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鈴木司

司「はぁ やっと死ねる。」


高校2年生である僕、鈴木司は自殺をした。今思いかいしてクソみたいな人生だった。クラスメイトからはいじめられ、家族に縋ってみたが「どうせ軽いじゃれあいみたいなもんだろ?」と言われ、取り合ってもらえなかった。

 

そんな地獄のような日々を耐えられたのは幼馴染である佐藤凛の存在が大きかったからだ。――しかし、その凛からも無視をされるようになってから数日がたった日、いつものように教室へ入ると、一斉に冷ややかな視線が突き刺さった。


五十嵐「お前、凛のことをストーカーしてたんだってな」一瞬、何を言われているのか理解できず、クラスの中 で沈黙が流れた。

如月 圭 「私も凛から聞いた。司くんに付き纏われて困ってるって。」「キモ」「最低」とクラスメイトから罵られた。


僕は凛の方に目線を送ると凛は気まずそうに目線をそらした。


それから、どうやって学校を出たのか、どうやってここまで歩いてきたのかも分からなかった。視界はひどく狭く、足元だけを見つめて歩く。雨が降り出していたが、傘を差す気力さえ湧かなかった。制服が重く肌に張り付き、体温を容赦なく奪っていく。けれど、心の中心にある空洞に比べれば、その寒さなど微々たるものだった。「……ははっ」乾いた笑いがこぼれた。世界から切り離されたような感覚。いじめられ、親に突き放され、それでも「凛だけは」と縋っていた自分の浅ましさが、今はただただ滑稽で生きていくのが辛くなった。だから僕は自殺をした。





 

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