表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
11/11

飲み会 〜酒の席だから…ということは、許されないのはわかっちゃいるけど、やめられない〜

 昔の職場仲間8人が集まり、飲み会をした。今から8年前、私はその職場に1年間だけ勤務した。そこで一緒に働いた7人とは、その後それぞれ別の職場で働いているが、年に1、2回は必ず8人全員で集まって飲んでいる。そして、私が、会の連絡係として毎回、LINEやSMSを使って連絡調整をしている。

 今章は、「グルメ」とはほど遠い飲み会の話かもしれないが、美味しい料理とは、「誰と何処で食べるか」も大きな要素だと考えているので、無関係ではないだろう。お付き合いのほどよろしくお願いしたい。

 草薙駅近くの西洋料理店で行われたため、私は、JR東海道線に乗って向かった。集合時刻の数分前に店に着くと、すでに全員集まっていた。

 2時間飲み放題なので、それぞれ好きなドリンクを注文した。下戸の私も今日は、ハイボールを注文した。(その後は、W社のジンジャーエールにしようと考えていた。)

 全員にドリンクが行き渡ると、1年ぶりの再会を祝っての乾杯の音頭を、幹事から指名された私が行い、飲み会は始まった。

 オードブルが運ばれて来た。キッシュ、パテなどと一緒に砂肝も出てきた。砂肝は、私の現在の主食で、ダイエットのために、これを木綿豆腐と一緒に味噌汁に入れて毎夕食に食べている、というとみんな驚いた。そのお陰で、半年で7キロほど減量できた、というとさらに驚いた。

「なぜ、減量始めたんですか?」

「シニアサッカーのためだよ。先日もフットサルで2点取ったよ。」

「えー、すごい!」

などと会話の花が咲いた。

 しばらくして、ハイボールの酔いが回ってきた。まだ半分も飲んでいないのにだ。それを見ていた正面左隅に座っていた女性の1人が、

「お酒飲んでるんですか?珍しい!」

と言って驚いていた。


 酒を飲む 吾を指差し 珍獣だ


「そんなに珍しいかなぁ?」

「お酒飲んでるのを見るのは初めてかも?」

「いつもクルマに乗ってくるからでしょ?今日は?」

「今日は、電車で来たからたまにはね。」

 料理が次々に運ばれてきた。メインは、「黒毛牛のローストビーフ」だった。どれも美味しく、量も年配集団にはちょうどよかった。

 酔いが回り、その勢いに乗じて、退職したら下ネタ夫婦漫才の放送作家をやりたかったとか、破礼川柳を創作しているとか、最近、エロ都々逸にハマり出したとか、ベラベラと話した。みんな大笑いをしていたが、私の正面に座っていた女性だけは、

「そういうのはダメです!」

と顔は笑っていたが、はっきり拒絶反応を示した。

「そういう風潮だから酒の席にも潤いがなくなっちゃったんだよ。」

と笑いながら返した。が、

「昔も今もアウトですよ!」

と言われてしまった。


 下ネタが 会話の潤滑 幻か 


「宴もたけなわではございますが…」

という、幹事のお約束の言葉で、気づいたら2時間が過ぎていた。慌ててお代わりしたジンジャーエールを飲み干した。また、来年に飲み会やりましょう、と会はお開きとなった。

 帰りの電車内で、この飲み会を題材とした川柳を座りながら考えていたが、気付くとうつらうつらしていた。危うく乗り過ごすところであった。

 帰宅後、風呂も入らずにそのままベッドに倒れ込み、2時間ほど寝た。一度起きて、前立腺肥大の薬を飲んで、また寝ようとしたが、目が冴えた上、顰蹙(ひんしゅく)を買う話を思い出し、眠れなくなってしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ