第2章 : 特異な瞳を持つエルフ
翌日、エイナルたちはギルドの扉をくぐった。
ざわめきはいつもの賑わいからではなく、受付ホールでまるで予兆を引き寄せる磁石のように、すべての視線を集めている一人の人物から生じていた。
みお。
深紅の髪を持つ、高等アーケインエルフ。
彼女は石に刻まれたかのように厳かな仕草で、自身の詳細を提出した。
その顔立ちには無視しがたい若々しさが残っていた。時間がいまだ完全に奪い去っていない繊細さ。
だが、彼女は囁きの中ではなく、沈黙の中を歩んでいた。
その存在感は、顔立ちが与える印象を裏切っていた。
彼女の瞳。
右目は柔らかな紫、左目は淡いエメラルド。
それは生物学的な特異点だった。
沿岸地方、そして王国全土において、その眼差しはもはや嵐の前触れではなかった。
深く、避けられない潮流。
彼女を常に孤独のすぐ隣へと留め置く、血の刻印。
彼女は黒い戦闘服を身にまとっていた。
肩から太ももへと蛇行する赤い脈動が、その身体に第二の皮膚のように密着している。
機動性と防御力の均衡。
その体格は、彼女の格から予想されるよりも軽やかだったが、動きの威力を損なうことはなかった。
むしろ、それらを的確で、ほとんど不可避なものにしていた。
黒い生地の下、ちょうど胸骨のあたりに、ある凹凸が認められた。
衣服のラインを変える、完璧な角を持つ微細な浮き彫り。
それは鈍い共鳴を放っていた。眠ることを拒む遺物だけが持つ、特有の重み。
その重みの下。
背中には二振りのジアンが交差して収まっていた。
まるで儀式的な忍耐強さで、己の出番を待っているかのようだった。
その佇まいは最小限に抑えられており、無駄のない動きは長年の技術鍛錬を物語っていた。
あらゆる仕草が、絶対的な規律を伝えていた。
戦闘ローテーションにおける効率の高さ。
そして、状況が要求するあらゆる刃を使いこなす能力で有名な若い女性は、誇示を必要としない存在感によって敬意を集めていた。
エイナルは彼女を見つめた。
彼女の姿勢には、影のすべてが脅威を隠しているかのように、肩に目に見えない緊張感があった。
その絶え間ない警戒心は、彼にとって奇妙なほど見覚えのあるものだった。
彼は慎重に近づいた。
みおは首を動かさなかったが、エイナルが一歩を踏み出すよりも前に、彼女の淡いエメラルドの左目が視界の端から自分を捉えたのを彼は感じた。
鮮明で、注意深く。
「承認待ちのAクラス任務がある」
エイナルは本題に入った。
彼女の空間を侵さない適度な距離で立ち止まり、しかし彼女の眼差しを恐れていないことを示すには十分に近づいて。
「占拠された砦への強襲だ。承認を得るには、5人目のメンバーが足りない。君の背中にあるものを見る限り……二本持っているようだな」
みおは沈黙を保った。
彼女は、短剣を投げる前にその重さを量るかのように、エイナルの言葉を値踏みした。
彼女は栄光を求めていなかった。求めていたのは、実力だった。
「私の名前は、みお」
彼女は言った。
その声は低く、エイナルには判別できない何かの影が差していた。
「引き受けるわ」
彼女は一拍置いた。
ほんの一瞬、エイナルが近づいたことで、彼女のエメラルドの目の冷徹さが揺らいだ。
まるで、認識の火花が表面に出ようと抗い、彼女自身の警戒心によって押しつぶされたかのようだった。
「ひとまずは、チームね」
彼女は武器の重さを調整しながら付け加えた。
「残りのこと……その先は砦が決めるわ。あるいは、そのあとに残された私たちの残骸がね」
彼女の視線が、グループの残りのメンバーをなぞった。
彼女は武器を見るのではなく、彼らの顔を見た。迷いや弱さの痕跡を探すように。
彼女の目がモモに留まったとき、みおは短い笑みを漏らした。
それは愛想笑いではなく、警戒心が再び扉を固く閉ざす前に、表情を和らげた素早く、ほとんど無意識の仕草だった。
任務の内容は、ドラコニドに占拠されたホルトサンドゥル砦への強襲だった。
その要塞は都市への南の入り口を支配しており、そこからハイブリッドたちが地域を不安定化させるための襲撃を組織していた。
エイナルは頷き、誇りを隠さなかった。
「彼らは近い。この任務で、彼らは閾値に達する。俺はすでにギルドが要求する必要なPGを超えている。ただそれを積み増しているだけだ」
それからエイナルは微笑んだ。
「俺はエイナルだ」
みおはグループに向き直った。
その礼儀正しさはあまりにも訓練されていて、かえって氷のように冷たかった。
「私は、みお。よろしく。今回の強襲が、誰にとっても最後にならないようにしましょう」
モモは眉を上げた。
アオイは沈黙の中で頷いた。
ニジは、新しい仲間の美しさに気を取られ、顔をしかめた。
「こちらはモモだ」
エイナルは頭を動かして示した。
「クロスボウと魔力共鳴」
「アオイだ」
彼は付け加えた。
「弓と回復」
「そしてニジ。槍、戦術支援、そして防御」
みおは、相手を圧倒するほどの冷静さで彼を見つめた。
彼女はポイントなど気にしていなかった。
気にしていたのは、火の粉が降り注ぎ始めたときに、誰が自分の背中を守ってくれるのかだった。
彼らは登録プリズムへと向かった。
接触すると、それは起動して彼らの手の上に光の輪を投影し、利用可能な選択肢を表示した。
全員が任務を登録する準備を整え、エイナルは砦への強襲を選択した。
「これで行く」
エイナルは言った。
「直接的で、作戦の余地がある」
プリズムがグループの情報を記録すると、パネルの一つが初めて彼女のパラメータを投影した。
「みお | 3,535 PG | 青銅ランク」
その記録は、アクティブな任務の刻印とともに、ギルドの台帳へ自動的に記録された。
受付嬢のヘレナは、台帳から目を離すことなく彼らに控えを手渡した。
言葉を必要としない儀式だった。
紙を手に、グループは酒場へと向かった。
彼らは戦略については話さなかった。
誰も口に出す勇気のない疑問を孕んだ、濃密な沈黙の中で食事をした。
みおは落ち着いて一口を味わい、食事を楽しんでいたが、その目はいつも以上に酒場を走査していた。
あらゆる細部を評価し、潜在的なトラブルを予期するように。
彼女はグループの調和における不協和音だった。
しかし、沿岸の風が窓を叩くなかで、エイナルは知っていた。
明日、ドラコニドと対峙するとき、みおの的確で抑制された警戒心こそが、彼らの最大の防御になるということを。




