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関東御出陣1
都の花の御所の義教の元に飛騨、信濃攻略の知らせがほぼ同時に届いた。
義教は決断した。
近習に、義承と経覚を呼び寄せた。
「飛騨、信濃まで東は手にした。そろそろ関東と決着をつける時が来たようだ。」
「御所様、ではいよいよ。」
「これまでは、兵を損なわず、生かしながら来たが、関東ばかりはそれは難しいであろうな。
なにせ相手は身内である。骨肉の争いほど醜いものはない。今度は余自ら出向く、二人には都の事任せた。」
「かしこまりました。して兵は?」
「余は百だけ引き連れ急ぎ近江に行く。そこから先は尼子と共に信濃に出向く。
朝倉達と合流し、甲斐の武田を調略する。
さすれば、関東は目の前。
その間に駿河から織田が、越後へは、甲斐が打って出る。」
「駿河、越後、甲斐もまず、上杉と対峙することになりますな。」
「関東管領たる上杉を一気に破り、関東公方を丸裸にする。」
「その間に西も陸奥も動けないくらい早くにな。二人とも都の守りは任せたぞ。」
「御所様のお陰で有能な人材が育ち、安心して守れます。ご安心下さい。」




