14話 神鳥
《おや、こんな辺鄙なところに人がいるとは珍しいね。元龍の隠し子かい?》
《ソンナハズナカロウ、我ハ龍ダゾ人族ナド作レルカ。フィリウスハ我ノ弟子ノヨウナモノダ》
《あの元龍が弟子を取るとはね、この子はそんなに強いのかい?》
《イヤ、我ガ小サクナッテ漸ク戦エル程度ダナ。マダマダ我ノ子孫ニハ勝テンダロウ》
《はぁ~それは弱っちいねぇ》
「いやいや、俺をお前たちの強さのステージで比較しないでくれ、これでも毎日必死で生きているんだから。それよりお前は誰なんだ?」
俺はジンを宥めながら、二匹の会話に突っ込んだ。
《おや私を知らないとは、これでもペルトゥバーティオ大陸の守りを担っているのだけどねぇ》
《コノ者ハコノ島カラ出タコトガナイカラ、知ラナイノモ仕方ダロウ》
《? この島には人は住んでいなかっと思うけど。》
《フィリウスハ特殊ナノダ、突然コノ島ニ居タラシイ》
《まぁいいわ、私の名前は【ガルダ】元龍と同じく神が創られた原初の神鳥よ。今はペルトゥバーティオ大陸の守り神をしている。》
「守り神?」
《おや、そこからかい?守り神とは、各大陸を守護する神獣のことさね。と言っても私たち神獣は人同士の戦いには介入しない、するのは神獣に成り立てのモンスターの指導や調子に乗り過ぎた神獣の調教もしくは排除が使命さね》
「この世界はそんなに神獣がいるのか?」
《そうさね、各大陸に守護として必ず1体はいるから最低6体はいるね。もちろんこの元龍もその一体さね、あとはその子孫や突然変異でなるやつがいるね。だから数える程しかいない》
「へーじゃぁほぼ暇なんだな」
《・・・確カニソウダガ正直ニ言イスギダロ、仮ニモ相手ハ神獣ダゾ》
「そんなの今更だろ、ゲンの教育の賜物だよ」
《なってないねぇ。まったくどんな教育をしてんだい元龍》
《教育ナドシテオラン、我ハ戦エルヨウニ指導シタダケダ》
すると、横に大人しく座っていたジンがローブを引っ張る。
「なぁ、俺の事はいいから飯にしないか?うちの子が腹減ったらしい」
《ム、モウソンナ時間カ。続キハ食ベナガラデモスルカ。》
《そうさねじゃぁ、私は自分のご飯でも取ってくるかね》
「ああ飯だったら、俺が狩ってきたのがあるから大丈夫。今日はキングシュリンプと虹鮎、後は茸とか野草とかなんだけど、ガルダは魚とか食べれるか?」
《ありがたいねぇ、キングシュリンプは私の好物の一つさね》
「その代わり、小さくなってくれよ」
《それぐらいなら慣れてるから問題ないね》
その後、鷹サイズに変身したガルダとミニゲンとジンとで、夕飯を食べながら色々と話をした。




