朝鮮半島2
朝鮮の首都 漢城。
世宗の元に日の本からの軍が迫っているとの知らせが届いた。
「奴らは何が狙いなのか?」
世宗は臣下達に問うたが誰も答えられなかったか。
「えーい、役立たずが!
まず、武官を集めて、漢城の周りを固めるのだ。」
直ちに武官が召集された。
「ところで、奴らが来るまで地方のものは何をしていたのだ。
余の元に、日の本の軍が来るという報告が上がってきていないが?
左議政よ、どうなっているのだ?」
「はい、どうも、日の本の軍は地方のものに歓迎されている様子。
彼らは掠奪もせずに金や銀を落としているようで、地方の役人達もそれで日の本の軍を受け入れているとのこと。ご報告が遅れて誠に申し訳ございません。」
「なんと!掠奪もせずにか…
それでは地方のものも懐柔される訳だ。
奴らは、何をしに来たのた。」
その時であった。
「王に申し上げます。日本国、先の王、足利義教が王と直々に会いたいと言う使者が参っております。
いかがなさいますか?」
臣下達は一斉にどよめいた。
「なんと無礼な。先の王と言うことは今は無位無官ではないか。我が国王と直に会うとは無礼にも程がある。」
世宗は臣下達の言葉を遮った。
「会おうではないか。会わずば、奴らの考えもわからん。」
左議政が慌てた。
「王よ、まず吾が会います。」
「左議政よ、余に報告を怠りながら、今更何を言う。余が直々に会う。
使者に承知したと伝えよ。」




