解説:スキル神のご都合主義
決定的な説明ではないもの。こんな感じだろうかと考えながら書いていたものなので最終決定されたものではない可能性が高い。自分で書いたんじゃないの? っていうツッコミ話の方向で。
あ、はい。どうかしましたか?
……はあ、この世界のスキルに関しての仕組みがわからない。だからスキル神である私の方にお手紙を出して詳しく尋ねたい、と……それをわたしにだされてもこまるんですが。アズさん意外とかかわるのは本来禁止ですし。いえ、まあいいんですけどね? ここにこうしてそのお手紙が届いているということは詰まり話足にそのあたりのことを詳しく語らせるつもりなのでしょう。ええ、本当に無駄に知識が流入してきます。
まあ、そういうことなので私もいくらかスキルに関しての話をさせてもらうことにします。
・スキルについて
この世界のスキルは世界の法則に組み込まれた世界に与えられる能力です。
それほど難しいものでもありませんが、基本的に人間はほとんどすべてのスキルを覚えられる、他の生物は己の特徴に見合ったスキルを覚えられる、そういったシステムで成り立つ特殊な力。あらゆるすべてが力になっているわけではなく、ある程度特色のあるものがスキルになりますが……実はこのスキル、勝手に増えてるんですよね。私たちスキル神は主にスキルの付与が仕事で、スキルに関しての知識を持つ必要性はなく、そのせいで世界に存在するスキルがどれほどあるかも完全に把握している神はいないでしょう。ただし、私の上司を除く……ですけどね。私たち中位の神は基本的にスキルの付与以上のことはしませんが、上位の神になるとそれぞれ世界の様々なことをしなければいけなくなりますので必然的にスキルもきっちりと管理しています。私たちもスキルの確認をできないわけではないですが……まあ、そうする必然性がないのでしない神が多いですね。
さて、スキルを覚える条件は……厳密に設定されている物ではありません。大まかにスキルが欲しい、と心で思えばそのスキルを入手できます。ただし、このスキルの入手、結構いろいろと面倒くさいところがあるんですよ。スキルは明確なイメージを持たない場合、その内容にうまく合致スキルが存在しない場合中々習得できない、というのがあります。具体的に<剣術>が欲しい、と思えば<剣術>を得られますが、剣を扱うスキルが欲しい、であるとそのスキルの内容が多岐に渡りますよね? <剣術>、<剣>、<小剣>、<長剣>、<大剣>、<魔剣>、<剣気>、<剣技>、まあ具体的にあげればもっといろいろとあるかもしれませんが……まあ、そんな感じで単純に剣を扱うスキルだと大雑把にそんな感じの多くのスキルを含むため、こちらとしても度のスキルを付与すれば……ということになります。でも、例えば今持っているこの剣で戦うためのスキル、とかだとその剣の種類によりますけど結構限定されますよね? この持っている剣で、戦闘する、戦うことのできる、剣を扱うためのスキル、とかだとほぼその剣を扱うスキルに限定されますから、そのスキルを与えればいいということになります。
まあ、そういったスキルの付与ですが、例外的なことは何処にでもありえます。前提としてスキルの名前を知っていればそのスキルを得られる、覚えることのできないスキルも世の中にはありますが、そのスキルにかかわる性質を持つスキルを覚える、またはその影響を受けることで覚えられるようになる、生まれつき持っている才能ゆえに得られてしまうスキル、なども存在します。まあ、この世界も発展途上といいますか、作られてまだまだ直すべきところはいろいろとあるんです……それ以上に、厳密にがちがちに固めないというのも前提になっているのもありますけどね。
・レベルや派生に関して
スキルレベルは使えば使うほど上昇する……のですが、一応限度はあります。ただ素振りをするだけで<剣術>を極められるはずもなく、戦う中で成長する。でも雑魚を相手にしても成長はいずれ限界を迎える……同じくらい強い相手、もしくは自分よりも強い相手、そういう相手が必要になるでしょう。経験値を得てあがるレベルの方では少し話は違ってきますけどね? あちらは経験値さえため込めばいいだけですから。まあ、相手の強さ……レベルや種族で得られる経験値は違いますし、種族のレベルの上がりやすさの違いもありますし、一定のレベルから上昇しにくくなったり色々……っと、スキルの話についてでした。まとめるとスキルレベルはそのスキルがよりうまくなるための条件を経由しないと成長しない、ということです……か? こういう部分での説明はあまり得意ではないですね。
ちなみに、スキルレベルが上がればスキルが強くなる……のは事実ですが、それだけで強くなるわけではないのには注意が必要です。例えば<剣術>のスキルを得たから剣の腕がよくなるわけではありません。持っていない時よりは上手になることは間違いないのですが、剣の覚えのない人間が剣をいきなり手に入れても極端に強くなるわけではない……ということになります。剣を習って<剣術>を覚えた人間と、剣を知らず<剣術>を覚えた人間では当然前者の方が強いですね。同時に、剣を扱う技術を高めたいと思いながら<剣術>をレベル上げするのとただスキルを使いレベル上げするのでは、前者の方が能力が上がるのは当然です。言うなれば、見えない部分のステータス……種族スキルなどと同じマスクデータのようなものですね。まあ、わかる部分だけがすべてではないということです。
派生スキルに関してですが……これはある方が少ないですね。<跳躍>と<空中跳躍>など、極めて珍しいといいますか。スキルの派生は、まず前提となるスキルの存在が必要になります。<空中跳躍>は空中で<跳躍>を可能とするスキル。<跳躍>は地上、または壁など、物理的に存在する物を足場にして自分の体を<跳躍>させるスキル。<空中跳躍>はそれ単体では成立しえないもの、ゆえに<跳躍>から派生するということになります。
・スキルの性能
スキルも色々ありますが、そうですね……スキルの種類による違いに関してでも。具体的に例を挙げるなら、感知系スキルの違いとか。
感知系スキル……<振動感知>、<危機感知>、<空間把握>、<魔物察知>、<気配察知>、<危険探知>など様々なスキルが存在します。さて……ここでスキルの一例を大雑把にあげますが、<危機感知>、<危機察知>、<危機探知>、<危機把握>など……これらの違いは何か、と言う感じになります。大雑把に危機について知ることのできるスキルと言う点では共通しますが、それぞれの性質は結構違います。<危機感知>は今現在自分に襲い来る危機を知ることのできるスキルです。事前の行動で危機にかかわる部分が存在しない場合、それを知ることはできない……近づいてくるだけでは危機たりえないという認識になるからですね。攻撃意思を持った、害する意図を持つ自身に当たる攻撃が行われて初めて危機となる。そこで<危機感知>がようやく発動します。<危機察知>は危機となりえる存在を、事前に察知するスキル。逆に言えば現時点で危機になっているものかどうかは不明と言うのが面倒な話ですね。<危機探知>は使用することで危機を察知できる。ただし、この危機というのがまたくせもので、この先危機となり得るもの、という感じにすると対象が大きすぎます。極端な話、足元の水たまりですら反応する危険性がありますからね。なのである程度どういった危機が起こりうるものか、という前提を設定する必要があります。<危機察知>と<危機探知>はかなり似ていますが、前者はパッシブで後者はアクティブ、という特徴があります。ああ……そういえばスキルのパッシブ性能とアクティブ性能についてあの話もありますか。結構面倒なんですよね……アクティブに見えてパッシブ性能もあるすきるもありますし、パッシブに見えるけどアクティブな性質を持つスキルもあります。レベルの上がりもアクティブな反応になってから、なものもありますから……何とも言えません。最後に<危機把握>これは危機を空間的に把握するスキル、と言うことになります。いろんな意味で<危機把握>は扱いづらいです。まあ、どれも性能が悪いわけではありません。特色が違う、ということなので状況によって使うべきスキルを変えるといいでしょう。まあ、そんなにたくさんのスキルを覚えるのは難しいのですが。
ちなみに。<危機感知>と<危険感知>。似ているように見えてこれらのスキルは違うものです。<危機感知>は自分に襲い来る危機を感知するものですが、<危険感知>は自分にとって危険となり得るものを感知するスキルです。感知系統の多様さがあるならば、その前の危機系統の多様さもある。○○××、と言った感じで前後の言葉が少し変わるだけで大きく変わってくるものなのです。面倒な話ですよ……管理する側にはスキル数が増えられると大変です。まあ、私たちはあくまで既に存在しているスキルで要求されるものに合致されるスキルを自動取得して付与するだけです。スキルに関しては世界の法則で維持されていますから。
と、いくらかおおまかに話してみたがどうでしょうか? え? わかりづらい? そういわれましても……私の方もそこまで詳しく世界の仕組みを理解しているわけではありません。世界の法則に干渉し、世界の役割を果たす神ですが、この世界がどういうもので成り立っているのかまでわかっているわけではないのです。特に私たちのような、役割を与えられる神は自分のかかわる分野、自分の果たすべき役割以外ではあまり役に立ちません。全能なる神、万能なる神、世界を作り上げた創造主、そういった存在と比べると単なる役職を与えられただけの私たちではどうしようもないことの方が多いんです。まあ、上の方の人たちも別にそこまで自由に活動できるわけではないそうですが……あの人たちはあの人たちで自分たちの仕事に忙しいようですからね。




