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海を抑えよ1
大内を打った西国攻めの義教軍は山口で評定を行った。毛利備中守煕元、吉川駿河守経信、三好式部少輔長之、遊佐河内守国助、それに小早川水軍や山陰、山陽の国衆たちが一同に介した。
皆の関心は、次に攻めるは、四国なのか九州なのかであった。
毛利煕元の第一声は、そうしたものにとっては意外なものであった。
「小早川殿、瀬戸内の海賊達を御所様の元、一つにまとめることは叶わないかな?」
「毛利殿、難関は村上海賊ですな。どう説得します。陸の上の理屈が海で通じるかどうか。」
「だから、小早川殿にお願いしておる。この通りだ。なにせ御所様は陸も海も山も全てに通じる政をなされようとしているからな。
ここで海賊達にヘソを曲げられては困るからな。」
「分かりました。半月、いや一月頂けますか?」
「あいわかった。小早川殿に任せよう。但し、これまでの関銭徴収は認められない。ここは、曲げて伝えてくれ。その代わりに、貿易の利については、伝えて良い。」
「かしこまりました。」
小早川水軍は楠木党と共に村上海賊の本拠地へと向かった。
彼らが帰ってくるまでの間、集まったもの達は、義教の国造りについて、学ぶことになった。




