92/104
十三湊
大御所 義教が琉球王国から南蛮国へ向かおうとしているころ、陸奥の諸侯から精鋭が集まり十三湊に集結していた。
十三湊には安東水軍率いる船が多数用意されていた。
精鋭を率いるのは、伊達大膳大夫持宗、最上右京太夫義春、安東陸奥守盛季であった。
三人の使命は、北元(モンゴル民族)と手を結ぶことであった。
しかも義教には、友好的な関係を結ぶことが使命であった。
三人は出航を前に、話し合っていた。
北元の大ハーンは、トクトア・ブハ・タイスン・ハーンであった。
「元々、明の領地を治めていた、モンゴル族に対して、明国はそのままにして、強力な連合国を作るということをいかに理解してもらうかだ。」
「北元は、未だに遼東半島を攻めようとしているからな。」
「そこだな。圧力をかけるふりだけてもして貰えば良いのだが…」
「とにかく、大御所様の想いを伝えて、我らの味方になって貰おうではないか。」
三人の腹は固まった。
次の日に十三湊から北元に向けて、精鋭達を乗せた船は出航した。




