31 冬休み
魔法共演の学年代表を決める日だ。3Aは見事な演技を行なった。しかしランス達も成長している。ランス達は学年代表になった。
31 冬休み
中間テストが終わっていよいよ魔法共演の学年代表の選抜だ。選抜に漏れたら恥ずかし事だそうだ。属性の欠けた学生の演技は見劣りするらしい。確かに1属性や2属性の演技は見るものがなかった。しかし3属性の演技は欠けた属性を補い合い舞台を整え、南京玉簾を2人で行い、花吹雪を舞わせ、ファイアを上げる見事な演技だった。4Bクラスよりも上だ。手強い相手だと思った。
ランスの心配は演技が始まれば払拭された。我々も上達している。学年代表はランス達で決まった。次は来年の4月学院代表の選抜だ。
魔法共演が終わると後は行事はない。ちなみにに中間テストの結果は1位マリエール女王、2位ダリア王女、3位ランスだ。順当だろう。
冬休みになった。3週間の休みがある。マリエールに教えたい魔法があるから王宮に来るように言われた。ランスも詠唱によって多くの魔法が身に付いたが同時に詠唱では発動しない魔法がある事も知った。マリエールがランスに伝えたい魔法もそんな魔法なのだろう。ランスは了解した。
「判りました。王宮にお供します。その魔法はどんな魔法なのですか。」
とランスはマリエールに尋ねた。マリエールは、
「分身魔法よ。この魔法が身に付いたらその人間は多重存在出来るわ。かなり特殊な魔法でこの魔法が使えるのは今の所私だけよ。私が認めた人間だけがこの魔法が使えるようになるけど、私の意に沿わない事はしないと誓わないといけないの。私の意に沿わない行為をすればこの魔法は消えるわ。あなたとダリア王女はそんな事しないと判ったからこの魔法を2人に授ける事に決めたの。」
やはりランスはマリエール女王に選抜されたのだ。
王宮のマリエールの部屋にランスとダリア王女が呼ばれた。マリエールは2人に、
「今から2人に分身魔法を授ける。私は2人が私の意に沿わない行為はしないと確信している。だから私の分身をあなた達を拒まないと考える。もしも私の考えが間違えているならば言って欲しい。」
マリエールは2人の返事を待った。ダリア王女は、
「我々にマリエール女王の意に沿わない事をしようと考える事はありません。分身の魔法を授けて下さい。」
マリエール女王はダリア王女の言葉に満足そうに頷いた。マリエールは、
「今から私の分身体を出す。分身体はあなた達に取り入ろうとするので拒む事なく受け入れよ。そうすれば分身の魔法が使えるようになる。」
マリエールは分身体を2つ出した。それぞれは2人に取り入ろうとした。2人は受け入れようとした。分身体は2人の身体に取り込まれていった。マリエールは、
「成功したようね。早速あなた達の分身体を出してご覧。分身体を出す事を念すればいいのよ。」
2人はそれぞれの分身体を出した。
「分身体に命令してご覧。念話が通じる筈よ。」
それぞれの分身体が指示に従った。
「最後に、分身体を消す方法よ。分身体が消えるように念じなさい。」
無事分身体が消えた。2人は分身の魔法を身に付いた。
冬休みになった。マリエールはランスとダリアに魔法を授けるので王宮に来るように伝えた。2人は分身の魔法を身につけた。




