第4章 : 小さな手、大きな仕草 (2)
そして、何かが動いた。
宿営所の近くで、猫系フリアンの一団が薪を集めていた。
そのとき、空気が変わった。
チョップガンはぴたりと足を止めた。
その身体を覆う灰色の毛並みが、生きた外套のように張り詰めたように見えた。
常に警戒を怠らない琥珀色の瞳が、ほとんど捕食者のような鋭さで輝く。
誰よりも先に、風の中に混じった異質な気配を捉えていた。
「感じる?」
シンヴァルが尋ねた。
身体についた冷気を振り払う。
煙色の灰髪には白い筋が走り、それが乱れて顔へと落ちていた。
刃物のように鋭い緑の瞳は、屋内にいてさえ世界を測り続けていた。
その目が針のように細まり、雪の中に取り残された塊までの距離を測る。
見えない振動に導かれるように、彼らは駆け出した。
みおを見つけたとき、彼女は意識を失い、肌は凍えるほど冷たくなっていた。
何も言わず、ビビョルンは外套を脱いだ。
雪の明るさが、その温かみのあるベージュと白の髪を照らしていた。
蜂蜜色を帯びた緑の瞳は穏やかで、注意深い。
その外套でエルフを包み込む。
バロムンドは、毛先に向かって暗くなるくすんだ金髪を揺らしながら、みおの頭を慎重に支えた。
その青い瞳には、穏やかで揺るぎない意志が宿っていた。
「彼女は一人じゃない」
シンヴァルが断言した。
その髪が霜と混ざり合う。
彼らはみおを宿営所へ運び込んだ。
みおの内側で、ミサオは一つ一つの仕草を注意深く感じ取っていた。
あの魂の痕跡を感じ取れるのは、彼女だけだった。
ルンヒルドは、大きな茶色の瞳に穏やかな川のように光を映しながら、肩へと流れ落ちる漆黒の三つ編みを揺らした。
器用な手で外套を取り、縫い目を一つ一つ繕い、布の帯を加えて、みおの身体にぴったり合うように仕立て直した。
そのあと、バロムンドは残った外套を身につけることができた。
二日が過ぎた。
みおの身体は休んでいた。
だが、その心は深淵の縁に囚われたままだった。
みおが目を開けると、光はかろうじて震える一本の糸のようだった。
その傍らで、ルンヒルドが無限の忍耐をもって彼女を見つめていた。
その瞳は、何の非難もなく彼女を見守っていた。
まるで、みお自身でさえ名前をつけられないものまで理解しているかのように。
最初は何も言わなかった。
みおが自分の速度で目を覚まし、自分の存在と、肩へ流れ落ちる漆黒の三つ編みに気づくのを待った。
静かに瓶を整え、小さなランプに火を灯して、薄暗がりを和らげた。
「あなた、名前は?」
ルンヒルドが尋ねた。
その甘い声は、みおのために繕われた外套のように、彼女を包み込むようだった。
みおはかすかに微笑んだ。
「みお。助けてくれて、ありがとう」
「私たちは、ただの商人だよ」
ルンヒルドは縫い続けながら説明した。
「私たちは一人で育ったから、他の人には見えないものを探すことを覚えたの。王国を旅して、必要とされる場所へ香辛料や素材を運んでいる。いちばん若い子たちは十四歳で、私たち年長者は十六歳。それが私たちの生き方なの」
みおは彼女を見つめた。
ルンヒルドは小さく見えた。
けれど、芯があった。
「他の子たちは探しに行ってる」
彼女は続けた。
「キノコ、菌類、肉、樹液、クリスタル」
みおはゆっくりと身体を起こした。
その内側で、ミサオが存在を現した。
<気分はどう?>
ミサオが尋ねた。
みおは深く息を吸った。
「よくなった。あなたのおかげ……それに、私を見つけてくれたみんなのおかげ」
近くに座っていたルンヒルドは、何も言わなかった。
けれど、その瞳は別の何かを探していた。
「誰と話しているの?」
ついに、彼女は尋ねた。
みおは彼女を見た。
「私と一緒にいる人。ミサオっていうの」
「彼女は私の案内役であるだけじゃない……私に、力以上のものを貸してくれている」
「心配しないで。彼女はいつも私のそばにいる。そして、私たちを助けることができる」
ルンヒルドは答えなかった。
ただ、待った。
みおは続けた。
「腕を失った。私自身も見失った」
「もう耐えられなくなったとき……私を支えてくれたのは、彼女の存在だった」
「私たちは、魂で繋がっている」
ルンヒルドは受け入れるように顔を傾けた。
「あなたの魂にいるのなら……私の目にいる必要はないよ」
沈黙があった。
「世話をしてくれて、ありがとう」
みおが付け加えた。
ルンヒルドは頷いた。
そして、必要以上に一秒だけ長く、みおを見つめ続けた。
「あなたが誰なのか、私たちは知らなかった」
柔らかな声だった。
「でも、あなたが大切な人だということは分かっていた」
その空白は短かった。
だが、濃密だった。
重い木の扉が軋み、冷たい空気の一吹きを招き入れたことで、それは崩れた。
その風が暖炉の炎を揺らした。
シンヴァルとバロムンドが、荷物を抱えて入ってきた。
二人は、松と湿った土の強い匂いを連れてきていた。
袋を下ろすと、黒いキノコと岩の樹液の瓶が床にぶつかり、鈍い音を立てた。
その音が、会話に一つの終止符を打つように部屋へ響いた。
シンヴァルは、身体についた霜を荒々しく、乾いた動きで払い落とした。
入ってきても、気を緩めなかった。
その瞳は刃物のように薄暗がりを切り裂き、あらゆる影を警戒へと変え、あらゆる隅をその視線にさらしていた。
屋内にいてさえ、その本能は休むことを知らなかった。
バロムンドは暖炉へ向かった。
その姿は、周囲の空気を遅らせるほどの、確かな重みを持って動いた。
炎の橙色の光がその顔立ちを照らし、影を描き出す。
その姿は、温かく揺るぎない壁となった。
外の凍てついた世界と、か弱い小屋の間に立つ、揺るぎない避難所のように。
ほとんど儀式のような慎重さで、彼は布に包まれた荷物をテーブルへ置いた。
森の冷気が、ウサギと鹿の肉から剥がれ落ちていく。
そのことが、これらの壁の外では、自然が人の痛みに無関心なまま存在し続けていることを、無言のうちに思い出させていた。
しばらくの間、聞こえる音は薪の爆ぜる音と、男たちのブーツに付着した雪が溶けて滴る音だけだった。
誰も話さなかった。
生きていること。
そして、食べ物があること。
その事実を受け止めるために必要な、ひと呼吸だった。
ルンヒルドがその静寂を破り、立ち上がった。
「暖炉で作ろう」
木と香辛料の匂いが宿営所を満たし始め、冷気を押しのけていった。
みおは目を閉じた。
そして一瞬、ルンヒルドの煮込みから立ち上る湯気が、遠い場所にあった鍋の霧へと変わった。
閉じた瞼の暗闇の中で、彼女は濃いスープをかき混ぜる力強い手を感じた。
深い笑い声が聞こえた。
それは暖炉から来るものではなく、肋骨の奥深くから返ってくるような温かさを、彼女へ取り戻してくれた。
懐かしい匂いだった。
知っている鼓動だった。
肩の力を抜き、脈を落ち着かせるものだった。
それは、あの頃の二人が名前をつけることのできなかった平穏だった。
みおは目を開けた。
現在はそこに残っていた。
石の壁も、重い空気も。
それでも、彼女の内側の何かが柔らかくなっていた。
まるで、記憶の氷が溶け始め、汗をかいているかのように。
それから間もなく、再び扉が開いた。
そこから、若さのざわめきが入り込んできた。
チョップガンとビビョルンが飛び込んできた。
二人の活気は、年長者たちがまとっていた厳かな静けさとは対照的だった。
チョップガンの瞳は勝利の光を宿して輝いていた。
その髪に縁取られた瞳は、小さな熾火のように煌めいている。
一方、ビビョルンはずっと控えめで、霧の塩を硬くこわばった指で持っていた。
宿営所の熱が、クリスタルの脆さを損なうのではないかと恐れていたのだ。
二人はこの一団の最年少だった。
他の者たちに傷跡しか与えない世界の中で、まだ好奇心を失っていない者たち。
本能的な追跡者である彼らには、他の者なら影しか見ない場所から、生命を見つけ出す、ほとんど魔法のような才能があった。
「トリュフ」
チョップガンが告げ、土の湿り気が染み込んだ布袋をテーブルの上へ置いた。
「それから、根のクリスタル」
ビビョルンも、その隣に荷物を置いた。
宝石を扱う者のような正確さだった。
「樹液と霧の塩」
青い瞳をクリスタルの死んだような輝きへ向けたまま、彼は囁くように付け加えた。
ルンヒルドは微笑んだ。
その瞬間だけ、彼女の顔の皺が消えたように見えた。
「いつも価値のあるものを見つけてくれるね」
そう言って、ビビョルンの肩へ手を置いた。
みおは、静かな驚きに沈みながら二人を見つめた。
熟練した戦士ではない。
大きな封印を操る魔術師でもない。
彼らは、痛みにもかかわらず回り続けることを拒まない世界、その生きた織物だった。
森から持ち帰った小さく大切な宝物に夢中になっている彼らの姿を見て、みおは感じた。
自分の犠牲――腕と、記憶――には意味があったのだと。
この、あまりにも単純で、あまりにも脆い日常が、これからも存在し続けられるようにするために。




