私達はお祭りを楽しみたいけど勇気が足りない
(前回のあらすじ!)
月に行った私達!無事に2人を仲間にできました!そして、学校のお祭りがあるから帰った来たのである!
「学園祭ですか........。〜と〜に会わなければいいですけど」
「え?なんて?」
「なんでもないです!」
浴衣来たりすんのかなー。
天使学園から転校してきて瑞希と会って、
命華と知依李と実験の班が一緒だったな。
北斗とは席が隣だったし、楓くんとは中等部の廊下でぶつかったのが始まりだったかな。
色々あって、冒険する事になったよね。
懐かしいな笑
最近なんだけどね。
「先輩、浴衣着ないんですか?」
「え?着ないよ〜、似合わないし・・・」
「チャイナ服は着れるのにですか?」
「うっ、あれはあれだよ。恥ずかしいの!」
1回ずっこけたことがあったんだよね。
トラウマっていうか.........。
「ウチは着る勇気がないわー。柄じゃないし」
「私も無理よ。着たことないしね。」
瑞希と命華もそう言った。
まぁ、お年頃だしね。
楓くんがジンベエ着るならいいんだけど。
「お兄様、着てみて下さい!似合いますから。」
「嫌です!月の番人としてのプライドが・・・」
「着てください!」
「っ、きゃあああああああ!!」
小兎さんの甲高い悲鳴が学校の保健室に響いた。
ベットに連れ込まれ、カーテンを閉めて、着替えさせられている様だ。
パッと見、ただの変態だ。
.........3分後。
涙目の小兎さんと、満足そうな綾月が出てきた。
少し女の子っぽい浴衣だが、ヘアアレンジ的に男子に見える。
かきあげ前髪にピン、髪を1つに束ねた髪型。
茶髪が大人感を出している。
「変態女っ.........!」
「そんなこと何もしてません。着替えを少し手伝っただけです。」
「なっ、いくら兄妹だからと、何をしても言い訳ではありません。着替え位1人で出来ます。」
静かにバチバチと火花散らしている。
怖いし、怖いし、怖いし、怖い。
それで何をしたんだ。
いや、考えないでおこう。
「命華着ろよ。絶対似合うから。」
「見たいだけでしょ。あんたが着るならいいわ」
「着る。」
「ただしあんたの魔法ね。」
へー。着るんだ。
私なら何を言われても着ないかも。
はずかしいし。
転ぶとやだし。
「先輩、着ないんですか?」
「うん!」
「.........残念です。どうしてもですか・・・?」
かっ、可愛いいぃぃぃいっ!
何この生き物!?
え、私着ちゃう。
「浴衣一瞬着替え!」
パァァァ.........。
眩し.........。
「あっ、悪い・・・。全員にかけちゃった」
テヘペロっ、と北斗が誤魔化す。
ひぇぇ!私のと命華の浴衣、超ミニスカートじゃん!
命華のはフリル沢山の紫、私のはシンプルな赤と白だけど、黒いリボンが超デカイ!
楓くんは水色のベースに黒と赤の金魚が書かれたジンベエだ。
北斗は黄緑のベースに、白と深緑の葉っぱが描かれたジンベエ。
瑞希は白のベースに椛、そして水色の帯。
知依李は黒のベースに白の蝶、金の帯。
綾月はピンクのベースに金の三日月、白の帯。
「学園祭、行こっか!」
「ウチ、りんご飴食べたい。」
「私はわたあめが食べたい。」
私が言うと、瑞希と命華がくちぐちに言い始めた。
なんだかんだ、楽しんでいる。
「先輩、一緒に回ってもいいですか・・・?」
「いいよ!迷子になったらごめんね」
「迷子にさせません。」
かっこい。
惚れてしまうほど凛々しいな。
「あーっ!和神!俺!覚えてる!?」
「あー、見つかりたくなかったのに。龍咲には」
「俺もいますけど。こんにちは。先輩。」
りゅうさくくん?
お友達かな?
「俺、神成 怜真です。こっちは日神 龍咲です。」
「礼儀正しいね。私は水無月 南那架。」
「水無月パイセンちーっす!龍咲っス!」
おお、仲良し3人組だあー。
「先輩、もう行きますよ。」
「ちょっ、まっ、楓くん?」
振袖をちんまりつまんで、私を引っ張って早歩きする。
これ、周りから見たら、カレカノに、見えるかな?それだったら、恥ずかしい・・・な。
そんな事ないか!
「先輩、射的やっていいですか?」
「出来るの!?凄いね!」
「まぁ、得意ですよ。」
楓くんは屋台のおっちゃんに三百円を渡し、すぐに構えた。
パァンっ!
少しだけ大きな音が響いた。
商品の方を見ると、ぬいぐるみが倒れている。
「まいど〜、これ商品。」
「先輩にあげます!」
「えっ。いいの?なんで?」
「なんでって、先輩のために取ったからです。」
楓くんが恥ずかしそうにはにかんだ。
・・・可愛い。
正直、ぬいぐるみより可愛いよ。
「ありがとう!わかちゃん!」
「わかちゃんって呼ぶの辞めてください!」
「ヤダ〜、わかちゃん可愛いから(笑)」
真っ赤になりながらほっぺを膨らますわかちゃん。
.........めっちゃ可愛い
うん、女の私よりだよぉ〜っ!!
「先輩、早く行きますよ。怜真に見つかりたくないですし。」
「なんで?」
「だって、初対面の人に黒歴史バラすんですよ」
え、聞きたいよ?
私は言いそうになったけど、わかちゃんが赤くなって可愛いので、言わないことにした。
「あっ、水無月先輩。」
「怜真くん。」
「げっ!」
わかちゃんが私の後ろに隠れた。
「和神、小学生の時先輩に告白して振られたんですよー。2週間は落ち込んでましたよ。」
「え?待って、それ私かも!」
中学の時、小学生に告白されて、桜の木の下で振った記憶がある。
「えっ、あの黒ショートの・・・先輩だ........。」
「あの銀髪ショタ、楓くんだったのかー。」
初めての出会いは廊下でぶつかった時かと思ってた。
でも、案外昔に会ってたんだね。
なんだか面白いな.........。
楓くんをふと見ると、真っ赤な顔をしていた。
「何赤くなってんの(笑)」
「龍咲っ、だって.........先輩に2回もこくはkッ」
「ん?何?」
続く.........(?)




