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再出発
義教が新しい政のやり方を伝えてから2年が過ぎた。
ついに日本国内向けの新しき法ができた。
法の名は、『日の本式目』と名付けられ、内政のやり方の細目、法の変える時の手続き、政の責任者の決め方まで細かく書かれていた。
それに付属した『細目』も同時に決められた。
義教は、それと共に将軍職を退くことにした。
帝に職を退く挨拶をしに行った義教。
帝はとても残念そうに尋ねた。
「将軍職を退くとは、お手前ほどのものに変わるものがおろうか?」
「お上、そのお考えを改めください。
お上はこの国を統べるお方。この身はお上から託された政を実施したに過ぎません。
法も出来ました。
これからは入れ札で皆が相応しいと思うたものが、お上から託された政を実施いたします。
ご安堵なさりませ。」
「将軍、お手前はこの先どうするのだ。」
「はい、私は新しく政を行うものに頼み、日の本以外の国へと行きとうございます。」
「日の本以外か…
羨ましい気がする。」
「お上、お上もいずれ参られませ。」
「御主の招きを期待しておるぞ。」
義教の目は既に国内から国外へと向かっていた。




