表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢に転生しましたが、王子がイケメンすぎるのでおじさんに逃げます。  作者: 葉月はるか


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
21/53

しっかりしろ悪役令嬢

いつものように温室でエヴァンと報告会。

お茶会の話をしていると、エヴァンが苦い顔をして胸元を抑えていた。


「聞いてるだけで胸焼けしそうだ…」

「うんまあザラメが溶けて自主規制な雰囲気ではあったけれども」

「とりあえずリリアとは上手くやれそうで良かった。傀儡作戦は続けようぜ、なるべくリリアに沢山話しかけろ。それとな、最悪のフラグについてもう少し詳しく話しておく」

「是非に」


七月七日、星灯祭。昼間は普通の学園祭、夜は国王陛下と各地の領主方を招いて小さな儀式を行う。この国が永遠に続きますようにと願いを込めて、結界石へ光魔法を注ぐのだ。

星灯の乙女は魔法が使える民の代表として、精一杯の魔法を披露する。続いて王族が光魔法で会場を照らす。光魔法はこの国の平和と繁栄の印だ。


「昔デケェ魔物と戦ってこの国を守ったのが『星の光魔法』で、その力を年一回結界石に込める必要がある。そうでないと結界が弱っちまうからな」

「結界…ってなんのために?」

「結界がないと魔物が出やすくなる、災害が起きる。あとはまあ験担ぎだな」

「良く出来た設定だねぇ」

「褒めてもなんもでねえぞ」


星灯の乙女の魔法を、王族の光魔法を吸収して結界は守られる。なるほどねぇ。


「…最悪のシナリオだが、その結界石に細工をする奴が現れる。魔法を吸収するどころか跳ね返す魔法をかけられるんだ」

「なっ…なにそれ!?」

「当然魔法は暴発、リリアやアルフォンスはおろか、国王にまで危険が及ぶ。立派な反逆罪だ」

「そんなこと可能なの?結界石だって常に誰かが警備してるんでしょ?」

「ああ、だからただの学生じゃねぇ可能性が高い。王族に近く、力を持ち、頭のキレる奴が犯人だろう」

「ーーー私?」

「お前っていうか、ババリアーナなら全部揃うんだよな、動機も含めて。皮肉なことに」

「そこまで…ババリアーナ恨まれることしたの?」

「さあな、嫌われまくってるからなぁ」


ノエルさん、レオンハルトさん、アルフォンス王子。攻略対象たちの反応は決して良くない。だがここまでされるほどのことだろうか。


「おい!お前が落ち込んでどうすんだよ、しっかりしろ悪役令嬢!」

「設定だって分かってるけど、疑われてるって、嫌われてるって、しんどいねぇ…」

「俺が責任感じるじゃねぇかよ!」

「そうだな大体お前のせいだな、よく考えたら」

「急に元気を取り戻すんじゃねぇ!」


エヴァンはなんで、いつもキレ気味なんだろう。血圧高いのかな。


「エヴァン、一つ提案がある。魔法を習わないか」

「は?なんでまた」

「なんか便利そうだから」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ