第十三話
お久しぶりです
久々の更新です
都を出て、一週間ぐらいたった
私はただひたすら東に歩いている
石燕「東北に着いたら誰に会いに行こうかな~?」
東北地方は様々な妖怪が住んでおり、最も種類が多い
暫くして分かれ道に差し掛かった
立て札が刺してあり
こう書かれてあった
右、東北地方
左、天狗の山
石燕「う~ん・・・天狗の山も楽しそうだけど・・・
先を急ぐから右に行こ」
そう言って私は右に進んだ
数十分後・・・
白狼天狗「そっちに行ったぞ!逃がすな!」
石燕「騙された~!!」
恐らくは小鬼の天邪鬼の仕業だろう
かなりのひねくれ者で、何でも逆らう奴だ
こういう悪戯をして人間を困らせるのが好きな妖怪だ
私は現在進行系で天狗の部下の白狼天狗に追われている
白狼天狗は、年老いた狼が天狗になると白狼天狗になる
石燕「あーもー!
しつこいよ!」
隠技「目を盗む」
白狼天狗達の前から私の姿は完全に消え去る
白狼天狗「なっ、消えた!?」
隊長「落ち着きなさい!
相手は見えなくなっただけです!」
隊長は目を凝らして辺りを見回した
そして、ある一点を見つめると石燕の姿が浮かび上がってきた
隊長「あそこです!」
石燕「ほえ!?何で能力解除ささってるの!?」
私は逃げるスピードを速める
隊長「逃がしませんよ!澪!」
澪「・・・うん」
澪と呼ばれた白狼天狗がブツブツと何かを呟き始めた
石燕「このまま、逃げ・・・きゃっ!?」
私の足が何かに掴まれ、私は転んだ
石燕「いった~、え、何コレ!?」
私の足に草が絡み付いていた、まるで意思でもあるかのようにガッシリと掴まれる
更に、周りの木が動き出し私を取り囲む
石燕「・・・えー」
そして、白狼天狗達が追いつく
隊長「ご苦労、澪」
澪「・・・うん」
また捕まりました
天狗の里
隊長「大天狗様!侵入者を捕らえました!」
大天狗と呼ばれた天狗は椅子に腰かけたまま背を向けた状態で
大天狗「ご苦労、皆は下がれ」
白狼天狗達「はっ!」
白狼天狗達は大天狗の部屋から退出した
大天狗「して、何用でこの山に入った?」
私は大天狗に天邪鬼に騙された事を伝えた
大天狗「・・・そうか」
大天狗は椅子から立ち上がり
大天狗?「ワイに会いに来たちゃうんか!!」
石燕「・・・え?」
何処かで聞いたことがある大阪弁
そしてよくよく見ると天狗の癖に羽が無かった
石燕「もしかして・・・ふーりん!?」
風鈴「せやで!よーやく思い出したんか!」
風鈴はあの頃に比べて背も伸びて、髪も伸びて
・・・胸も更に成長してた
風鈴「まったく・・・今まで何処ふらついてたんや、あほぉぉ!」
風鈴は泣きながら私に抱きついてきた
豊満な胸が私の顔に当たる
え?別に羨ましくは無いよ
偉い人は言ってたよ
貧乳はステータスだ!
希少価値だ!
って・・・
天狗「失礼します
大天狗さ・・・ま・・・?」
一人の鴉天狗が入ってきて、その場の空気が凍りついた
天狗「うぉぉぉ!?
大天狗様が同性愛に目覚めたのか!?
これは特報だぁぁ!」
天狗は物凄いスピードでスケッチし始めた
風鈴「な!?じ、迅!?
これは、ちゃうで!
てか、写生すな!あほぉぉぉぉ!!」
石燕「・・・え~と・・・
私はどうしたら?」
叫びながらなお、私を抱きしめる風鈴の胸に埋もれてそんなことを呟く
迅「いや~、ありがとうございます!
清く正しい、この射命丸迅が責任をもって皆さんにお伝えします!」
風鈴「やめんか、あほぉぉぉぉぉぉっ!!」
私の今日の災難は騙された事ではなく、風鈴の竜巻に吹っ飛ばされた事だった
風鈴と石燕ちゃんの再会でした
此処から天狗の山での生活をお送りします




