12話 龍にも好評
火を起こし寝床の準備をしているとゲンが巨大な獣を咥え帰ってきた。
「なぁゲン、その咥えてるモンスターって何?」
《コレカ?コレハ【グランドバイソン】トイッテ中々美味インダゾ》
そうですか、俺はそんなモンスターに遭ったら即座に逃げますよ。だってトラック並みにデカいし、角なんか絶対何かを刺殺したであろう血でシミが出来てるじゃん。
《フィリウスモ食ウカ?》
俺はまだモンスターを食べる勇気が出なかった為謹んで辞退した。
「俺はこれがあるからいいよ」
とどん○を創りだした。
するとゲンはスンスンを鼻をならし、どん○を嗅ぎだした。
《ナンジャソレハ?イイ匂イガスルノ》
「これはそばといって俺がいた世界の食べ物だ」
《美味ソウダナ、我ニモクレ》
その巨体で食べるのか?と思い聞いてみた。
「あげるのは構わないがその巨体だと味わう何も無いんじゃないか?」
《ム、モット大キナモノハダセナイノカ?》
そういわれサイズ変更できるのかチャレンジしてみる。
するとステータスのような画面が出てきた。
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レベルが100を超えた為、どん○の大盛りが創れるようになりました。
これを実装しますか?
Yes ←
No
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・・・とりあえずYes押しとくか。
「一応大盛りは出せるようになったけど、ゲンの大きさだと誤差の範囲ですらないだろうな」
《仕方ガナイナ、縮ムカ》
突然ゲンが光り出したと思ったら、目の前に小型犬程の龍がいた。
「ゲンなのか?」
《ソウダ、久々ニ【伸縮】ヲ使ッタカラ思ッタ以上ニ縮ンデシマッタガナ》
「なんか可愛いな、ずっとそのサイズでいてくれ」
《バカヲ言ウナ、コノ大キサマデ小サクナルトステータスモ ソノ分弱クナルンダ》
「もしかして今ならゲンに勝てるのか?」
《アト半分縮ンダトシテモ フィリウスニハ負ケンヨ、ソレヨリ早クソバトヤラヲクレ》
などとドヤ顔をしていた。
お前どんだけ強いんだよと思いながらミニゲンの前にどん○大盛りを置いた。
「熱いから気を付けろよ」
《湯程度ノ熱サナド龍ノ我カラシタラ熱サノ内ニ入ランワ》
と鼻で笑われた。
それもそうか、火とか吐きそうだしなと思い俺もどん○を食べ始めた。
《ム!コレハ美味いな!!生マレテ初メテノ味ダ》
「それはよかった、というか普段何食べてんだよ」
《イツモハ狩ッテキタ獲物ヤ果実ヲ ソノママ食ウグライシカナイカラナ、コノヨウナ複雑ナ味ハ初メテノ経験ダ》
まぁあれはあれで血の味がして美味いんだがなと付け足した言葉に、俺はその食事風景を想像してしまい少し気持ち悪くなった。
早くも食べ終わり汁まで飲み干そうとしているゲンに御代わりはいるかと尋ねると要らんと言われた。
《コノ大キサニナルト腹モ小サクナルカラナ、少シノ食事デ満足デキルノダ》
その為に小さくなったんだぞと言われた。
そうだったな、その可愛い見た目にすっかり忘れてたよ。
「ところで狩ってきたモンスターはどうするんだ?」
《ン?ソウダナ腹モ膨レタシ アノママダト腐ルカモシレンナ》
そういうとゲンが徐に立ち上がり、グランドバイソンに向かって白い息を吐きだした。
《ホワイトブレス》
グランドバイソンがホワイトブレスに包まれるとビシッと音を凍った。
「すごいな、けど絶対俺に向かって吐かないでくれよ」
《フム、善処シヨウ》
善処じゃなくて確約してくれと思いながらも、火の近くに横たわり明日からの修行の為、早く寝ることにした。




