第1章 : 鋼と氷の狭間 (1)
森の薄暗がりの中、道は曲がりくねりながら続いていた。杉の木々の間を吹き抜ける一陣の風が通るたび、何十年も前に消えたはずなのに、死に絶えることを拒んでいる焚き火の匂いが運ばれてくる。空気には静電気を帯びたような乾いた感触が残っており、それは木々の幹の間に閉じ込められた熱の残響のようだった。
影に注意を払いながら進んでいた一行は、それらが不自然なほど素早く動き、炎があまりにも激しく燃え上がったことで現実そのものに傷跡を残した大地の上を滑るように移動していることに気づいた。そこでは、灰がかつてのレッドドラゴンの意志を記憶していた。色は永遠に消え失せ、視線を息苦しくさせるような灰色だけが残されていた。
「突撃陣形!」
エイナルは足を踏みしめ、刀を抜いた。その鋼が甲高い音を響かせる。
「アラリオン、俺と一緒に前衛だ! アオイは攻撃の角度を探せ! ニジ、彼女たちを一人にするな! ライエル、フェイローラ! 俺が奴らのガードを崩すまでマナを温存してくれ!」
木々の間から染み込んでくる邪悪なマナを感じ、エイナルの身体を悪寒が走った。それは重く、敵意に満ちていた。
そして彼は、心配そうな声で猫系フリアンへ振り向いた。
「モモ、距離を取れ」
エイナルは命じた。
「お前は軽装備だ。それに、お前のクロスボウは遮蔽物からの方が力を発揮する。陣形が崩れたら、攻撃を耐えようとするな。後退して逃げろ」
彼女は黙って彼を見つめた。耳を緊張させながら、その言葉の重みを理解していた。
返事の代わりに、風が唸った。
二体の雪のテングがナギナタを掲げると、その刃から氷の鋭い突風が噴き出し、戦場を薙ぎ払った。
淡い青の羽を持つ方が先に進み出た。その攻撃は低く、素早かった。濃い青の羽を持つ方はその一撃を受け継ぐように構え、より広く、重い斬撃を繰り出した。
アオイは横へ転がり、すぐさま応戦した。稲妻のように音を立てるアダマンタイトの矢を放つ。その一本が淡い青の羽を持つテングの肩へ突き刺さったが、そいつはわずかによろめいただけだった。
「羽毛の下に鱗の鎧があるわ!」
アオイは叫びながら、次の矢を番えた。
フェイローラが杖を掲げると、地面から根が伸び、濃い青の羽を持つテングの身体へ絡みついた。怪物は翼を羽ばたかせ、一閃でそれを振り払い、木片と霜を飛び散らせた。その破片が皮膚を噛むように襲いかかった。
赤のテングが、血も凍るような優雅さで距離を詰めてきた。その刀はただ輝いているだけではない。まるで飢えているかのように空気の中で唸り、エイナルが瞬きをするたび、その動きを先読みしているかのように、彼の肌へ触れる前から風を切り裂いていた。
エイナルはそいつへ突進した。しかし、衝突の勢いで後方へ弾き飛ばされ、刀を地面へ突き刺して、かろうじて勢いを止めた。
「速い……それに重い」
エイナルは唇を拭いながら吐き捨てた。
アラリオンが斧で彼を援護した。破壊的な一撃を叩き込んだが、赤のテングは一本の刀だけでそれを逸らし、もう一本で反撃した。その一撃によって、アラリオンは数メートルも転がされた。
エイナルは息を切らしながら立ち上がった。赤のテングの目に宿る獰猛な輝きが、明白な事実を告げていた。正面から戦うのは自殺行為だ。
「先に二体の青いテングだ……あいつらの防御を崩す必要がある」
エイナルは剣の柄を握り直しながら呟いた。
フェイローラの根が地面から爪のように伸び、淡い青の羽を持つテングの脚を捕らえた。ニジはバイデントを構えて突撃し、翼の関節を狙った。同時にエイナルも前へ踏み込み、正面から斬り上げた。
一瞬、仕留めたかに見えた。
しかし、怪物は激しく翼を羽ばたかせ、力任せに拘束から抜け出した。そしてニジを近くの木の幹へ叩きつけた。衝撃で彼は重傷を負い、肺から空気を奪われた。それでもなお、立ち上がろうともがいていた。
異なる音の風切り音が戦場を横切った。
アオイの矢がニジの傍らへ突き刺さり、緑色の閃光とともに炸裂した。マナが熱い樹液のように彼の筋肉を駆け巡り、傷口を塞いで、息を取り戻すのに必要なだけの力を与えた。
ニジは咳き込み、地面に片膝をついた。そして唸りながら、再びバイデントを握った。
淡い青の羽を持つ戦士がナギナタで空気を薙いだ。鋭い風切り音が、エイナルへの突進に先んじて響いた。エイナルはかろうじて刀でその一撃を受け止めた。衝突の力に数歩押し戻され、鋼と羽毛の間で火花が散った。
怪物は再び襲いかかった。その武器が氷のハンマーのように振り下ろされる。
エイナルは数センチの差でかわした。冷気が肩を噛んだ。彼は斬り上げで反撃したが、硬化した鎧から火花を散らすことしかできなかった。
空気が凍りつくほど冷たくなった。淡い青のテングが、エイナルの胸へ向けて直接、氷の突風を放った。
彼が後退する必要もなかった。フェイローラが両手を地面へ突き立てた。マナの圧力によって、彼女の首の腱が緊張で強張っていた。
鉱物の唸り声とともに石の防壁が地面から爆発するようにせり上がり、間一髪で二人の間へ割り込んだ。氷の衝撃が鋭い金切り音を立てながら岩を震わせたが、障壁は持ちこたえた。
さらに後方では、ライエルとモモが一歩も退かなかった。ライエルの矢が赤のテングを牽制し、モモのクロスボウから放たれるボルトが濃い青の羽を持つテングを絶えず移動させ、距離を詰める隙を与えなかった。
前衛が空いたことで、ライエルは再び矢を放った。マナを宿した一本のトネリコの矢が空気を切り裂き、淡い青の羽を持つテングの太腿へ正確に突き刺さった。
モモはその時、木々の間から前へ出た。
彼女は膝をつき、クロスボウを肩に当てて息を止めた。機構が引き絞られるにつれて軋み、硬化核のボルトが乾いた音を立てて放たれた。そのすぐ後に、もう一本が素早く続いた。
二本とも翼の関節へ命中し、骨を砕き、耳障りな悲鳴を上げさせた。反動が腕を震わせたが、彼女は標的から目を逸らさなかった。
怪物は空中でもつれ、脇腹をさらした。
「今だ!」
エイナルが吠えた。
アラリオンが突撃した。斧がエネルギーを帯びて輝き、襲われていたテングの翼を叩き割った。怪物はよろめき、無意味に翼をばたつかせた。
エイナルはその上へ跳びかかり、刀を斜めに突き入れて、大きな裂け目を開いた。
「アオイ!」
彼は命じた。
アダマンタイトの矢が風を切り、その裂け目へと突き刺さった。
悲鳴が森を切り裂いた。
テングはなおも足をばたつかせ、立ち上がろうとした。しかしアラリオンはすでに待ち構えていた。彼は斧を怪物の頭部へ叩き込み、凍った大地へと打ち倒した。




