30 クラス代表
魔法共演でクラス代表を決めた。ランス達がクラス代表になった。もう一つのグループもいい演技をした。
30 クラス代表
11月3週目、体育の時間に魔法共演のクラス代表を決めるコンクールが行なわれた。ランス達は予定通り、ランスが土魔法で舞台を作り、ミックが複雑な噴水を作り、マリアンヌが風魔法で噴水を揺らし、ダリアが光魔法で虹を出し、マリエールが花火を上げた。方やもう一つのグループは土魔法で舞台を作り、2人が水魔法で南京玉簾を行なって、風魔法で花吹雪を舞わせ、火魔法でファイアを上げた。中々いい出来だった。僅差でランス達がクラス代表になった。雰囲気は別に悪くならなかった。
12月は中間テストの後学年代表の魔法共演のコンクールがある。グループ5人で予習復習、中間試験対策の勉強をするがミックとマリアンヌは中々ついて来るのが難しいらしい。週に一度は魔法共演の練習もする。
中間テストの前に各実技の評価がある。今日は魔力制御だ。例えば魔力10の者ならば、一回目が1、二回目が2という工合に10回増加させる。一回目が0でない最低量二回目以降前回を上回る量の魔力を出す。8回以上続けられたら優、5回以上続けられたら良、1回目出来たら可、1回目0ならば不可である。1回目0の者は再試があるが1回だけだ。合格しても可だ。魔力制御試験はやり直しは出来ない。1回目で魔力が出せなければそれで終わり。魔力制御はかくも難しい。
ランスの番になった。ランスは4人目だ。これまでの3人は、1人は1回目で0、後2人は4回と5回成功だ。ランスは1回目を成功、4回目まで順調にクリヤーした。5回目もクリヤーした。難しいと思った。魔力を思い通りコントロールした経験がない。だんだん魔力量を上げるのは至難の技だ。6回目も辛うじてクリヤーした。何処で最大出力をだそうかと思った。前回よりも少し多い魔力量というのは加減が判らない。7回目もクリヤーした。8回目からは優だ。ここで最大出力を出してもいいかも知れないと思った。マリエールを見た。彼女は何も言わない。黙って頷くだけだ。コントロールしよう。8回目も最大出力でなくクリヤーした。こうなったら9回目もコントロールして魔力をだそう。9回目もクリヤーした。10回目は最大出力でやった。10回成功だ。後10回成功はマリエールとダリアだけだ。
昼食の時間だ。マリエールは、
「ランスのお陰よ。ランスの試験を見て要領が判ったわ。後になるほど有利な試験ね。」
ランスは思った。絶対嘘だ。マリエールが1番にやっても必ず10回成功した筈だ。間違いない。
他の実技も全てマリエールとダリアとランスがトップだ。いよいよ中間試験だ。魔法一般の試験で、
「錬金術について述べよ。」
という試験が出た。錬金術は1年に1回特別授業があるだけだ。まだ授業はない。錬金術に触れた事もない。ランスは錬金術の本も読んだ事もない。マリエールは読んだ事があるだろう。学長に錬金術の授業はあるかと聞いたくらいだから。
この問題は後にして解けるものから解いていく。最後に残った錬金術についてだが、
「錬金術とは、物体を加熱、冷却、合成、分離などして変化させて何か変化するか確かめる学問である。-------------。」
と答えた。
魔力制御は10段階徐々に魔力を上げる課題だ。1回目が0になってはいけない。10段階徐々に魔力を上げるのは至難の技だ。




