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狂った歴史と、不敗の軍師~信長を死なせた男、今川家を支えて魔王に挑む~  作者: チャプタさん


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第七十話:不戦の婚姻

第七十話:不戦の婚姻


 静寂が、清須城の大広間を覆い尽くしていた。


 文月の陽光が庭の青葉を照らし、開け放たれた障子の向こうから、風がかすかに吹き込んでいる。つい先刻まで諸将の声が飛び交っていた広間は、市姫の一言によって、物音ひとつ立たぬ場所へと変わっていた。


「――わたくしは、この今川の軍師殿の妻となり、不戦の礎となりとうございます!」


 その言葉の余韻が消えても、誰ひとり、すぐには口を開けなかった。


 広間の中央に座す鍋蓋翔次は、顔を上げたまま固まっていた。目の前に立つ市姫は、頬をほのかに染めながらも、その瞳には一片の迷いもない。


(……妻? いま、この姫君は……俺の妻になると、そう仰ったのか?)


 戦場で幾度となく死地をくぐり、幾万の兵の生死を左右する決断を重ねてきた男が、たった一言に思考を奪われていた。


「……な、何と……!」


 三河の石川数正が、ようやくそれだけを絞り出した。


 前田利家の手から朱槍が滑りかけ、木下藤吉郎は目を見開いたまま口を閉じられない。滝川一益の表情にも、蜂須賀小六の顔にも、普段の落ち着きはどこにもなかった。


 織田家の総姫として知られ、各地の大名から持ち込まれた縁談をことごとく退けてきた市姫。その姫が、今日初めて対面した今川の軍師に、自ら婚姻を申し出たのである。


 しかも相手は、十年前に兄・信長を失う遠因となり、織田家と今川家の長きにわたる戦いを担ってきた男だった。


「――姫様ッ!」


 沈黙を破ったのは、前田利家の怒声であった。


 利家は勢いよく立ち上がり、朱槍の石突を床に打ちつけた。


「何を仰せられるか! ご乱心召されたか、市姫様! その男は、我が君・信長公を田楽狭間にて討ち果たした今川の軍師ぞ! 十年にわたり我らの前に立ちはだかり、幾度となく織田の兵を苦しめてきた宿敵! なにゆえ、かような男を夫に選ばれるのです!」


 利家の声には、主君を失った家臣としての憤りと、妹君を案じる心が入り交じっていた。


 藤吉郎も、居ても立ってもいられぬ様子で身を乗り出す。


「相成りませぬ、お市様! 大津の富も、敦賀の湊も、美濃の山林も、我らが築き上げた商いの道もございまする。織田家には、姫様を迎えたいと望む家がほかにもある。なにゆえ、敵国の軍師に自ら嫁がねばならぬのです! まことに、勘定が合いませぬぞ!」


 滝川一益は険しい顔で翔次を見据え、蜂須賀小六も髭を撫でながら、信じ難いものを見るように市姫を見つめていた。


 美濃の国人衆も騒めき、今川方の使節団は不測の事態に備えて身構える。ひとつ間違えば、和睦のために集まったこの広間が、再び血を流す場所になりかねなかった。


 だが、市姫は動じなかった。


「お静まりなされ、又左衛門殿。藤吉郎殿」


 声は大きくなかった。しかし、広間の隅々にまで届く、凛とした響きがあった。


 亡き信長を思わせる気丈さに、利家も藤吉郎も口を閉ざした。


 市姫は、まず利家へと向き直った。


「又左衛門殿。今川が信長公を奪った仇敵であると申される、そのお心は、わたくしにも痛いほど分かりまする。十三歳のあの日、今川の軍勢に囲まれ、命の終わりを覚悟した恐ろしさを、わたくしは今も忘れておりませぬ」


 その瞳に、かすかな涙が浮かんだ。


「兄上を失った悲しみも、織田家が歩んできた苦難も、決して消えたわけではございませぬ。されど……翔次殿は、己の関わった過去を言い訳になさらなかった。責めを他人に押しつけることなく、己の罪として受け止め、十年にわたり、戦で失われる命を減らし、民が飢えぬよう道を整え、争いを終わらせるために力を尽くしてこられたのです」


 市姫は翔次を見た。


 その眼差しには、先ほどまでの恋する乙女の面影だけではなく、十年の歳月を見つめてきた者の静かな敬意が宿っていた。


「わたくしは、翔次殿が過去に犯した過ちを、なかったことにするつもりはございませぬ。亡き兄上が戻られるわけでも、失われた命が蘇るわけでもない。けれど、過去を悔いるだけでは、明日の命を守ることはできませぬ」


 広間が静まり返った。


「過ちを知りながら、そこから目を背けず、二度と同じ悲しみを生まぬために歩み続ける。その姿を、わたくしは尊いと思うのでございます」


 翔次は、何も答えられなかった。


 十年の間、幾度となく戦場で死者を見送り、戦を避けるために策を巡らせてきた。だが、その働きが過去の罪を消すことはない。そう己に言い聞かせてきた男にとって、市姫の言葉は、慰めである以上に、逃げ場を与えぬ真摯な理解であった。


 市姫は藤吉郎へと向き直った。


「藤吉郎殿は、損得の勘定が合わぬと仰せられましたな」


「は、はあ……それは、無論……」


「ならば、ひとつお尋ねいたします。わたくしが武田や北条、あるいはほかの大名家へ嫁ぎ、その縁をもって兄上の軍勢を東へ西へと動かし、幾万の兵が血を流すことになれば、それが真の得なのでございましょうか」


 藤吉郎は、言葉を失った。


「政略のために心を押し殺して婚姻を結び、いつ破られるとも知れぬ盟約に縛られ、やがて再び戦となる。それが武家の女子の務めと申されるのであれば、わたくしは、その務めに疑いを抱かずにはおられませぬ」


 市姫は、広間に居並ぶ諸将を見渡した。


「わたくしは、この十年の変化を、この目で見てまいりました。尾張や美濃では、信照兄上の掲げられた旗を頼りに、領主たちがそれぞれの地を治めながら、民の暮らしを守っております。そして、今川の翔次殿は、境川を挟んで両軍が対峙する中でも、戦を広げず、民が往来し、商いを続けられる道を守ってこられた」


 その言葉に、翔次はわずかに目を伏せた。


「この十年に積み重ねてきたものを、ただ一枚の誓紙だけに委ねてよいとは、わたくしには思えませぬ。人の心は、紙に記した言葉だけで縛れるものではございません。ならば、今川と織田が互いを仇敵と見なす時代を終わらせるため、わたくし自身も、その務めを担いたいのでございます」


 市姫は、再び翔次を見つめた。


「わたくしが翔次殿の妻となることが、両家の間に築かれる新たな縁となるならば。両国の民が、明日も明後日も戦を恐れず暮らせる世につながるならば……この身を、その礎といたしたいのです」


 言葉の終わりに、わずかな震えがあった。


 天下の泰平を説く声の奥には、ひとりの女性としての思いが確かにあった。市姫はその思いを隠そうとはしなかったが、私情だけでこの場に立っているわけでもなかった。


 利家は朱槍を握りしめたまま、黙り込んだ。藤吉郎も、もはや損得を口にできなかった。


 しかし、ひとつだけ、まだ定まっていないことがあった。


 市姫の願いを聞き届けるか否か。織田家の行く末を左右する決断を下せる者は、この場にひとりしかいない。


 諸将の視線が、上段の御簾へと向かった。


 織田十郎信照。


 十年にわたり、姿を見せずして織田家を導き、尾張から美濃、伊勢、近江、越前へと影響を広げてきた男。天下の諸将から「魔王」と恐れられる、その主君である。


 御簾の奥には、黒々とした影が静かに座していた。


 その沈黙が、怒りによるものなのか、思案によるものなのか、あるいはすでに結論を出しているのか。誰にも分からない。


「……殿」


 利家が膝をつき、御簾に向かって声を絞り出した。


「どうか御下知を。姫様は織田家の至宝にございます。今川の軍師にお渡しするなど、某には到底、承服いたしかねまする」


 藤吉郎も、深々と頭を下げた。


「殿。お市様は、織田家にとってかけがえのないお方にございます。今川との和睦は必要と存じまするが、姫様の御婚姻は、また別の話。どうか今一度、お考えくだされ」


 翔次は、静かに背筋を伸ばした。


 ここで信照が拒めば、市姫の願いは退けられる。和睦そのものが直ちに破談となるわけではないにせよ、両家の間に残るわだかまりは深く、今後の交渉にも影を落とすだろう。


 翔次は、御簾の奥を見つめた。


 自分は、今川家の全権使者としてここに来た。私情を挟まず、和睦を成し遂げることが務めである。市姫の思いを受け止めたいと願う心が生まれたとしても、それを理由に織田家へ無理を強いることはできない。


 もし拒絶されるならば、その決定を受け入れる覚悟はできていた。


 その時である。


 御簾の奥の影が、わずかに動いた。


 十年間、いかなる事態にも揺るがぬ姿を保ってきた魔王が、ゆっくりと首を動かした。


 深く、そして、もう一度。


 二度の首肯であった。


 物音ひとつない広間に、誰かが息を呑む音が響いた。


「……殿が」


 利家は、呆然と御簾を見つめた。


 信照は、それ以上、何も示さなかった。言葉もなく、手振りもなく、ただ静かに座している。


 だが、家臣たちには、それで十分であった。


「殿が……お認めになられた……!」


 利家の声が震えた。藤吉郎は両手で顔を覆い、畳に額をつけた。


「ああ……何という御覚悟……! お市様を誰よりも大切にしてこられた殿が、姫様ご自身の望みを受け入れられたのだ……!」


 藤吉郎の目には、涙が浮かんでいた。


「しかも、相手は十年来の敵であった今川の軍師。両家の泰平を見据え、翔次殿の人となりを認め、姫様の幸福を託すとお決めになった……。それが、殿のお考えなのだ!」


「殿……!」


 利家も膝をつき、深々と頭を下げた。


「某は、姫様のお心を案じるあまり、殿のお考えを疑うようなことを申しました。どうかお許しくだされ……!」


 滝川一益は目を伏せ、蜂須賀小六も黙って頭を垂れた。美濃の諸将もまた、御簾の奥へと深く礼をした。


 彼らの目には、信照の首肯が、妹を手放す苦渋を乗り越え、天下の平穏を選び取った決断として映っていた。


 市姫は、御簾の奥の兄を見つめた。


「……兄上」


 その頬を涙が伝った。


「わたくしの願いをお聞き届けくださり、まことに、ありがとうございます」


 市姫は深く頭を下げた。


 それから、翔次へと向き直る。


 先ほどまで広間を支配していた気迫は、少しだけ和らいでいた。


 しかし、翔次は、すぐには言葉を発せなかった。


(信照……お前は、俺を受け入れるというのか)


 十年にわたって対峙してきた相手。その真意を探ろうとするたび、翔次は自分の読みの浅さを思い知らされてきた。


(俺が今川の軍師であることも、過去に背負った罪も、すべて承知の上で……市姫様の願いを認めたというのか)


 もちろん、信照の真意は分からない。御簾の奥の男が、何を思い、何を考えて首を縦に振ったのか。それを確かめる術はなかった。


 それでも、翔次には、いま目の前にある決断を軽んじることなどできなかった。


 彼は居住まいを正し、まず御簾の奥へ、それから市姫へと深々と頭を下げた。


「――今川家の全権使者、鍋蓋翔次にございます」


 その声には、先ほどまでの動揺はなかった。


「信照公が示された御意、ならびに市姫様のお心を、謹んで承りました。されど、わたくしひとりの返答のみをもって、両家の婚姻を定めることはできませぬ。今川家の太守・義元公へ急ぎ報せ、正式な御裁可を仰ぎまする」


 翔次は言葉を切り、市姫を見つめた。


「市姫様。わたくしは、過去の罪を消し去ることはできませぬ。身分も、名誉も、貴女様に望まれるものをすべてお約束できるとは限りませぬ。それでも、貴女様が真にこの縁を望まれるのであれば……わたくしは、そのお心を粗末にはいたしませぬ」


 市姫の目に、再び涙が浮かんだ。


「翔次殿……」


「貴女様を迎えることが、両家の和睦を固める縁となるならば、わたくしはその務めから逃げませぬ。戦で命を失う者を減らし、民が安心して暮らせる世を守る。その誓いを、これからも違えることはございませぬ」


 翔次は、もう一度深く頭を下げた。


「今川家の正式な裁可を得たのち、両家の定めに従い、婚姻の儀を整えとうございます」


 市姫は、涙を拭いながら、静かにうなずいた。


「……はい。お待ちしております、翔次殿」


 その返事を聞いた翔次の胸に、これまで感じたことのない温かさが広がった。


 過去の罪が消えたわけではない。これから先、何ひとつ苦難がなくなるわけでもない。それでも、自分の歩んできた道を知った上で、共に歩もうとする者がいる。


 その事実は、翔次の心に深く刻まれた。


 この場にいた誰もが、信照の首肯をもって、婚姻への道が開かれたことを理解していた。だが、正式な縁組と両家の和睦を天下に示すには、今川家の裁可と、双方の調印が必要である。


 その務めを果たすため、翔次は今一度、己の役目に立ち返った。


 やがて、使節団の副使である石川数正が、翔次の命を受けて駿府へ急報を届けることとなった。


 その日の夕刻、数正は誓紙と翔次の書状を携え、東海道を東へと駆けた。


 文月の空は、暮れなずむ尾張の野を赤く染めていた。


 十年にわたり、今川と織田を隔ててきた境川。その川を越える風は、かつての戦場の血の匂いを、少しずつ遠ざけてゆくかのようであった。


 翌々日の払暁。


 駿府・今川館の奥御殿に、泥にまみれた数正が駆け込んだ。


「太守様! 清須より、急ぎお伝えすべき儀がございまする!」


 上段に座す今川義元は、静かに扇を閉じた。


「申してみよ」


 数正は、両家の交渉の経緯と、市姫が自ら翔次へ婚姻を申し出たこと、そして信照が二度、深く首肯したことを報告した。


 最後に、翔次直筆の書状を差し出す。


 義元はそれを受け取り、文面に目を走らせた。


 読み進めるにつれ、その表情が変わった。


「……何と」


 義元の口から、低い声が漏れた。


 居並ぶ岡部元信、三浦上総介、朝比奈泰朝らも、息を詰めて太守の顔を見つめている。


「和睦の道が開かれたのみならず……織田の総姫・市姫が、翔次を夫に望まれたと申すか」


「はっ。市姫様ご自身が、広間に居並ぶ諸将の前で、はっきりとお申し出になられました」


 義元は、しばし書状を見つめたまま黙していた。


 やがて、その唇の端がゆっくりと上がった。


「……ふ」


 かすかな笑いが漏れる。


「ふ……ははははは!」


 義元は扇を手に立ち上がった。高らかな笑い声が、奥御殿に響き渡る。


「見事じゃ、翔次! まことに見事な働きよ!」


 重臣たちが一斉に頭を下げた。


「武田も北条も、織田の総姫を迎えることは叶わなんだ。その姫君が、我が今川の軍師を自ら選ばれた。しかも、その縁が両家の和睦を固める礎となるという!」


 義元は白扇を掲げた。


「これほど痛快なことがあろうか! されど、喜ぶだけでは太守の務めは果たせぬ。翔次が清須で築いた道を、今川家の正式な和睦として定め、後世に残さねばならぬ」


 その声には、歓喜とともに、領国を預かる者としての確かな威厳があった。


 義元はただちに硯を引き寄せ、返書をしたため始めた。


 市姫の申し出を歓迎し、翔次との婚姻を認めること。両家の不戦と通商を正式に定めるため、調印の儀を速やかに整えること。そして、長きにわたり戦火に苦しんだ民を、再び戦に巻き込まぬこと。


 筆が止まることはなかった。


 書き終えた義元は、今川家の朱印を押し、数正へと返書を渡した。


「数正。これを清須へ届けよ。翔次には、よく務めを果たしたと伝えよ。婚姻の儀も、和睦の調印も、今川家として異存はない。あとは双方の定めに従い、正式に整えるのじゃ」


「ははッ!」


「元信、泰朝。境川の備えは怠るな。和睦を結ぶからといって、国境の守りを緩めるわけにはゆかぬ。戦を避けるためにも、守るべきところは守る。それが、これからの我らの務めじゃ」


「承知つかまつりました!」


 重臣たちの声が重なった。


 義元は再び翔次の書状へと目を落とした。


「翔次……。十年の苦闘を経て、ようやくここまで来たか」


 その声音には、軍師への信頼と、長きにわたって共に歩んできた者への深い感慨があった。


 十年前、桶狭間で信長が命を落とした日から始まった、数え切れぬほどの戦と駆け引き。その果てに、今川と織田は、互いの領国を侵さず、民の暮らしを守る道を選ぼうとしている。


 まだ、すべてが終わったわけではない。


 誓紙に記すべき条項も、両家が取り決めるべき事柄も残されている。周囲の大名たちが、この和睦をどのように受け止めるかも分からない。


 それでも、ひとつの大きな扉は、確かに開かれたのであった。


 清須城では、市姫が兄の御簾の前に座し、静かに頭を下げていた。


「兄上。わたくしは、必ずやこの縁を大切にいたします」


 御簾の奥から返事はない。


 信照は、いつものように沈黙を守っていた。


 だが、市姫はもう、それを拒絶とは受け取らなかった。兄が自分の願いを聞き届けてくれたことを、胸の奥に大切に抱いていた。


 一方、清須を発った翔次は、駿府からの返書を待ちながら、正式な調印に向けて使節団の準備を進めていた。


 彼の胸には、これまでとは違う思いが宿っていた。


 信長を死なせた過去は、決して消えない。


 だが、その罪を抱えたままでも、未来の命を守るために歩むことはできる。市姫の願いを受け止めた今、その責任は、以前にも増して重くなった。


 翔次は、遠く東の空を見つめた。


(……今度こそ、終わらせる)


 戦を終わらせること。民が明日を恐れずに暮らせる世を守ること。そして、自分を信じてくれた人の思いを裏切らぬこと。


 その三つを胸に刻み、翔次は歩み始めた。


 十年の死闘の果てに結ばれようとしている、不戦の縁。


 それは、ただ二人の男女が結ばれるというだけの話ではない。


 両家の未来を、そして東海の民の明日を変えるための、新たな誓いの始まりであった。


 ――正式な調印の儀は、間もなく清須城にて執り行われる。


 十年の戦乱に終止符を打つその日へ向け、東海道を渡る風は、静かに、確かな歩みを進めていた。

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