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悟りを開いた?



吹っ飛んでいった人は紛れもなくルイさん。広い場所だったのでなんとか受け身をとって着地してた。さすがだ。


でもなんでそんなに飛んだの?私そんなお相撲さんみたいな感じ?そんな力ないよか弱い乙女だよ…。


と、とにかくルイさんは無事か?!急いで駆け寄る。


「ル、ルイさんすいません大丈夫でしたか…?」

「ああ、まぁ一応受け身とれたからね…。ちょっとジン呼んできてくれる?」

「わかりました!待っててください」


急いで中に入ろうとドアノブに手をかけた瞬間ーー


「へぶっ?!」


突如開いたドアにノックアウトされた。


「うお?!なんだ、ミリアか。ルイはどこだ?」

「……あっちです」


鼻がツーンとする。これ鼻血でるんじゃない?どうしてくれるのジンさん。それとも恨み?!さっきの恨みなの?!


「あ?なんであんなとこで伸びてやがんだルイは」

「いやなんというか…吹っ飛んじゃって、ジンさん呼んできてって言われたので」

「吹っ飛んだぁ?!あのルイがか?とにかく診てやるか」


ルイさんの元に駆け寄るとすかさずジンさんが手をかざした。


「あー、背骨一個やったな。どんだけ吹っ飛んだんだ?ってかなんでお前が吹っ飛んでんだ?」

「詳しいことは言うから早く治してくれ…痛い」

「ったく。妖精犠牲治癒」


ぽぅっと光がルイさんの身体を包み、消えた。苦痛に歪んでた美しいイケメンな顔も元のイケメンな顔に戻った。


「で?なんでこんなことになった?」

「ミリアに一回本気で襲いかかってみたんだ、どれくらい対処できるのか見るために。それで背後から襲いかかったらこのザマ。あそこの木からここまで飛ばされた」

「す、すいません!私もほんのひと押しでそこまで飛ぶなんて思わなくて…」


自分がお相撲さんだなんて夢にも思ってなかったんです…。


「ミリア、なにか魔法を使ったのか?」

「い、いえ、使ってないと思います。怖くて離れて!って思って両手で押しただけなので」

「うーん…なんでだろうな。なにかの魔法の装着チャートオンかと思ったけど魔法で装着できるのは物質とかだけで人体にはできねえ筈だからな…」


そういえばぶわっと身体が熱くなって力がこもった感じはあったけど…関係してる?もしかして。


…もう一回できるかやってみよう。


「ちょ、ちょっと試したいことがあるので離れててもらえますか?」


拳の大きさくらいの石を見つけ、それをジンさんに渡す。


「それ、私の方に緩やかに投げてください」

「…なにかわかんねえけど、いくぞ」


ぽーんと投げられた石に狙いを定め、力を込める。先ほどと同じように身体は熱をもち、力は手に集中した。それを石に…!


バァァアンッ


石は粉々に粉砕。ルイさんもジンさんも唖然としており、当然当本人の私も唖然とする。



私、気功みたいなものが使えるようになった?!

悟り、開いたのかな?!


「お、おい、なんだ今のは?」

「わからないけど、身体がぶわって熱くなって手に力がこもったんです」

「今のはミリアの魔力が氣のようなものになって放出されたんだ。だから通常の力より何倍ものパワーをもって相手を攻撃できる。武器に魔法を装着するのは見たことあるけど、魔力をそのまま身体強化に使うのは初めて見たよ…!」

「っていうかそもそも、魔力の質に何も感じねえのがおかしいんだ。今だってなにかしらの性質が現れるべきなのになにも表れていない。魔力を身体に取り入れて身体強化なんて見たことねえぞ。…でも、聞いたことならある」

「どこで?僕も知らないんだけど」

「さっき調べてて見つけたんだよ。だから言いに来ようとしたらお前が吹っ飛んでたわけだ」

「なるほど、それでわかったことは?」


「例の伝説の人物は過去の人物の可能性が高い。もちろん100%じゃねえけどな。そいつができることが未来予知だったんじゃねえかっていう資料があった。あくまでも一つの学説だがな。それと…歴史書のそいつの残した言葉に『悪と手を結はば世滅び、其の時が来るは謐然』だと。これはあっちの噂との繋がりもあるかもしれない」

「…なるほど。わからないことだらけだけど続く調査が必要だね」

「そうだな。んで、そいつとできることの一つに『氣を纏い筋を強くする』っていうのがあった。魔法なのか氣なのかよくわかんねえけど、今のミリアにソックリだなってことだ」


…伝説の人物にソックリ、か。



「…認めたくねえが、通ずることが多すぎる。こいつは伝説の生まれ変わりなのかもしれない」


あれ?!生まれ変わりとまでいく?!似てるまででよかったよそこは。


「まあ、ミリアが伝説に関係あるのかは一先ず置いておこう。今は強くなれるだけ強くなって備えないと」

「それもそうだな、歴史書をアテにしすぎてもダメだからな。俺ももう少し他の資料を調べるために王宮の極秘管理図書館にいって高等資料見てくるわ」


王宮!?そんなところに出入りできるの?しかも極秘管理図書館って選ばれた者しか入れない、厳重警備が重ねられた図書館よね?重要書類ばっかりの。なんでそんなところにジンさんがいけるの?!豪華な別邸もあるし…本当にカイドウモン家って何者なの?!








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