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第二十七話 ユニークスキル

久しぶりに投稿できました。

遅くなって申し訳ありませんでした!

その後、俺たちはノーダ村の村長のハルク・ノーダにゴブリンたちは殲滅したと伝えた。実際は話し合いで解決したわけだが、それを伝えても理解できないだろうから伝える意味は無い。


「本当に…本当にありがとうございました…!!」


村長は感極まったように涙ぐんでいる。この村では大騒ぎだったろうが、真相を知ってる俺たちからしたら、もはや笑い話にもならない。


レイナは少し呆れているようだが、顔には出さないようにしていた。ウォルフは明らかにうんざりしたような表情だった。おそらく俺も似たような顔になっているだろう。


帰って来た頃には夕方になっていたので、もう一泊させてもらい、次の日の朝に出発した。結構早く出たつもりだったが、村人総出で見送っていた。俺たちへの感謝を口々に言っているようだ。


…そこまで苦労はしていなかったが…いや、してないわけではないんだが…。なんとも言えない複雑な感情で俺たちは次の目的地へ向かった。


          ◇ ◇ ◇


その後の俺たちの旅路は特に問題が起こることなく、平和に進んでいた。そこで俺は久しぶりにスキルの確認を行うことにした。【鑑定】のレベルも上がったし、もしかしたら、ユニークスキルについて何かわかるかもしれない。


レイナとウォルフが食料となる魔物を狩りに行ったあと、俺はステータス画面を開き、鑑定するスキルを決める。最初は…称号から見てみるか。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

名前:【創造者(クラフター)

能力:【思考加速】【並列思考】

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これは前と変わらないな。俺のレベルが上がっても変わるわけではないのだろうか。何か能力が追加されているかと思ったのに…。もしかして、性能が上がっているのか?まぁ、レベル表記も無いし確かめようがないか。


気を取り直して、本題のユニークスキルの鑑定に移る。まぁ、これも多分変わらないと思うが…


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

名前:【万物創造】

能力:【物質創造】【魔法創造】【生命創造】

   【空想創造】【創造改変】

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


…ん?なんだこれ?俺は目を疑い、一旦閉じてもう一度【鑑定】を発動させた。映し出されたのはやはりこの画面だった。


何か増えてる!?…いや、【創造魔法】は無くなってる。となると…【創造魔法】が細分化されたのか?こんなに機能あったのか…。なんでかは知らないが…とりあえず一つずつ見ていくことにした。


まずは【物質創造】からだな。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

名前:【物質創造】

能力:物質を創造することができる。魔力によって大きさ

   を、イメージによって形状を変化させることがで

   きる。また、イメージ次第で能力を付与すること

   ができる。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


これは俺が今まで【創造魔法】で武器を創っていたのと同じことか。槍を創ったときはホブゴブリンの槍をイメージしてたから能力の付与ができたって感じか。


次は【魔法創造】を見るか。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

名前:【魔法創造】

能力:魔法を創造することができる。イメージによって威

   力、速度、範囲などの設定が可能。また、創造し

   た魔法は他の者でも使用可能。ただし、魔法の属

   性は魔法使用者の属性によって変化する。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


これも名前の通りだな。魔法の詳細は設定できるが、属性は決められない。俺が使えば無属性、レイナが使えば水属性、ウォルフが使えば火属性になると。


【万物創造】でも属性だけは変えられない…もしかして疾風の槍に風属性付与がついてなかったのはこのせいか?つまり、俺は属性付与はできないのか。少々残念だが…大した問題じゃないか。


気を取り直して三つ目は【生命創造】。


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名前:【生命創造】

能力:生物を創造することができる。魔力によって大きさ

   を、イメージによって形状や能力を変化させるこ

   とが可能。創造した生物は創造した者に従順であ

   る。ただし、他の物の創造と比べてより鮮明なイ

   メージを必要とする。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


これは漫画とかラノベでよくある使い魔を創造するみたいな能力か?思い通りの使い魔を創れるって考えたらかなり強いな。条件は多少厳しくなっているが、誤差みたいなもんだな。


続いて四つ目は【空想創造】。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

名前:【空想創造】

能力:この世界には存在しない物を創造することができ

   る。魔力によって大きさを、イメージによって形

   状や能力を変化させることが可能。ただし、他の

   物の創造と比べてより多くの魔力を消費する。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


これ大分ヤバい気がする。この世界には存在しない物…つまり転生前の世界の物を創り出せるってことだ。日本にあった家電や機械、乗り物などその対象は無数にある。この世界ではかなりのオーバーテクノロジーであることは間違い無い。


つーか、俺が神から聞いた【万物創造】の説明は“この世のすべての物を創造することができる能力”だった。この世界に存在しない物まで創れるなら矛盾してる気がしないでも無いが…いやまぁ、強いから別に構わねぇけど。


そして最後は【創造改変】。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

名前:【創造改変】

能力:創造した物を一度だけ創り変えることができる。創

   り変えられるのは対象の素材、形状、能力。他の

   創造と比べて魔力の消費は少ない。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


これは…便利枠かな。使用用途は主に武器の改良になるだろうか。対象範囲が狭いかわりに魔力消費は少ないと…。あって困るものではないし、しっかり活用させて頂こう。


俺は早速【万物創造】の実験をすることにした。まずは【物質創造】の訓練だ。咄嗟に創れるようになっといて損は無い。意識を集中させ、魔力をかき集める。ホブゴブリンとの戦いで魔力の集め方は身につけた。あとは想像力だ。


俺は次々に武器を創り出す。剣、盾、斧、鎌などなど、創ったことのない武器を中心に創る。どの武器も悪くはないがランクはEランクやDランクが大半で実戦で使えるレベルではない。まぁ、質には期待していない。創った武器は二本の剣だけ残して全部まとめてポーチにぶっ込んだ。


ここからが本題だ。【創造改変】の実験。まず試すのは能力の付与。付与するのはステータス上昇。一本の剣に魔力を注ぎ込み、イメージする。


しばらくすると魔力が眩い光を帯び、収束する。持っていた剣はさっきよりも多い魔力を纏っている。【鑑定】を使うと能力にはステータス上昇の文字があった。どうやら成功したようだ。


説明の通り、魔力の減りは格段に少ない。そしてもう一度してみたが能力は変わらなかった。一回限りの能力ではあるが、使い勝手は良い。やはり便利な能力だな。


俺はもう一つの実験を開始する。まずは剣を大剣でへし折る。大剣は刃こぼれ一つ無く、剣は真っ二つになった。そしてその二つになった剣に魔力を注ぐ。光が収まると元通りの傷一つ無い剣があった。


予想通りだ。この剣は俺が【物質創造】で創った物だ。壊れていてもそれは同じ。壊れた剣を新品へと“創り変えた”。これで修復にも使えることがわかった。ますます便利な能力だな。


この実験はレイナやウォルフが戻ってくるまで━━━実に約五時間も続いていた。その日は俺は魔力を使い過ぎて倒れた。


それを見つけたレイナとウォルフが大騒ぎをしてあたりを警戒し、俺が真相を知った二人に怒られ、しばかれるのは俺はまだ知る由もなかった。

久しぶりの投稿なのに説明回になってしまいましたね…。

ぶっちゃけ読まなくてもあまり支障が無いような気がします。

ですが、読んで頂けると滅茶苦茶嬉しいです!

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