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ブルーチーズ 〜探検隊は、チーズ沼にまたズブズブと沈みそうである〜

 エピソード6「ウォッシュチーズ」で語ったチーズの続章である。

 他と比べてちょっとお高いが他のスーパーでは買えない気の利いた商品を置いているスーパーが、クルマで15分ほどの隣街にある。そこで「神のお御足の香り」として有名なフランスのウォッシュチーズ「エポワス」を売っている。

 家人は4割引きのエポワスを購入することを「エポワス探検隊」と命名して、自ら隊長として複数回、4割引きの「チーズの王様」を捕縛、拉致していた。

 夏休みで暇になった私は、家人から晴れてエポワス探検隊として任命され、隣街のスーパーへ出動した。早速チーズコーナーに歩みを進め、半分に切られたエポワスを発見した。だが、まだ正規価格であったため、今回は捕縛を断念。賞味期限が8月18日であることを確認し、16日頃に4割引きになっているだろうと当たりをつけておいた。

 そして、 他に魅力なチーズはないかと、チーズコーナーをしげしげと探索すると、4割のシールを発見!その袋をすかさず手に取って見ると「世界三大ブルーチーズ」と書いてあった。当然のことながら捕縛し、買い物籠に入れ、家人から頼まれた他の食材も買って帰宅した。

 世界三大ブルーチーズとは、フランスの「ロックフォール」イタリアの「ゴルゴンゾーラ」イギリスの「スティルトン」のことである。それぞれ単体では何回も食べたことはあるが、3種を一度に食べるのは初めてである。

 入浴後、三大ブルーチーズの競演開始である。10cm四方の紙皿に、3つのチーズのうち、2つが20g、1つが15g入っているが、どれがどのチーズなのか分からない。そこで、ネットの記事を参考それぞれの外観と風味を比べながら食べた。

 味わい方は、チーズを口に入れ、舌と上顎で潰し、溶かしながらゆっくりと味わった。違うチーズを食べる前には、水を飲み、口の中をリセットさせた。以下がその結果である。

①黄色味が強い。刺激がマイルド。苦味がある。スティルトン?

②少し黄色。ツンツンした刺激。よく食べている味。ゴルゴンゾーラ。

③白っぽい。ナッツのような風味。ロックフォール?

という私の舌の独断である。私の好みは②。家人は③という結果となった。②が馴染みの味なのでゴルゴンゾーラだと信じているが、果たしてどうであろうか?


 神の足 跡を辿れば 青き沼


チーズ沼は更に深く、泥度が増していくようである。

 食後、家人は、「やはり、エポワスね。」と言った。「エポワス探検隊」はまだまだ解散しそうにもない。

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