私の魔法とは?
熱が出て寝込んでおりました。
気温の変化が激しいので皆様も体調にはお気を付けください。
というか、そろそろ私も自分が使える魔法とやらを知りたい。ジンさんは治癒魔法に火炎魔法、ルイさんは風魔法。私の力って一体なんなんだろう。
「この世界って、どんな力が一般的なんですか?」
「魔法のこと?」
「はい、治癒魔法と火炎魔法、風魔法の他になにがあるんですか?」
「魔法のことならジンの方が詳しいよ」
「あ?なんだ?」
「魔法です魔法。他にどんな魔法あるのかなって」
「あーそうだな。聞いたことあるのは水魔法、氷魔法、植物魔法、光魔法、闇魔法、土魔法、浮遊魔法、瞬間移動魔法とかだな」
「へえ、結構色々あるんですね」
「魔法の強さも人それぞれだし、そもそも魔法が使えねえ奴もいる。大体は遺伝って言われてるが突然変異で使える子供が生まれることもある。ただ、生きてるうちに突然使えるようになるのは聞いたことがないな」
「うーん、やっぱり私がミミリアの身体に入っちゃったのが関係しているのかな?」
「先例がないからなんとも言えねえな。そもそも、ミミリアの身体に別の奴の人格が入ったってこと自体おかしいんだからな」
「私に言われても!」
「あ、でもさっきミリアが気になること言ったんだ。『前から矢がくる気がする』って言われたから前に注意してたら矢が飛んできたんだ。注意してたから一応擦り傷で済んだけど、もし避けれなかったら目をやられてたかもね。ああ、やっぱり剣で…」
「あー!それはですね!なんとなく前から矢がとんでくる映像が見えたんです!はい!」
ルイさんが物騒なことを言い出す前に話にひきつける。怖いよ、自重してルイさん。
「映像?」
「はい、本当に矢がとんでくるちょっと前に少しだけ」
「それがね、さっきもあったんだ。奴らに襲われる何分か前にも言ってたよね?『商人の人とか通ります?』って」
「そ、そーですね。その人たちが襲ってきました…」
「……もしかして未来予知できたりすんのか?」
「……まさかね?どう思う?ミリア」
「いや、私に聞かれましても…」
「ここから先は歴史書の話だから本当の話かはわからん。さっき言った伝説の話があるだろう?その人には未来予知の力があったと言われている」
「そ、そーなの?でも未来予知なら使える人、いそうじゃない?」
「んなわけあるかアホ」
え?ジンさんにアホって言われたら末期じゃない?
「未来予知ってのはな、禁忌の魔法なんだ。運命の流れを強制的に変えてしまう2番目に強力な魔法と言われている」
「2番目なの?2番目って微妙…」
「まあ、1番は言わずもがな悪魔の手による黒魔法だからな。こっちも伝説に過ぎねえけど」
「黒魔法?なにそれ」
黒魔術とかみたいなもんかな?悪魔を召喚してウンタラカンタラ〜!みたいな。
「…まあお前が詳しく知る必要はねえけど、悪魔と契約を交わして願いをなんでも叶えるってやつだよ」
「大体同じか!」
「なんの話だ?」
「んでまぁ、未来予知の話だ。未来予知ってのは未来を視ることで対処ができる。つまり運命を簡単に変えることができる。周りの人の運命もな。だからこそこの世の理を覆す魔法として、禁忌とされてきたんだ。禁忌というか、最早使える奴がいなかったから問題ねえんだけど…」
と言って私を見る2人。え?私がいけない?でもさ、この身体になったときにもう魔法使えたんだよね?ってか神様が私にくれたとかいう魔法はコイツか?未来予知とかいう魔法か?
「まあ、まだ未来予知と確定したわけじゃないけど、仮定すると話も合点がいく。ミリアは無意識のうちに未来予知で少し先の未来が視えていた
んだ」
「そうっぽいけど…未来予知って伝説の魔法だろ?こいつが使えるとなるとこいつは伝説の人物ってわけか…?」
ジンさんが瞳孔を開き「俺が散々調べてた伝説はこいつのことなのか…?」と呟いている。おいそんなに事実を受け入れること難しいか…?
「………やっぱり決めつけんのは早いよな!」
受け入れないのかよ!!
カイドウモン家頭脳派知識人の出番…?




