邂逅からの異世界へレッツゴー
よろしくお願いします。
笑ってどれくらい経ったのだろうか。
急に見知らぬ声が聞こえてきた。
「笑っているところごめんなさい。」
私は本当に驚いた。目の前にフードを被った小柄でナイスバディーな女のひとが立っているではないか。
きっと、アリスだ!!
わたしは感じた。
「すいません。大歓迎して迎えるつもりだったのに…」
「大丈夫よ。楽しそうに笑っていて、私も何だか緊張が解けたわ。
私の名前はアリス。アリスって呼んでね。」
「わたしは、えみりです。えみりって呼んでください!」
「えみりが私の日記にコメントしてくれたのかしら?」
「はい、そうです。」
「ありがとう。あなたのおかげで、何回も前向きな気持ちになれたわ。」
でも、そう言ったアリスは急に顔を曇らせて謝ってきた。
「私のせいで、あの世界に行ってもらうなんてごめんなさい。
本当は、自分で何とかしたいんだけど、あっちに20年もいるのに何もできなくて…」
わたしは今の率直な気持ちを伝えて、アリスに元気になってもらおう。と思った。
「いえいえ、ありがとうでいいんですよ。
今まで物語と思っていたので、今思うと、烏滸がましいんですけど、ずっとアリスとアリスの彼氏2人が幸せになってほしいと思っていました。
だから、手助けできるのがむしろ嬉しいんです。」
「ありがとう。そう言ってくれて嬉しいわ。
そういえば、フードを被ったままだったわ。ごめんなさいね。」
そう言って彼女はフードを外した。
ええっ、どうなってるの?!
わたしは目の前の状況に混乱した。
ありえないことに、私が目の前にいたのだ。
似過ぎていた。おかしい。
わたしは日本人には珍しいゴールデンブロンドのまっすぐな髪の毛と、アンバーの瞳を持っている。
お父さんも、わたしほどではないけど色素が薄かった。だから、お父さんに、わたしが会ったことのない父方の祖母が外国人なのか聞いてみたけどお父さんは急に体調が悪くなって、その答えは聞けず終いだった。
もしかしたら、数世代前にに外国人の先祖がいて、先祖返りをしたのかなと思っていたりする。
それは置いといてだ。
驚愕的にも、アリスと私は、瞳は同じ色で、髪の毛はアリスが少し茶色っぽい感じだったけど、顔のそれぞれのパーツは同じと言っても過言ではないほど一緒だった。
「えーと」
驚きすぎて、言葉が出なかった。
「私たち似ているわね。親子みたい。
でも、世の中3人は似ている人がいるって言うし、こんな偶然があるのね。」
アリスはあまり驚いた様子はなく、少し考えた素振りを見せてそう言った。
もちろん、アリスはわたしのお母さんではないし、わたしの顔はお父さん似だけど、お父さんは一人っ子だから親戚とかではないと思うんだけど…
本当に親子、いや一卵性の双子レベルで似ている…
言葉が出ない。でも、なんとか返事をした。
「ええ、びっくりしました。
わたしの20年後を見ているようです。」
アリスは部屋を見回して、少し目を丸くして、また笑顔になった。
「私が、えみりの代わりに、ここで生活するのよね。」
「はい。わたしの机の上に、わたしの生活について、とかを書いているノートを準備しました。
家にあるわたしの物はなんでも使ってください。
あと、アリスの日記は持って行っても良いですか?」
「ありがとう。もちろんよ。私も手元に持っているし、ぜひ役立ててちょうだい。
私も、あなたの代わりを頑張って努めるわ。」
「無理はしないでください。
ここの生活をアリスなりに楽しむ気持ちでいてください。」
「本当にありがとう。」
そういえば、アリスはどうやってわたしの代わりになるんだろう??
わたしは疑問に思いえ、口にした。
「顔は大丈夫ですけど、身長とかは変えられるんですか?」
アリスとわたしでは明らかに身長が違うし、アリスと違って、出てほしいところが出ていない、悲しいわたしとではスタイルも違う。ああ。。。羨ましいよー。。。
「そうそう、このペンダントをかけてくれない?
これで、魔術を使って、えみりの容姿をコピーできるの。」
「ええ、魔術ってすごいですね。」
アリスがペンダントをつけると、守りたい系容姿を持つアリスから、完全にわたしに変わっていた。
少しもったいない気もしてきた。
「できたわ。こんなに高い視界、初めてだから、とっても嬉しい。」
アリスが喜んでいるから、良しとしよう。
「ほんとすごいです。」
あ、1つアリスに頼みたいことがあったんだった。
「わたしの机の上に白紙のノートがあるんですけど、また交換日記ってできたりしますか?」
「ええ、できるわ。私の魔法でやってみるわ。」
んん??なんかわたしの手も光った気がするけど気のせいかな?うん、きっと反射だ。
ノートが2つになって、薄い光で繋がっていた。
「はい。できたわ。」
「すごいです。ありがとうございます。
もし、困ったらこれで連絡するかもしれないのでよろしくお願いします。
アリスも困ったらこれで連絡か、隣の家に住んでいるわたしの幼馴染みの如月凌空を頼ってください。」
「ええ、わかったわ。ありがとう。
えみりも困ったら、必要になるかはわかんないけど、このペンダントを使って。
わたしの光魔法を入れておいたわ。」
「こんなすごいのをいただけるんですか!?
ありがとうございます。めっちゃ重宝します!!」
「それと、多分今から私の部屋に行くだろうから、私の家はもうえみりの家だから、自由に使ってね。詳しくは彼に聞いて。」
「助かります。そうさせて、いただきます」
彼とはゴットのことらしい。
よし。ゴットには責任をとってもらって、いろいろ教えてもらおう!
わたしは名案が浮かび、ニマニマした。
噂をすると、また脳内にあの言葉が聞こえた。
「えみり、そろそろ時間だ。
あっちの世界に行こう。」
「はい!わかりました!」
なんだかワクワクしてきた。
「えみり、本当にありがとう。そして、気をつけて。」
「あっちの世界を楽しむ気持ちで望みます。
彼を絶対助けてきます。アリスはリラックスして待っていてください。」
そう言いながら、気合いを入れて、覚悟を決めた瞬間、謎の風と光に包まれた。
待って、スピードがめちゃめちゃ速い。
ゴットーー、それは事前に教えてくれよーー
5話分も読んでくださっている皆さん、ありがとうございます。
今後とも読んでいただけると嬉しいです。
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