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12話

次の朝…



まぶしい光りがカーテンの隙間から入りこんでその光りに気づきユーフェミアは目が覚めた。



もう朝なのね…と起き上がろうと寝返りをしたら自身の手が何かに当たった。ベットに何かあるのかしら…と当たった方を見るとそこにはウォルシードが寝ていた。


「キ…キャーーーー!!」


ユーフェミアの声が邸全体に響き、皆がビックリして慌ててユーフェミアの部屋にやって来た。


「ユーフェミア様どうしましたか?」


ユーフェミアはこの状況をどう説明していいのか分からず戸惑っていた。


「えっと…あの…」


「ユーフェミア様失礼します。」


とメルは部屋のドアを開けた。するとそこにはまだ寝ているウォルシードの姿とその奥に座っているユーフェミアの姿があった。



そんな状況とは知らずウォルシードは


「う…っ」


といいながら寝返りをうち、ユーフェミアに抱き付きいた。そしてユーフェミアの膝で寝ている状態になった。


「えっと…あの…これはっ!!」


真っ赤になりながらユーフェミアは狼狽えていた。


「ユーフェミア様…これは一体…」


メルはまだユーフェミア達が朝まで同じ部屋で過ごすまでの仲ではないことを知っていたので、メルの頭のなかでは色々と想像していた。


「私も何がなんだかわからないのよ、朝起きたらウォルシード様が居たのよ!!」


そこへ事態を知っているディードがやって来た。


「奥様…失礼します。」


「ディード…」


ユーフェミアはディードの姿を見えると何とかしてもらえると思い一安心した。


だが…ディードは主が幸せそうに好きな女性の膝で気持ちよさそうに寝ているのを見て


「奥様…申し訳ありませんが、

旦那様は昨夜領地から戻られて大変疲れが溜まっております。どうかそのまま寝かせておいてもらえませんか?」


「えっ…でも今日はお仕事ではないのかしら…」


「はい。旦那様は本日と明日までお休みです


「ですので、後はよろしくお願いします。旦那様が起きられたら存分に怒って差し上げてください。」


と笑顔で言われてユーフェミアは頷くことしか出来なかった。


そしてディードは、メルさん他のメイドが呼んでましたから行きますよ。

といいながらメルの手を引っ張っていった。


「ちょっと!!何するのよ、離しなさいよ!!」


「はははっ邪魔者はさっさと退散しますよ。」


「はなしてーー」

と言いメルとディードは部屋から出ていった。



ユーフェミアは二人が出ていったせか方を見ながらこれからどうしよう…と考え込んでいた。







あれから少し時間が立ちウォルシードがうーんと言っていたので 、ユーフェミアはウォルシードの顔を覗くと眉間にシワを寄せて寝ていた。その様子を見て苦しいのだろうかと思い、小さな子どもにするように頭を撫でた。すると落ち着いたのか安定した寝息が聞こえたので一安心した。




ユーフェミアの膝でもぞもぞと動き、ウォルシードの顔が正面にきてうっすら目を開けた。

ユーフェミアはウォルシードが起きたのを確認して緊張しながら挨拶をした。



「おはようございます。ウォルシード様」



するとウォルシードがいきなり目を大きく開き、勢いよく体を起こし、えっといいながら後退りしたがそこにはベットはなくそのまま勢いよくベットから落ちてしまった。



ユーフェミアはキャッ!!といいながら恐る恐るウォルシードが落ちた方を見ると…あいたた…と頭を擦りながら座ったているウォルシードの姿があった。いつも完璧で無表情のウォルシードとは遠い、髪型はいつまのオールバックではなくてさらりと流しているようだった。


ユーフェミアはその姿に思わず可笑しくなり声を出して笑ってしまった。



ユーフェミアが初めて声を出して笑っているのを見たウォルシードは凄くビックリして固まってしまった。

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