表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢に転生しましたが、王子がイケメンすぎるのでおじさんに逃げます。  作者: 葉月はるか


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
23/56

ババアはおよしなさい

教室の前に仁王立ちしている令嬢がいた。

淡いピンクの縦ロール髪に真っ赤な薔薇のカチューシャ、制服のあちこちに黒と赤のリボンをあしらっている。


「……エヴァン、、かな?」

「あ"!?」


眉間に深く刻まれた皺、寄った太めの眉。どこからどう見てもエヴァンだ。


「ぶははははははははは」

「オイ悪役令嬢!!!笑い方が下品なんだよ!」

「ど、どうして!!頭だけ魔法少女ぶはははは」

「うるせぇ!髪を金髪にする魔法をかけたら、こんなになっちまったんだよ!!!!!」

「腹…じゃないお腹が痛いですわ!!!」


何で自分に魔法をかけようと思い立ってしまったんだろうブフッ。駄目だ見るだけで笑いが止まらなくなる。


「エヴァン、後で魔法課教員室へいらっしゃいな。頭のてっぺんからつま先まで、その格好について、たっぷりお話しましょう?」


おばあちゃん先生が笑顔でキレてる。そうだよね校則違反のオンパレードだもんね。


魔法課のおばあちゃん先生は、アガーテ先生と言うらしい。見たとこ先生方の中でも最年長ではないかな。

初日に私を『ババリアーナ・フォン・バーバリア!』って怒ったのもこの先生だ。とっても厳しい、けど私はこの先生が何故か嫌いじゃない。

てゆうか、個人的に魔法こっそり教われないかな。

ーーなどと思い、授業後にこっそり、魔法課教員室に向かってみる。

部屋の中からエヴァンの『うるせえ』『知らん』という反抗的な言葉が聞こえてくる。なんであそこまで堂々としてられるのか、全くもって謎だ。


扉から出てきたエヴァンに驚かれた。


「うお、何だよ…様子見か?」

「いいえ、アガーテ先生に質問がありますの」

「ババアに?変わった奴だな。リリアとかノエルがいるだろ」

「ババアはおよしなさい」


後で温室来いよな、とエヴァンが立ち去る。入れ替わりに私が教員室に入ると、アガーテ先生は水晶に魔法をかけていた。


「失礼いたします。アガーテ先生、ちょっとお聞きしたいことがありまして、お時間をいただけますでしょうか」

「まぁババリアーナ、この部屋に来るのは珍しい…いえ、久しぶりね。いらっしゃい」


先生の机に向かうと、水晶の中に人の姿が見えた。あんまり見てはいけないのかも知れないと思って目を逸らす。


「明日の魔法実習の詳細を送ります。可能な限り予習してきて下さいね」


アガーテ先生は水晶に話しかけると、びっしり文字の書かれた書類を魔法の力で浮かせ、水晶の上に乗せた。

次の瞬間、書類が光って消えた。


「……すごい、魔法ってこんなことまで出来るのですね」

「ああ、貴女まだ記憶が…そうね、これぐらい出来なければ魔法課の先生は務まらないわ」

「今先生は何の魔法を使ったのですか?」

「伝声水晶を使って、紙を生徒に送ったのですよ」


伝声水晶、リリア嬢が言っていたやつだ。 


挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ