26 入試
魔法学院の入試の日だ。学科から始まる。実技、面接共にランスとしては良く出来たと思う。マリエール女王に連行された。
26 入試
ランスは遂に魔法学院の入試に臨んだ。募集人員200名のところ400名が受験する狭き門である。午前中が学科試験、午後からは実技試験と面接試験だ。
学科試験は魔法一般、歴史、地理、国語、数学である。魔法一般は予想通り、魔法使用禁止の条件や場所である。歴史はここ3年のマリエール王国の動きである。地理は近隣国を含めて国や地域の特徴だ。国語、数学は問題がない。昼休みにマリエール女王やダリア王女に会った。食事を一緒にした。マリエール女王にサンドイッチを貰った。ランスは、
「美味しいです。こんな美味しい食べ物食べた事がないです。」
ランスは自分の顔が赤らんでいる自覚があった。マリエール女王は
「ダリア王女と今朝一緒に作ったのよ。ランス君が望むなら毎日作ってもいいわよ。」
丁重にお断りした。でも気分が楽になった。
班ごとに分かれて回る。半分は面接試験だ。4つ共に魔法が出せたのは班ではランスだけだ。
面接試験は言葉使いに注意した。試験発表は明後日だ。と思ったらマリエール女王に捕まった。
「10月から一緒に勉強する同士、友好を深める事が必要よ。」
馬車に乗せられ王宮に向かった。向かったのは会議室だ。会議室の中には50代と思われる男性がいた。マリエール女王は
「学長、クラス分けとかカリキュラムについて知りたいの。」
マリエール女王は入試の日に学長を呼び出しているのか。
「1年生は200名8クラスです。4魔法全て使える学生のA、Bから
1魔法が使える学生のA、Bまで8クラスです。4魔法全て使える学生は少ないから4Aクラスは10名もいないでしょう。カリキュラムは詠唱と実践からですね。4魔法となると詠唱も膨大ですから
知らない、使えない魔法を使えるようにする事です。次に魔法制御です。例えば風魔法だとそよ風の場合と暴風の場合で違うでしょう。制御できない魔法は危険です。-------------------。以上1年生のカリキュラムです。何か質問は有りますか。」
女王陛下は、
「錬金術については扱われないのでしょうか。」
錬金術は一般の魔法ではない。
「錬金術は学院の教師は取り扱っておりません。年1回外部講師を招き特別授業を行なっております。」
クラス分けとカリキュラムが判った。でも合格するかどうか判らないけど。女王陛下のお茶のお誘いを振り切りランスは冒険者ギルドに向かった。ギルド長に今日魔法学院の入試であった事を伝えこれまでのお礼を言った。
諸国連合はダライ王国がマリエール王国と国交を結び経済発展をとげ、関税なしにダライ王国の製品が入って来て経済が衰退する国がある。マーベル帝国は諸国連合の維持を主張し、西側の国はアーリア帝国の庇護を求める。諸国連合は3分化し始めた。
ダライ王国の隣の国はダライ王国にマリエール王国との橋渡しを頼み一番西の国は諸国連合からの脱退を表明する。混沌とした状況が続く。このままではいけないと誰もが思う。
諸国連合は崩壊の危機だ。ダライ王国はマリエール王国と国交を結び、マーベル帝国は諸国連合の維持を主張して、最西の国は諸国連合からの脱退を表明する。




