第3話 恋するリカちゃん
お洋服ストリート。お洋服ラボ。
魔法の仕立て屋本店。
ここでは、魔法のワンピースをレンタルできる。
恋を叶える魔法のワンピース。
しかし、レンタル料金は、高額。100万円。
絶対、無理な詐欺店舗。
だけど、恋を叶えたい女の娘は、叶えてしまった。
“大好きな来斗くんとのお付き合い”
果たして、1万円ずつの減額のため、お客さまを集めることになったのだった。
第3話 恋するリカちゃん
お洋服市立普段着高等学校。
ケイたち双子と来斗くんの通う高校。
「宝塚リカさん。この高校で一番のお金持ちのお嬢さま」
ケイは、100万円を請求されても大丈夫な女子生徒を探していた。
「一番のお金持ちか〜。確かに、レンタル料金支払えそうだね〜」
「元々は、ミイが悪いんだよ。高額なレンタル料金のワンピースを借りてくるから」
「え〜。ケイは、来斗くんとお付き合いできるようになったじゃ〜ん」
「そうだけど…」
憧れの来斗くんと昼食タイム。
楽しかった。
お客さま探しを手伝うと言ってもらった。
そんなこと大丈夫って断わった。
ひとまず、双子の妹ミイと頑張るつもりだ。
宝塚リカさんは、優雅で豪華なお嬢さま女子生徒。
いつも、専属メイドを連れて、歩いている。
「わたくしに、何か御用ですの?」
話しかけてしまった。
高飛車なしゃべり方だ。上流階級っぽい。
「言いにくいんだけど…」
「好きな人いる〜?」
「!」
宝塚リカさんは、驚いた顔をしている。
「何故、わかるんですの?」
驚いた顔をしている。
何故って、いうか。魔法の仕立て屋さんのレンタル料金の支払いのため、お客さまを探していることを話した。
魔法の仕立て屋さんが、本当にあることに、宝塚リカさんは、さらに驚いていた。
「わたくしの恋の相手、わかりますの?」
宝塚リカさんは、自分の好きな相手への恋は、絶対に実らないという。
「でも、魔法の仕立て屋さんは、本当に恋を叶えてくれたんだよ」
ケイは、憧れの来斗くんとお付き合いをはじめた。
「それは、現実の恋ですわ」
「え?」
どうやら、宝塚リカさんの相手は、ちょっと違うらしい。
「わたくし、乙女ゲームの騎士様に恋をしてるんですの」
宝塚リカさんは、乙女ゲーム。
つまり、ゲームの中の男の子に恋をしているのだった。
「それが叶うのなら、100万円だろうと支払えますわ」
それは、魔法の仕立て屋さんの出番は無さそうだ。
昼食タイム。
「…で、駄目だったの?」
カッコいい来斗くんが、話を聞いてくれる。
黙ってうなづくケイ。
カッコいい来斗くん。大好きな来斗くん。
ケイは、現実に、こんなに好きな人がいる。
「乙女ゲームって、女の娘にすごく人気があるんだよね。そのお願いは魔法の仕立て屋さんは叶えてくれないのかな」
来斗くんが、首をかしげている。
魔法のワンピースで、ゲームの中の男の子とお付き合いできるようには、ならないと思われる。
「無理だよ」
「無理じゃないかもしれないよ」
ケイは、来斗くんと魔法の仕立て屋に問い合わせに行くことにした。




