催眠術
めちゃくちゃお久しぶりです。
ちょっとした心境の変化で後輩ちゃんを書きたいと思ったので書いちゃいました。
以前までとは全然違くなっちゃってると思います。今の僕が書く後輩ちゃんはこんな感じなんだなぁと暖かい目で見てもらえたら嬉しいです。
「今日も今日とて先輩はぐーたらしてますね〜」
「失礼な!ちょっと前までちゃんと作業してたよ!!今は休憩してるだけ」
「休憩中ならちょうど良かったです、実は私催眠術を覚えたんです!」
……一体何を言っているんだ?催眠術を覚えた??え?
突然変なことを言い出したちょっと残念な子は僕のサークルの後輩であずと言う。
「えっと……すまん、ちょっとよく聞こえなかったからもう一回言ってくれないか?」
「だから催眠術ですよ!催眠術!!あの紐にぶら下げた五円玉をゆらゆらさせる催眠術です」
「……聞き間違いであって欲しかったよ、僕は」
「ちゃんと理解してもらえたところで早速、試してもいいですか?」
「ダメと言ってもやるんだろ?僕知ってる」
「優しい先輩を持って私は幸せ者ですね!では始めますね」
「まずは目を閉じてゆっくり深呼吸を3回してください」
すぅ、はぁー。すぅ、はぁー。すぅ、はぁー。
「それでは次に、自分がリラックスしているところを想像してください」
「息を吸うたびに良い気持ちになり、息を吐くたびに身体の疲れが抜けていきます」
「深い呼吸をするほど穏やかで気持ちが良くなります」
(思ったより本格的だな……今のところ変なこともないし、疲れも取れそうだしいう通りにしてみよう)
(あずにはなんていうか、人を癒す雰囲気があるよな。一緒にいると自然に体の力が抜けるような)
「あなたが私の目を見るたびに、私のことが好きになります」
(ぶふぉっっ、い、いきなり直球なのがきたな)
(でも今僕は目を閉じてるからあずの目を見ることできないんだけど……どうしたら良いんだ)
(そっと目を開ければ良いのだろうか……)
(とりあえずは様子見するか)
「あずの目を見るたびに、あずのことが好きになりますよ」
「どんどん好きになっていきますよ」
「だんだんあずのことを抱きしめたくなりますよ」
(えー、マジでこれどうしたら良いの。このままだと催眠術にかかったふりもしてあげられないぞ)
「せんぱーい、聞いてますかー?抱きしめても良いですよー」
「せーんぱーーい??」
「あれ、もしかして失敗しちゃった……?」
「そんな……この催眠術は失敗したら逆効果になっちゃうって読んだのに」
「私、先輩に嫌われちゃうの??そんなの嫌だよ……」
(これは困ったことになった……まさかそんな副作用があるらしい催眠術をやっていたとは)
(仕方ない、こっちから進展させるか)
「ん、んー……あずの目、見たい……」
「あ、先輩目を閉じたままだった……それは効くわけ無いよね」
ごほんっ
「それでは先輩、目をゆっくりと開けてください」
「目の前には可愛い女の子がいます、その子の名前はあずと言います」
「あずの目を見ていると、だんだんあずのことが好きになります」
(目も開けられたし、適当にかかったふりをするかー)
(満足したら解除してくれるだろうし)
「ん……あず、可愛い。あず好き」
「やった!先輩が私のことを可愛いって!!それに好きって……」
「催眠術最高!!」
「も、もうちょっとだけやっても良いよね」
げふんげふん
「更にあずのことを見ていたら、あずのことを抱きしめたくなりますよ」
「抱きしめてあずにキs……な、なんでも無いです!」
「とにかくあずのことを抱きしめたくなります!」
(まぁ抱きしめるくらいなら良いか)
(そっとぎゅっとするくらいなら役得ってことで……)
「ん……あずのことギュってしたい」
「良いですよ!さぁどうぞ」
ギュっ
「先輩にギュってされてしまいました……あぁあずは今とても幸せです」
「催眠術を覚えて本当に良かった……」
「でもこの催眠術ってどうやって解けば良いんでしょう」
「催眠術のかけ方は書いてあったけど解き方は書いてなかったんですよねー」
「適当にパンってやれば解けますかね、せっかくなのでもうちょっと遊びますが……」
(あずさんや……流石にギュっとしてるこの距離で独り言言ってたら仮に催眠術かかってても全部聞こえると思うぞ)
(まぁ多分僕以外にはやらないだろうし、良いかー)
「はい、それでは私が手をパンってやったら催眠が解けますよ」
パンっ
「どうですか、先輩?」
「ん、んー……え、僕はなんであずをギュっとしてるんだ?とりあえず離れるぞ」
「きゃー、先輩ったら大胆ですねー」
「まさか私にあんなことまでするとは……」
(おい、ウソをつくな。何もしてないことくらい僕は知ってるぞ)
「ほら、見てくださいよ、先輩。私のほっぺたちょっと濡れてるのわかります?」
「……え?」
「あ、覚えてないんですか?まぁ催眠状態にあった訳ですし、仕方ないですよ」
「ちょっと待ってくれ、ちゃんと全て説明してくれないか?」
「知りたかったら頑張って思い出してください!」
「あず、お願いだ!教えてくれ!!僕は一体何をしたんだ?」
「頼む、僕は何をしてしまったんだ?」
「嫌です。先輩がしたんだから、ちゃんと責任持ってくださいね!」
そう言って笑ったあずの指は少し濡れていた。
先輩くんは何かしちゃったんですかねw
そこは読んでくださった方の想像にお任せします。
とりあえず完結にしますが、ネタを思いつけば書くかもしれません。




