ウォルシード視点4
やっと視察から戻って来たウォルシードは、王太子殿下の執務室に呼ばれた。
「今までご苦労だった。お前達のお陰で騒ぎにならず沢山見て回ることができた。感謝する。回あの領地に行って色々改善することが分かった。これからまた忙しくなりそうだ。」
ルードジニアはふぅ…と息を吐きながら深く椅子に座った。
イデスとウォルシードは机を挟みそのまま立っていた。
イデスはそうですね…と呟き、これから色々資料を作らないといけないですね。また休みなしだよと言っていたが誰もイデスの言うことを無視をしてルードジニアとウォルシードは話始めた。
「帰ってそうそう悪いが、一週間後に私の誕生祭開かれる」
「もうそんな時期ですか」とすかさずイデスが話に加わってきた。
ウォルシードはというと、そうか…と思ってユーフェミアとの出合いをまた思い出していた。
「どうやら私には婚約者は勿論、想い人すらいないから陛下達が焦って今回の誕生祭で必ずいいと思う令嬢を見つけるようにということらしい。」
「陛下自身もご自分の誕生祭で王妃様を見初めたので殿下にもそのようにして頂きたいそうです。」とイデスがこの話はこの国に住んでいる人なら誰でも知っている有名な話ですからと言った。
「しかし、ティルナード様には婚約者がいますが…」ウォルシードはルードジニアには婚約者がいなくてティルナードに婚約者がいることに疑問を持っていた。
「あいつはかなりの女好きだからな、陛下達が困り果てて、婚約者でも決めたら落ち着くと思ったようだ。美人で家柄もいい令嬢を…。しかし変わらなかったみたいだかな。」
そういうことかとウォルシードは思った。
「今のところこの国は平和で安定しているから政略結婚なんてしなくていらしく、私には恋愛結婚をしつこく進めくる。」
溜め息をつきながら早く孫がみたいだとと少し困った顔をしながら言った。
「という訳だ、イデスはどうでまいいが、ウォルシードは結婚しているから必ず夫人と一緒に来るように!これは命令だ」
「しかし…警護は」
「お前もその場にいるのだろう、他の者でも大丈夫だ。」
ルードジニアしたにそう言われると従うしかないなと観念した。
コンコン…
「失礼します。殿下にお届け物です。」
「入れ。」
「では殿下、私達は下がらせて頂きます」
「ああ、二人とも明日はゆっくり休め、間違っても出仕するな」
「はい。失礼します。」
ウォルシード達が退室したと同時に王宮の従者がお辞儀をしてルードジニの部屋に入り届け物を届けて行った。その時は何も思わなかったが後であんな騒ぎになるとは思いもよらなかった。




