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悪御所奮戦記  作者: ヒデオ
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越前攻略4

持種は、驚いた。

「御主ら、何故二人してここに?」


孝景が叫ぶ。

「越前、いや日の本の為でございます。斯波一族の最後とお覚悟を…」


常治が叫ぶ。

「一兵たりとも逃すな。うちかかれ!」


500の兵が一斉に持種の50騎を襲った。

驚きを感じていた斯波勢は、大した抵抗も出来ないまま討ち取られ、持種は首を取られた。


「よし!このまま、斯波勢の残りの兵を討ち果たす。母衣衆、我が勢全軍を斯波勢に向かうように使いをだせ。」


母衣武者が去っていった。

「孫右衛門尉、これで良いか?」

「美濃、振り返っている暇はないぞ。我らは、これから、加賀、越中、越後、飛騨、信濃を手にする。まあ、地侍はほとんどこちらについているがな。」

「そうか、まだ先はあったな。」

「吾は若狭から兵を連れて戻ってくる。また後ほどな。」

「おう!」


甲斐勢の全軍が集結した。

常治を大将に斯波勢の本隊目がけて一気に吶喊を行った。

斯波勢は混乱を極めた。持種始め、主立った大将は打たれて、留守居の大将だけでは本隊をまとめる事は困難であった。


常治はある程度、吶喊を繰り返したところで斯波勢に降伏を促した。

留守居の大将は、切腹したが、大半の兵は逃げるか降伏した。


数日後、朝倉孝景率いる1万の兵が越前に入り、甲斐常治始め地侍達と署名血判を交わし、ここに越前は平定された。

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