ステーキ 〜朝霧で味もコスパも満足もキャッツ〜
山中湖、河口湖に遊びに行った帰り、朝霧高原のステーキ店に寄った。先日、八ヶ岳高原に行った帰りの夕食で、イチかバチか初めて入る洋食店に寄って撃沈した。その口直しとして、私の知る限りのステーキ・焼肉屋の中で一番旨くてコストパフォーマンスの高い、お気に入りの店に寄った。
店の駐車場に着き、そこから店の玄関に行くと、三毛猫の親子が2匹店先に寝そべっていた。
店内に入り、席に通されると、すでにその席には火がついていた。ガスバーナーでプレートを熱しているのだ。ここの店自慢の富士山熔岩プレートである。
溶岩プレートで肉を焼くと、遠赤外線効果と熔岩の性質により、肉がふっくらジューシーに焼き上がり、旨味を閉じ込めて柔らかく仕上がるそうだ。また、煙の発生や油の飛び散りが大幅に抑えられるともメニューの説明書きに書いてあった。
いつもの2種類の肉150gを一皿ずつ注文した。一皿頼めば、ライスとサラダが付いてくる。しかもどちらも1回だけ無料でおかわりできるのだ。
まずは野菜を熔岩プレートの縁に並べ、中央に2種類の肉を2片ずつ置いた。焼けた肉をつける小皿が2枚。ひとつは、醤油に和がらし。もう一皿は、岩塩。これを好みでつけて食べるのだ。
ステーキや 妻はヒレにて 吾は小間
一皿は家人が注文したヒレ(150g3900円)。もう一皿は私が注文したサービスカット(150g2300円)である。サービスカット、つまり小間切れである。我が家の家計は、独立採算制である。そのため、注文した肉の価格の違いがインカムの差のように思われるかもしれないが、そういう訳ではない。
ヒレは脂が少ない部位であるが、ここのヒレは、柔らかいだけでなく、ジューシーで口の中で旨味が広がるのだ。それに対してサービスカットはどうかというと、旨味はヒレに勝るとも劣らないのだ。実はこの店で一番コストパフォーマンスが高いのが「価格をサービスしたカット肉」だと言ってもよいだろう。
(ただし、特選肉は食べたことがないので分からないが…)
肉を互いに交換して食べたが、味にうるさい家人をして、
「今日のサービスカットは美味しかった。これならばヒレよりもいいかも。」
と言わしめるほどだった。
熔岩板 とは言っても 味テッパン
これも熔岩プレートのなせる術なのだろうか?
レジで税込7100円を支払い、帰路に着いた。車内で、家人は、
「手に脂がはねて痛い。服もお肉の匂いがついてる。」
とぼやいていた。
確か熔岩プレートの売りは「煙の発生や脂の飛び散りが大幅に抑えられる」だったはずでは?と思ったが、そんなことは些細なことだと幸せな気分で、アクセルを踏む足に力を込めた。
この店を出た時、先ほどの猫はいるかな?と店先を探すと、いるわいるわ…なんと10数匹の猫があちらで寝そべり、こちらで歩き回っていた。きっと猫好きには堪らないだろう。そういう意味でもこんなステーキ店はなかなかないな、と変に感心した。私は猫派でも犬派でもないが。




