憐れな僕と先輩の推理
バグってて投稿できてませんでした(;´д`)トホホ…
本ッッ当に申し訳ございませんm(_ _;)m
「朽葉クン、めっちゃ怪しかったよね」
先輩、めっちゃ暴言ですよね。……誰の発案でこんなことしてると思ってるんですか。
「なんていうか、挙動不審の権化みたいだった」
「不審者のお手本みたいだったな」
「……理不尽の擬人化みたいな人たちですね」
なぜ二人して僕を貶めるんだろう。僕に何か恨みでもあるのだろうか。そもそも誰のためにこんなことをしていると思っているのか。
「そもそも、この中で一番背の高い龍宮さんがすればいいじゃないですか」
「ほぉぅ…このあたしに指図するとは………射殺許可が降りるまで生きていることに感謝して待っていろ」
「あなたは一体何をするつもりなんですかっ?!」
射殺許可?せめて発泡許可と言ってくれ。射殺前提で申請を出さないでください。
「ここから先は開けてはならないパンドラの箱……消されるぞ」
「一番消してくる可能性が高いのは今のところ龍宮さんですよねっ…。あと某小さくなった科学者のセリフを我が物のようにパクるのやめてください」
「ペロッ……青酸カリ!?」
「勝手に国民的死神を殺さないでもらっていいですか?」
あ、この死神を死なせた発言は先輩のものだ。面白そうだからと言う理由で乗っかってきたらしい。
「それで?先輩の仮説って何なんですか?」
「あぁ、言いかけて忘れてた…朽葉クンが話を逸らすからだよ」
「僕のせいですか?先輩が再現してるのは状況じゃなくて冤罪の方でしたか?」
「口の減らない後輩だね。──私、さっき朽葉クンが怪しいって言ったよね?」
言いましたね。またその揶揄を掘り返すんですか?
「あれはバカにしてただけじゃないの」
今完全に『だけ』って言いましたね。やっぱり馬鹿にしてたんですね……っ
「傘をさしていた彼──中野さんにも自分が目立つのは予想できたはず。そうだよね?」
「そりゃあまあ、そうですね」
「確かにそうかもな」
「なら、どうしてわざわざ目立つようなことをしたのか?──この問に対する最も自然な答えは目立ちたかったから。そうでしょ?」
なるほど。確かに目立つことを意図せずこんなことをした可能性と、意図しての可能性を天秤にかけたら、当然のように後者に傾く。少なくとも現在進行形でその『目立つこと』を実践している僕はそう思う。
「確かに一理ありますね。ところで先輩、僕はいつまでこんなことを?」
「納得できる結論が出るまで」
「鬼だ……」
僕は今初めて、鬼をみた。真に恐ろしくは人の業。人間とはここまで残虐になれるのか。
「あの…いい加減腕が辛くなっ───」
「私の仮説、ここまではいい?」
「あぁ、続きを聞かせてくれ」
うわぉ……恐ろしく速いスルー、僕でなきゃあ見逃しちゃうね。
「ならなぜ、目立つ必要があったのか?さてワトソン君、あの道化を見たまえ」
「誰が道化ですか誰がっ。何の上に立とうと人の上にだけは立っちゃいけない人ですね貴女はっ!」
「フフッ。天は人の上に人を造らず──さ」
「なんて酷い発言でしょう。1万円札を使うのが嫌になってきました」
「…いいから推理を続けろ!」
一喝。話が脇道にそれまくって怒り心頭のご様子だ。さすがは全生徒から信を集める(のかどうかは知らないが)生徒会長。こんなことを生徒会の存在すら認知していなかった僕が言っても説得力はないかもしれないが、迫力のある一声だった。
「ごめんごめん。とにかく、中野さんはキョロキョロしてたんだよね?」
そう言ってちらりと僕を見る。僕はキョロキョロする演技を再開した。中野さんの動きを再現させられる中、あれこれといちゃもん、もとい修正を加えられたので先輩が見た中野さんの動きを大体は再現でているだろう。
「朽葉に動きを再現させるときに言ったが、確かにしてた」
「なら物凄くシンプルに考えて、キョロキョロしていたならそれは何か、もしくは誰かを探していたからだよね?」
「そうなるな」
ここまできてようやく、僕には先輩の言わんとすることが理解できた。確かに、それはありそうなことだ。
「誰か、すぐに連絡の取れない人と待ち合わせをしていたってことですか?」




