第2章 : 喧騒と見世物の狭間で
ハヴスカルドのギルド支部は、まるで深海の海底から引き剥がされたかのような、暗く密度の高い石でできた深淵の玄武岩のモノリスのようにそびえ立っていた。
その壁は滑らかではなかった。
古代の難破船を思わせる青緑色の緑青を帯びた酸化銅の脈が、周囲の湿気を吸い込む嵐灰色の粘板岩の線と交互に走り、縞模様を形成していた。
珊瑚の装飾は一切なかった。
その建築は純粋に機能を追求したもので、様式化されたコバルト色のステンドグラスが、大きなうねりの前の静けさを思わせていた。
その暗い石の巨体は、海が――このギルドもまた――常に自らの代償を要求するものだと理解させるような、畏敬の念を抱かせていた。
カウンターの向こうにはヘレナが立っていた。
彼女は、剣よりも多くの約束が砕けるのを見てきた者だけが持つような、効率的な気配をまとっていた。
その肌は太陽ではなく、荒ぶる海の金属的な輝きによって小麦色に焼けていた。
栗色の三つ編みは完璧にまとめられ、一本の髪すら乱れていなかった。
グラファイトのような薄暗さの中でほとんど痛々しいほどの白さを放つ白いリネンのシャツは、一瞥だけで一隻の船員全員の重みさえ判断できそうな、彼女の淡褐色の瞳の揺るぎなさと対照を成していた。
「ハヴスカルドへようこそ。皆さんの情報を登録し、PGを確認します」
一人ずつ、登録プリズムの上に手の甲を置いた。
アオイが最初だった。
光が表面を走り、静かに停止した。
「アオイ | 3,529 PG | 青銅ランク」
アオイは控えめに微笑んだ。
ニジは芝居がかった大げさな仕草で手を押し当てた。
光は安定する前に振動した。
「ニジ | 3,527 PG | 青銅ランク」
モモは慌てることなく近づいた。
光が短く明滅し、それから静まった。
「モモ | 3,519 PG | 青銅ランク」
エイナルは他のメンバーが終わるのを待った。
それから何も言わず、アーティファクトの上に手を置いた。
光は遅滞なく起動した。
「エイナル | 3,541 PG | 青銅ランク」
ヘレナは必要以上に一秒長く彼を見つめた。
それから最後の読み取りを終えて身を起こした。
魔法のアーティファクトはゆっくりと消えていき、潮の匂いを含んだ空気の中に微かな残光を残した。
「登録完了です」
彼女は平坦な声で言った。
「これで皆さんは正式にこの地域で認められました。次はどうするつもりですか?」
アオイが一歩前へ出て、自然な動作で腕を組んだ。
「休息よ。少なくとも一日はね。旅が長かったから、最高のコンディションにしたいの。そのあとAクラスの任務を受けるつもりだから、全員がすべてのパスを獲得して聖域で登録し終えたら、いつでもランクアップできるようにね」
ヘレナは驚くことなく頷いたが、その眼差しにはわずかな変化があった。
「野心的ですね。Aクラスの任務は軽々しく割り当てられるものではありません。連携と戦術的な相性が必要です。もし昇格を望むなら、実戦でそれを証明しなさい」
ニジはニヤリと笑って肩をすくめた。
「まあ、大体そんな感じだ。俺たちは言い争いをしていない時は機能するからな」
モモは軽く音を立てるように尾を揺らした。
「それと、ニジが即興で動かない時ね」
ヘレナはエイナルの方を向いた。
「あなたのトリケトラは、すでに完成域に達しています」
彼女の目は登録簿から離れなかった。
「力はすでにそこにありますが、監視者の前であなたのパスを正式に認めてもらうには、共鳴の儀式が必要です。それが、あなたの荒削りな力を、認められたランクへと変えるための手順です」
彼女は言葉を切り、補強された封印のある羊皮紙をカウンター越しに滑らせた。
「ちょうど、Aクラスの任務が入ったところです。竜型生物の砦への強襲。攻城契約ですので、承認には最低5人のメンバーが必要です」
エイナルは頷き、刀の柄を調整する前に羊皮紙へ目を落とした。
「俺は休んで、任務に合う相性のいいメンバーを探したい」
彼は冷静に言った。
「力がすべてじゃない。出発する前に俺たちの編成が噛み合わなければ、それほどの規模の強襲は惨事になる。俺たちは一つの塊として動きたいんだ」
ヘレナは彼らを見渡し、すべてを察したような満足げな笑みを浮かべた。
「では、休みなさい。ですが長すぎないように。Aクラスの任務は、決断力のない者を待ってはくれません」
正午になるころ、一行は宿を出た。
登録は完了し、海辺の町は活気づき始めていた。
空気には、日常と期待を混ぜ合わせるような塩の重みがあった。
酒場は、苔と塩に風化された海岸の巨岩の上に建てられた、薄暗い木造の隠れ家だった。
それは客たちよりも長く残るように造られており、何世代もの冒険者たちを見てきた石の土台は、泥や荒んだ暮らしにも動じることなく佇んでいた。
そこは泥炭の煙と濡れた革の匂いがする場所であり、その壁の強固さは、少なくとも一晩の間は、外の世界とそこにある借りを締め出してくれるような安心感を与えていた。
外では、いくつものテーブルが、地図を確認したり、装備を調整したり、あるいはただ黙って食事をしたりする一行で埋まっていた。
エイナルが先頭を歩いた。
モモは運ばれてきたばかりの魚箱の匂いを嗅ぐために立ち止まった。
ニジは他人の会話に気を取られた。
アオイは、何を探すべきかすでに分かっているかのように、毅然とした態度を崩さなかった。
酒場に入ると、煮込み料理の香りとビールの湯気が彼らを包み込んだ。
木製のテーブルがジョッキの触れ合う音の下で軋み、湿気を含んだ空気が隅々まで感じられた。
「あれを見てよ」
モモが声を潜めて言った。
炎のように鮮やかな栗色の髪をした若い冒険者が、確かな足取りで入ってきた。
黒い細部の刺繍が施された彼女の赤い衣装は、動くたびに燃え上がっているかのようだった。
彼女の明るく命令するような声が、室内を切り裂いた。
「酒場のマスター、隠し持っている地図を持ってここに来てちょうだい!」
彼女が入ってくるやいなや、酒場は囁き声の混沌と化した。
彼女の三人の仲間は、彼女が行くところではどこでも静寂が終わることをすでに知っている者たちのような諦めを漂わせて歩いていた。
目立つのは彼女の赤い衣装だけではなかった。
彼女の声が、あらゆる隅々までを満たしていくその様子こそが、目を引いていた。
「彼女、スタイルがあるわね……気に入ったわ」
モモは好奇心に耳を立て、たった一つの仕草で酒場のマスターを従わせる彼女を見つめながら呟いた。
エイナルは一秒ほど彼女を見つめ、それから出口の方へと視線を逸らした。
「彼女は本物だな」
彼は低い声で認めた。
「だが、ここには騒がしさと強さを混同している奴らが大勢いる。外で何が俺たちを待っているか見てみよう」
彼らは赤をまとった少女の喧騒を後ろに残した。
しかし通りに足を踏み入れた途端、外から吹き込む潮風が、まったく異なる物語を突きつけた……。
一つのチームが街の埃を後にして、北の道を進んでいた。
三人の志望者が、輝く鎧を身にまとった一人の青年のすぐ後ろを追っていた。
彼の剣は、任務のためというよりも儀式の一部であるかのように、背中で交差していた。
彼は歩いているのではなかった。
行進していた。
彼の足の運び方には、輝く鎧が本当に汚れるものなのか確かめるためだけに、足を引っかけて転ばせたくなるようなものがあった。
彼が自分の通り過ぎたあとに残す静けさを楽しんでいるのは明らかだった。
青銅ランクに到達してパスを登録すると、チームは単なる訓練集団ではなく、目的を共有する集団へと変わっていく。
そして彼――任命された英雄は、彼らを率いているのではない。
彼らの力と運命を守る者として、世界に対して彼らを代表しているのだ。
「あの人は7,500 PG以上持っているはずよ」
アオイが視線を固定したまま囁いた。
「誰もがそのレベルに到達できるわけじゃないわ」
「Aクラスの任務か?」
ニジが尋ねた。
「深層ダンジョンか、魔法的異常ね。チームに英雄がいる場合にしか割り当てられないわ」
志望者の一人が装備を調整しながら、わずかによろめいた。
もう一人は、ためらうように後ろを振り返った。
三人目は顔を強張らせたまま、何も話さなかった。
「あまり納得しているようには見えないわね」
モモが言った。
「任務のせいじゃないわ」
アオイが答えた。
「彼のせいよ。だけど英雄が受け入れるなら、彼らはついていく。それが中に入る唯一の方法だから」
エイナルは何も言わなかった。
彼はただ、英雄が北へ進み、崖が海の息吹を奪い、風が岩に塩と泡を叩きつける道へ入っていくのを見つめていた。
彼の姿は岩場の間へと消えていった。
信頼を与えるものではなく、ただ見世物だけを提供する、その虚栄心に包まれて――果てしない地平線に孤立して走る稲妻のように。




