表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拾う男  作者: すずめ屋文庫


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/21

第20話

 山側だけではなく、この町にも、はらはらと雪が舞い落ちる様になった。



 「受験生」



 そんな言葉を意識しだす高2の冬。


 明里の住む地域は、冬だけは特別に、有料のスクールバスを利用する事が出来る。


 明里も、雪道の自転車は、とてもじゃないが危険すぎるので、他の生徒と同様、バスを利用する事にした。


 そんなバスの窓から見える黄色い背中。



 毎朝。


 毎朝。



 黄色が見えない日は、どうしたんだろう、風邪でもひいたのだろうかと、気にかかる。



(助けてくれる人は周りにいるのだろうか……。)



 他の生徒はおそらく気づいていない。

 

 今まで、誰一人として、話題に出した人はいなかったのだから。


 

 頬杖をつき、雪やみぞれがついた窓越しに、斜め下を探す。



 明里だけが知っている存在。



 日々の彼のその行動が、明里にとっては、



 とても、とても、心強かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ