第6章 : 評議会の裏に潜む影
翌朝、城は白い光のプリズムのようにそびえ立っていた。巨大な窓々が昼の明かりを呑み込んでいる。
エイナルは廊下を進んでいた。新たな衣装――まるで潜入の準備をする者のような精密さで選ばれたそれが、自分の輪郭を見知らぬ者のように変えていることを意識しながら。
寸分の狂いもない仕立てと質素な素材は、贅沢を求めたものではなく、受け入れられるためのものだった。だが彼にとっては、その一針一針が戦士としての本能を縛る拘束のように感じられた。
彼が通り過ぎるたび、宮廷の貴婦人たちは猫のような好奇心を向けてきた。
あの男は成り上がり者なのか、それとも新たな権力の一角なのか。
彼女たちは、そんな目でエイナルを見定めていた。
エイナルは王の評議会の間へ入った。
杉と深紅のビロードの香りが、彼の足音が大理石の上に響かせる余韻さえ吸い込んでしまうようだった。
王、リアムは玉座で彼を待っていた。
それは鉄と樫で造られた構造物であり、まるでその間そのものの現実を繋ぎ止めているかのようだった。
その傍らでは、主席顧問のフラヴンがほんのわずかに頭を下げた。その眼差しは、すべてを測っているようだった。
「陛下」
フラヴンは低い声で言った。
「この若者を我々の宮廷に加える価値がございます」
「彼を衛兵隊の隊長に任命しましょう。確かに若い。だが、彼の未来には十分な可能性がある。高貴な家柄の妻、領地、そして子爵の爵位まで」
エイナルには、自分が何を差し出されているのか信じられなかった。
評議会の十二人の貴族たちの間に、さざ波のように囁きが広がった。
賛同するように頷く者もいれば、フラヴンの大胆な提案に眉をひそめる者もいた。
若者は、自分に注がれる視線の重みを感じていた。
まるで、口にされる一言一言が自らの運命を封じてしまうかのように。
突然、リアム王が手を上げると、すべてが静まり返った。
聖なる外套のように、沈黙が降りた。
そして王の声が厳かに広間へ響き渡った。鐘の金属音のように澄んでいた。
「若者よ」
王の声は反響ではなかった。
それは、金床に振り下ろされる槌の一撃だった。
「我々が求めているのは隊長ではない。ウルフベルフトの錨だ。ギルドは我々には制御できない潮流。お前には堤防となってもらう。お前の足がそこに沈み込むよう、土地を与えよう。そして、お前の血が我々の鋼と混ざり合うよう、妻を与えよう」
王が差し出しているものは、人生ではなかった。
絶え間なく鎖に擦れ続ける人生だった。
エイナルは深く息を吸い、その申し出の重さを感じた。
「陛下……一日、考える時間をいただきたい」
リアム王は厳かな面持ちで頷いた。
フラヴンは椅子の肘掛けに指を置いた。その答えをすでに知っている者のような落ち着きだった。
「一日だ、若者よ。それ以上でも、それ以下でもない」
評議会が落ち着かない様子でざわめいた。
そしてフラヴンは、すでに結末を知っている者のように微笑んだ。
エイナルは、なおも優雅な衣装を身につけたまま宿へ戻った。
その後、二人は楽な服装に着替え、食事へ出かける準備をした。その間、衣装が身体にぴったりしすぎていることについて、モモとアミナから褒め言葉と、いくつかのからかいを受けた。
夕食は、エイナルの謁見についての笑いと話で過ぎていった。
彼はただ、王が自分を知るための面会であり、王国衛兵隊の一員にならないかと誘われたのだとだけ話した。
自分の立場をややこしくするようなことは、何も話さなかった。
アミナは、それはギルドの外での仕事を得る良い機会だと言った。
それに、血の匂いだけを纏う必要もなくなり、もっと楽な服を着られる機会でもある、と。
一方、モモはエイナルをじっと見つめていた。
まるで、彼が背負っている重荷を理解しているかのように。
食事を終え、部屋へ向かっていたとき、エイナルは廊下で足を止めた。
背後では酒場の喧騒が消えていき、夜がその場所を別種の濃密さで包んでいた。
「モモ、少し付き合ってくれるか?」
彼女は迷うことなく頷いた。
夜の静けさの中、仲間たちの視線から離れた場所で、エイナルは心の内を明かした。
「爵位も、領地も、それどころか王国衛兵隊の席まで提示された……だが、俺は望んでいない。受け入れれば、俺たち全員を喰らい尽くしかねないゲームに囚われる気がする」
モモは静かに彼の言葉を聞いた。
そして、確かな口調で答えた。
「受け入れたら――」
モモは窓に映るエイナルの姿を見ながら言った。
「爵位の重みは、惑星のようにあなたの背中へ乗しかかるわ。その名の重力に引きずられて、大理石へと沈んでいく。そうして、地下牢の湿った泥の記憶が、あなたの肌から消えてしまうまで」
モモの言葉は、錨だった。
エイナルは深く息を吸った。
自分が何をすべきなのか、これまで以上に確信していた。
宮廷に入れば、彼の力は死んだものになる。
翌朝、彼は早くから優雅な衣装を身につけて姿を現した。
リアム王は、顧問のフラヴンとともに彼を迎えた。
前回よりも形式張らない会談だった。
エイナルは、澄んだ声で話した。
「陛下、お申し出には感謝いたします。ですが、私が望むのは、民に近い場所から仕えることです」
顧問は彼を蔑むように見た。
まるで、その言葉が愚かな戯言であるかのように。
一方、王は苦しげにため息をついた。
「残念だ、若者よ……だが、お前の決断を尊重しよう」
エイナルは頭を下げた。
「お声をかけていただいたことに感謝いたします。その道を進まないとしても、自分にできる場所から王国に仕えたいと思います」
その後に訪れた静寂は、敵意ではなく、敬意を帯びたものだった。
王は黙ってエイナルを見つめていた。
そしてエイナルは、胸の中に澄み切った静けさを感じながら、その場を後にした。
だが、その静けさは全員には届かなかった。
その夜、君主の知らぬところで、フラヴンは駒を動かし始めた。
エイナルを追っていたのは王ではない。
傷ついた顧問の野心だった。
人の寄りつかない場所で、三つの人影が彼の前に現れた。
紋章も旗印も身につけてはいなかった。
だが、その核から放たれる敵意ある共鳴によって、空気は濃密になっていた。
それは、やがて彼らのトリケタを燃え上がらせることになる、潜在した力の予兆だった。
フラヴンは声を荒らげなかった。
ほんのわずかな仕草で、代わりに執事へ話すよう命じた。
「死なせてはならない」
フラヴンの執事は囁いた。
「彼の糸を解かせたい。彼の血が、英雄の血筋と共鳴することをやめるように。半金は今支払う。残りの半分は、エイナルがかつて重みを持っていたことを、世界が忘れたときに」
三人は頭を下げた。
従順な影となり、そして薄闇の中へ溶けていった。
彼らは単なる狩人ではなかった。
ギルドにとっては盗賊だった。
だが、その皮膚の下では、王国のさらに暗い通路を知る者たちだった。
その一方で、エイナルたちは休息を求めていた。
影がすでに動き始めていることなど、知る由もなかった。
封印された命令は、裏切りによって研ぎ澄まされた見えない刃へと変わっていた。
落ちる瞬間を待ちながら。
知らぬまま、彼らは狩りによって刻まれた運命へと歩いていた。
静かで、忍耐強く、彼らを夜の中へ包み込もうとする危険。
その真実が花開くよりも前に。




