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ナマクラ魔剣とポンコツ知恵袋、ガチャな俺  〜世界が俺にキャラを押し付けてくるんだが?!  作者: まお
幕間-1

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トリスの少年

 えっと、名前か。

 俺はリキって名前だよ。


 うん、覚えてるよ。

 クリトにいちゃんだろ?

 いつも鈍臭くて、危なっかしいから、俺が色々と面倒みてあげてたんだぜ。

 いっつも食い物のこと考えてるみたいでさ、山に連れてってやると、木のみとか、ハーブとか、色々摘んでた。

 まぁ、うん。分けてもらってたよ。高いとことか、俺達だと届かないし。罠とかも作ろうとしてたけど、ヘッタクソでさ。

 代わりに作ってやったよ。

まぁ、俺は器用だからな。翌日見に行くと、うさぎがちゃんとかかってたよ。

 あー、うん。料理はうまかった、かな?

――うん、思いだした。マヨネーズだ。

 あれ、すごいよな。レーテスの葉っぱとか、アレが無いと食えねぇもん。

……うん、そんなとこかな。

クリトにいちゃんの記憶って。


……え?なんで、知ってんの?!

でも、……うん、そうだよ。

 調子乗って山の奥まで入った時に、牙猪に見つかって、追いかけられてさ。

 それをクリトにいちゃんに助けて、……もらってない。やっぱり。

 だってさ!あの後すぐに来てくれたサナ姉ちゃんだもん。助けてくれたの。

 クリトにいちゃんは一緒に、山の中走ってさ、転んで、必死で起こしたりとか。

 木の上に押し上げてくれてさ。

 ……にいちゃんは囮になってくれてさ。牙猪に蹴られたり、して、血が、でてさ

グスっ

サナに助けてもらった後もさ、

「大丈夫か?」

って頭撫でてくれただけだもん。

それで、一緒に帰って、スープ飲ませてくれたんだ。


……俺さ、スープだけは旨く作れるようになったんだ。

 いまは、クリトにいちゃんのレシピに挑戦してるんだ。

 このスープだけは、誰よりも上手に作りたいから。

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