始まりの原因
第2話です。
1話に引き続きお楽しみ下さい。
読み終えたら良ければ評価、コメントの程よろしくお願いします。
正面からの右ストレート。
そのパンチ一発で格闘技の経験がないのは明らかだ。
(汚いパンチだな)
俺は軽々しく嘲笑うかの様にパンチをひらひらと避ける。
当たらないのに原を立てたか、龍也のパンチは右左右左と雑に繰り出される。
次第に息が上がりパンチに力が入っていないのが目視出来る様になってから口を開く。
『もういいか?そんなパンチいくら打ったところで当たるわけが無いだろう、腹立たしい』
『ちッ、栗原ぁ!小田ぁ!そいつ大人しくさせとけ』
クラスの奴らの名前を呼び俺を押さえて付けるよう龍也が支持した。
はいはいと仕方なさそうに出てきた彼らは俺を拘束する。
(はぁ、小賢しい、いい加減お灸を据えておくか)
『なぁ、もしかしてこれタイマンで勝てないからって事でいいんだよな?』
わざと相手を馬鹿にした様な口ぶりで話す。
相手から冷静さを奪うのだ。
『何だと笑わせんじゃねぇよ、何時だってボコボコに出来るに決まってんだろ、ただ今日は寝不足なんだ無理したら授業に支障が出ちまうだろ』
『そうか?ところで今日何日だっけ?』
『は?忘れちゃったのか?今日は....
一瞬俺から目を離す、俺を押さえてる奴も同様に。
2秒で足りる。
視線がずれた瞬間、肩、腕の関節を外し右手を取り返すそして左の奴を背負い投げし右の奴とぶつけて意識を刈り取る。
そして龍也の後ろに周り首を絞め喉の奥に指を突っ込む。
『んごごおごご、ごあごぎごぉ』
あまりに一瞬にして起こりすぎて気づかなかったのだろう。
『無様だな』
そう耳元で嘲笑う。
クラスの連中も何が起きたのかわかっておらず困惑していた。
龍也の喉から指を抜き、手を拭く。
咳をこみ、涙目ながらも、彼が口を開く。
『お前ぇ!一体何をしたんだ!』
『何だ?見えなかったのか?残念だなそんな調子では俺をボコボコにするのは、夢のまた夢だな』
『くそったえガァぁぁぁぁ!』
そう言いながら龍也はポケットからバタフライナイフを取り出しもう突進してくる。
だが当たってやる必要も無い右サイドに大きくステップを踏み、足を出す。
そして転びそうになった龍也の髪の毛を掴み放り投げる。
避けられると思っていなかったのだろう腰が引けている。
俺は静かにゆっくり龍也に歩み寄る。
そして耳元でこう囁いた。
『チェックメイトだよ』
龍也の左手にバタフライナイフを突き刺さした。
読んでいただきありがとうございました。
もしよければ、評価、コメントの程宜しくお願いします。
今回もまだまだ序盤という事で始まったばかりですが、楽しんでいただけていたら幸いです。
煎れ為替派




