと私はとても仲良くなり、彼は私と居る時が一番楽しいと言ってくれる。これはもしかしたら『親友』なんて呼んでもいいんじゃないか、なんて思う時もあった。


勿論、すぐに『そんな莫迦な。調子に乗っちゃいけない』と自分を戒めたけれど。


レオはあっという間に背が伸びて、私より頭一つ分くらい大きくなった。頑張って鍛えているので、肩幅の広いがっしりとした筋肉質の体になり、美少年然とした顔立ちも成長するにつれて、精悍で凛々しいと評されるのに相応しいものになった。


イケメンに成長したレオは、はっきり言って物凄くモテる。


ノアの話だと縁談も降るように集まって来るらしいが、レオは誰にも関心を示さないと言う。



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