第7章 : 光を追って歩くエルフ (1)
一行は、崖に沿って蛇行する小道を進んでいた。山脈の岩肌が、勇敢にも芽吹き始めた最初の植物たちに、その場所を譲り始めている。
エイナルはヤルン、リエル、ライラと並んで歩調を合わせ、その隣をみおが歩いていた。その身を包む沈黙は、果てしない広がりと同じ周波数に調律されているようだった。
そこから先では、峰々の圧迫感が崩れていた。
世界はエメラルド色の広大さへと開け、窪地がその下に広がっている。その平地には、降り注ぐ光が黄金色の光線となって差し込み、まるで液体の黄金の海のように包み込んでいた。
風は、もはや山頂で吹きつける乾いた鞭ではなかった。
今は、豊かな湿り気を帯びて彼らの頬を撫でていた。生きた土の香りと、低地から上ってくる遠い響きを含んでいる。
それは絶え間ない囁きだった。
生き、そして彼らを見つめている谷が、ついに自分たちを受け入れようとしていることを思い出させるような囁きだった。
小道が狭くなり、一行はほんの少し前へ進んだ。
エイナルが一歩前へ出ると、みおのほうへ振り返り、その両腕を掴んだ。
彼の手は冷たかった。
だが、確かな強さがあった。
みおに顔を上げさせ、二人の目が、ごく近い距離で重なった。
「みお……急に変われなんて言わない」
低い声だった。
「ただ、俺を支えにしてほしい」
風はそよ風であることをやめ、意志そのものへと変わった。
みおの顔の周囲の空気を張り詰めさせ、ほどけた髪の束をこめかみに貼りつける。
みおは視線を逸らさなかった。
「これからは、一緒に歩こう。何が来ても、隣同士で支えていこう」
彼女は離れなかった。
エイナルの胸へ額を預け、確かな鼓動を感じた。
それだけで十分だった。
再び一行に追いつくと、彼らは谷へ向かって下り始めた。
進むたびに、気候はさらに苛烈になっていった。
下へ流れる気流は、深部から湧き上がる凍てついた上昇気流へと変わった。
それは石の隙間へと入り込み、ほとんど知性を持っているかのような執拗さで染み込んでくる。
窪地へ入ると、その衝撃は容赦がなかった。
突風が肌を逆立たせ、ほどけた髪の細い束を凍らせる。
みおの吐息が、一瞬だけ目に見えるものとなった。
エイナルは顎を強く噛みしめた。
その寒さに、自分を眠らせないようにさせながら。
谷は彼らを迎え入れてはいなかった。
試していた。
そのとき、静けさが破られた。
凍てついて硬くなった地面に、急ぐ足音が響いた。
脇道から、素早い動きをする若者が飛び出してきた。
青みがかった黒髪が、密集した鋭い束となって落ちている。その髪は風を切り裂くように揺れ、その後ろに、葉々の間を走る電気の影のような軌跡を残していた。
彼はフードを被った少女の手を引いていた。
二人は、まるで風の流れも森も、自分たちの勢いの味方であるかのように走っていた。
少女の顔は隠されていた。
だが、その細身で確かな輪郭は、一歩踏み出すたびに空気を切り裂いていた。
迷いはない。
躓きもしない。
その動きには、目には見えない精密さがあった。
今まさに破られようとしている静止した光景とは、完全な対照を成していた。
その後ろから、武装した五人の盗賊が、怒りに任せて進んでいた。
叫び声と罵声を上げながら、命令を飛ばしている。
若者たちの俊敏さと比べれば、その動きは不器用だった。
だが、その人数と怒気は彼らを危険な存在にしていた。
浮いた石が彼らのブーツの下で軋み、風はまるで彼らを弄ぶかのように吹きつけ、切迫感をさらに増幅させていた。
エイナルは静かな動きで手を上げた。
断固として、力強く。
「見過ごすわけにはいかない」
決然とした声だった。
リエルとライラは、理解し合う者同士の合図を交わした。
ヤルンは、まるで大地そのものを錨にするかのように足を踏み固めた。
そして、みおは抑えたまま前方へ視線を集中させた。
一行の鼓動は、空気の唸り、谷の音、そして迫り来る足音と歩調を合わせているようだった。
それは、これから訪れる嵐の前触れだった。
この遭遇は偶然ではなかった。
武器が光り、ブーツが岩を打ち、寒さが見えない鋼のように切りつけた。
一つ一つの動きは、無言の振り付けに従っていた。
まるで世界そのものが息を止めたかのようだった。
一行は進んだ。
避けられないものと向き合う準備を整えながら。
太陽の光が影と反射の間で揺らめき、一瞬一瞬の緊張をさらに強めていた。
一行は迎撃へと踏み込んだ。
一瞬のうちに、リエルとライラが正確に動き、盗賊の二人を拘束した。
二人は反応する暇もなく崩れ落ちた。
ヤルンは別の二人へ力強く踏み込み、その重量だけで彼らの勢いを砕いた。
次の瞬間には、二人とも地面に倒れ、息を取り戻すことさえできなくなっていた。
エイナルは動じず、状況を制御したまま、最後の襲撃者へ近づいた。
男は荒い息をつき、恐怖で目を見開きながら後退していた。
エイナルは決然とした仕草で彼を止めた。
逃げ道などないことを明らかにするように。
「逃げるな」
断じた。
「話をする」
一行は素早く態勢を整えた。
エイナルはみおへ注意を戻した。
「彼らを追ってくれ」
木々の間をなお進んでいる二人を指差した。
「少女と少年に話を聞く必要がある。冷静でいろ。まだ何が起きているのか分からない」
みおは頷いた。
彼女は本質の瞬きを一つだけ短くするように距離を縮め、猛烈な速度で走り出した。
木々の茂みの中を逃げる二人を追う。
その姿は、木々の間から差し込む光を背に浮かび上がっていた。
空気は彼女の前で開いていくようだった。
その進行の権威に屈するように。
まるで、これから訪れる遭遇を前に、世界そのものが息を潜めているかのように。
その一方で、残った一行は拘束された盗賊たちを取り囲んでいた。
警戒し、いつでも動けるようにしている。
抵抗を試みる可能性に備えていた。
緊張は空気の中に吊り下げられたままだった。
運命は、一歩一歩、一つ一つの視線、一つ一つの呼吸のリズムに合わせて動いているようだった。
みおは二人に追いつき、その行く手を塞いだ。
静かでありながら鋭い声が、逃走のリズムを断ち切った。
「止まって」
突然、少年が平面を開いた。
空気が砕けた鏡のように裂ける。
そして瞬きをする間に、みおの前から姿を消し、数メートル後方へ現れた。
みおは即座に反応した。
彼女の剣が、上方へ向かって最初の投擲を描いた。
少年は、転移した勢いのまま進もうとする動きを抑えざるを得なかった。
二本目は彼の目の前へ降り、正確に地面へ突き刺さった。
同じ動きの中で、みおは位置を奪い返した。
正確な計算によって、進路を閉ざした。
彼の正面に立ち、確固として、両手を開き、制止の姿勢を取る。
「この話から逃げることはできない」




