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リユニオン 堕天使は不敵に笑う   作者: HARD LUCK
不夜城の怪人 ラスベガス編
37/44

不夜城の怪人 インターミッション

ここまでの登場人物紹介です。

久しぶりに出てくるキャラクターが誰か分からなくなったときに辞書的に使っていただければ幸いです。


ここまでのあらすじ


十年来の友人、綾崎の寿命を奪ってしまう呪いをもつ漆間うるまは、その呪いを解くために、世界に点在する六つの魔本『堕天使の懺悔ざんげ』を探す旅にでた。旅のメンバーは漆間とその友人綾崎、そして日本の魔本の持ち主である興梠こおろぎミナトに、最後は魔本にひそむ悪魔、田沼であった。四人はまずラスベガスの魔本の悪魔、ラーサーを探すが、捜索は難航する。さらに、日本から追ってきた警察の奸計かんけいにより能力者の三人はバラバラになってしまう。



勢力別人物紹介



漆間うるま一派


漆間うるま夜一

『最も親しい人の寿命を奪い続ける』という呪いにかかってしまった男。呪いを解いて綾崎を救うため、世界に向けて旅に出る。他人に対して思いやりがある性格ながら、上記の呪いゆえ、無意識ながら人と親しくなるのを怖れている。

現在は麻生あそう清美との対決に敗れ、老人のような姿となりグランドキャニオンの保安官に捕まっている。


綾崎京二

漆間の『最も親しい人』残りの寿命は約一◯◯日。しかし楽観的性格ゆえにそのことを大して気にしていない。自由奔放で刹那せつな的快楽を求める傾向があるのだが、十歳のときに漆間に救われて以来、彼のためならば真剣に行動する。

現在は麻生の魅力と能力『麻酔体液』に籠絡ろうらくされ、眠ったまま日本へと護送されている。しかし麻生の死によって目覚めた。


興梠こおろぎミナト

日本の魔本、田沼の持ち主。気弱な性格で少女のような外見をしている成人男性。漆間たち三人の中で最も年齢の高く会社員をしていたが、年上ゆえの威厳いげんはない。また、能力『指を鳴らすと火花が出る』は三人の中で最も強力な能力だが、彼の他人のも含めた「死」を怖れる性格ゆえ上手く扱えずにいる。田沼に死んだ双子の兄、マナトと精神を融合させられている。

現在は友人アレックスとの死闘の末に全焼したサーカスアクトの事件の参考人として警察の事情聴取を受けている。


興梠マナト

ミナトの双子の兄。二年前に死亡。しかしミナトの「願い」によって、ミナトの精神に怒りの感情だけ融合するという中途半端な復活を遂げる。マナトの存在を知っているのはミナトと田沼のみだった。普段は表に出ることはできないが、ふたつの条件をクリアすると、ミナトに代わってミナトの肉体を操作できる。条件は『ミナトが危機を感じる』、『能力を使う』のふたつである。


田沼(リキエル)

魔本の悪魔、と名乗っているが、実際の正体は謎。堕天使、元天使、魔法使い、過去には南華なんか老仙ろうせんと名乗っていたこともある謎の男。魔本『堕天使の懺悔』に潜み、人々の願いを叶える代わりに特殊能力も与えてしまう。そのせいで漆間に悲劇的な呪いをかけてしまい、彼らの魔本を集める旅のきっかけとなる。常に不敵な笑顔を崩さず、何を言っても嘘か本当かわからない。本心がつかめない。

ミナトとマナトの精神を融合したのは田沼の意図的な行動ではないか、という見方を同じく魔本から現れるラーサーはしている。

田沼はその不敵な微笑ほほえみの奥に、隠しごとをしているのは確かだった。

現在はミナトの履いていたジーンズのポケットに極小の本となり隠れている。



日本警察

警視総監 若島津わかしまづ

急速に勢力を拡大していく特殊事件対策室を危険視し、麻生を暗殺することを画策かくさくする。川藤を刺客として麻生のもとに送る一方、鈴木と田辺を犯罪シンジケート『王国』との関与という偽情報に基づき帰国させ、査問さもんにかけようとしている。ゆくゆくは能力者集団である特殊事件対策室を自らの配下に置きたいと考えている。


川藤警部補

若島津警視総監の腹心の部下。

若島津から麻生清美暗殺の密命を受け、見事に果たす。まず、鈴木、田辺両警部が犯罪シンジケート『王国』と関与している疑いがある、との偽情報により帰国させて麻生をラスベガスに孤立させ、さらに漆間との対決中に射殺することで、漆間に敗れてじゅん職したように見せかけた。

現在は麻生の『殉職』を日本に伝え、ラスベガスで次の任務を待っている。



警視庁公安部公安五課特殊事件対策室の人々

鈴木警部

仕事先に向かうと雨が降るというジンクスをもつ。スカウトによって警察官となった『外部組』の能力者。ラスベガスまで漆間たちを追ってくるも、綾崎を捕らえた時点で、本国から呼び出しがかかり、田辺とともに綾崎を護送しながら日本へと帰国する。不運の人。


田辺警部

鈴木の相棒。もとは経理部だったが、能力を持っていることがバレて特殊事件対策室に転属になった『内部組』。転属になって日が浅いため、特殊事件対策室が数々の悲劇を巻き起こしていることをまだ知らない。


麻生清美(死亡)

警視正(殉職のため、さらに二階級特進の可能性あり)。

特殊事件対策室の室長。『外部組』。

特殊事件対策室開設以来、数々の開明的な施策をとり、女傑と呼ばれている。しかしそれゆえ嫉妬されることも多かった。そして警視総監からも嫉妬された挙句、計略により暗殺される。


嶋野と千田

『外部組』の暴力捜査官。元ヤクザ。スカウトの際に精神的、肉体的リンチを行う。興梠ミナトのスカウトの際にもリンチを行なっていたが、漆間に敗れてミイラのような姿になる。

現在は警察病院で意識不明のまま点滴を受けている。見た目はミイラから老人のように見えるまで回復している。


吉良きら警視

副室長。非能力者で『内部組』。能力者を快く思っていない。



ラスベガスの人々


ストリートギャングBloodz(壊滅)


AJ(死亡)

Bloodzのリーダー。「彼」に見出されて能力を与えらえる。その能力は『ブレスレットを回すと、対象に催眠術をかけられる』である。リスクは催眠術の最中は相手に触れられないことである。漆間一派に組織を壊滅させられた恨みを晴らそうと、「彼」を頼ったが、落ち合うまえにルカ・ヴァレンティノに暗殺される。

現在はその遺体がアメリカ空軍基地、エリア51に運ばれている。


マイルス(死亡)

AJの相棒。綾崎に五階から転落させられたあと、生き残るも錯乱した仲間が撃ったマシンガンの弾が命中し死亡。


キング(死亡)

顔がキング牧師に似ている卑劣漢。激情とともにミナトの内から現れたマナトに焼き殺される。


ファットジョン(死亡)

Bloodzの主な資金源である麻薬の売買を一手に引き受けていたが、警察にマークされてしまう。麻薬との関与が発覚するのを怖れたホテル王、テオ・ランベルティに雇われた刺客、ルカ・ヴァレンティノに暗殺される。



アメリカ空軍


コーネル大佐

技術将校。軍人としての自分を嫌っており、あくまで科学者でありたがっている。「彼」に対する調査をしている。


ジェニングス伍長

「彼」と対峙たいじし、恐怖を植えつけられるとともに右腕を失う。上官のアンドリュー・カウフマン少尉を尊敬している。「彼」の能力に関して重要な証言をする。


アンドリュー・カウフマン少佐

「彼」に関する独自調査の三ヶ月後、異例の三階級特進を果たす。人柄が変わったと嘆く部下が多い。




塗装屋パレット

誘拐、窃盗、暗殺等を請け負う組織。コードネームが色。


社長

アメリカ空軍から依頼を受けて「彼」から魔本を奪おうと画策している。


インディゴ

ジージャンにコッポラ帽の伊達だて男。口癖は『いい知らせと悪い知らせ、どっちから聞きたい?』

ホテル王、テオ・ランベルティと面識があり、興梠こおろぎミナトを探すよう依頼を受ける。しかし興梠ミナトがもうひとつの魔本を持つことを知り、彼は別の行動を起こす。

現在は「彼」の魔本を奪う仕事を引き受けつつ、日本から来た魔本を持つ興梠ミナトを探している。マゼンタとシアンと連絡が取れなくなったことが気がかり。


マゼンタとシアン

三つ子の殺し屋。一番下の弟イエローはパレットに過去に所属していたパープルによって殺された。格言が好き。「彼」から魔本を奪う任務を受けながら、「彼」の配下のように振舞っている。マゼンタは綾崎の右腕を切り落とした。

現在は不明。


カーマインとミモザ

謎の少女リタを尾行していた男女。漆間に敗れて入院中。やっと自発呼吸を再開した。カーマインの所持していた銃はアメリカ空軍の制式採用品で、現在は漆間が所持している。





ホテル王とその周囲の人々

テオ・ランベルティ

ラスベガスのカジノ併設ホテルのうち、約四◯パーセントを所有するオーナー。しかしそれは表の顔に過ぎない。彼はラスベガスにおける警察権力を支配し、政治家も彼の支持なしでは支持率を維持できない。テオ・ランベルティの裏の顔は実質的なラスベガスの支配者である。彼はイタリアマフィアを通じ、ラスベガスにおける薬物売買も行なっていたが、実行犯のファットジョンがFBIにマークされたのを機に足を洗った。なお、ファットジョンはその際にトカゲの尻尾よろしく暗殺されている。


カロリーナ

テオ・ランベルティの秘書。ホテル王をよく補佐する才媛さいえん。そのたおやかな美貌びぼうゆえ、テオとのただれた関係を疑われるが、身体をゆるしたことは一度もない。というのも、シチリア人らしいことにテオは愛妻家である。


ルカ・ヴァレンティノ

栗毛のオールバックにアルマーニのスーツを身にまとった不吉な男。ファットジョン、AJを自殺に見せかけて暗殺した。テオ・ランベルティがファミリーを通じて雇った殺し屋であり、イタリアマフィアの一員。父はレオーネ・ヴァレンティノ。シチリアからやってきた男だが、アメリカでは『パープルシャドウ』の異名で知られている。

現在はシチリアに帰国している。



ラスベガスの一般人


アレックス(死亡)

ホテルマーカスサーカスのサーカスアクトでピエロを演じていた芸人。しかしその正体は「彼」の配下の暗殺者。妻のシェリーを人質に殺人を強要されていた。魔本の持ち主であるミナトと親しくなるも、「彼」にバレてミナトの殺害を強要される。死闘の末、ミナトに敗れたところを「彼」に銃殺された。死の直前、ミナトに「彼」の名を告げた。


シェリー

アレックスの妻。


エドガー・シュミット

綾崎の切り落とされた右腕を縫合した凄腕の外科医。


リタ・シュミット

人並み外れた行動力をみせる少女。ラスベガスのストリップで漆間と出会い、親しくなる。漆間がグランドキャニオンに向かった際にも、こっそりあとをつけ、バスの貨物スペースに身を隠すというアクティブさを見せている。麻生と漆間の戦いの際、警察に通報して漆間の命を救ったのも彼女である。また、なぜか頻繁に尾行されており、誘拐されることもしばしば。そのたびに父親に助けられているらしい。

現在は不明。


ジェシカ

「彼」の妻。看護師で夜勤をすることもしばしば。息子はイザーク。「彼」とイザークの不仲を心配しており、それとなく朝、息子を起こしに夫の「彼」を向かわせたり苦心している。


イザーク

雪のような真っ白の髪をした「彼」の息子。五歳のときに、本人には知らされず能力者となった。能力は『瞬間移動』。怪しい行動をとる父親の浮気を疑っており、そのせいか「彼」とは不仲。


モニカ

「彼」の妻。専業主婦。息子はハンス。五歳のときから目を覚まさなくなったハンスを心配しており、心労がたたって仕事を辞めた。いつだったか夫の「彼」のもとに警察がきたときに腰が抜けて立てなくなったこともあった。当日のうちに帰ってきた夫にホッと胸を撫で下ろした。


ハンス

雪のような真っ白な髪をした「彼」の息子。五歳のときに寝たきりとなる。


鉄仮面のウエイター

漆間たちがよく利用したレストランのウエイター。顔が無表情なせいか客が怖がって店に入らない。



保安官

バロック

通報を受けてグランドキャニオンに出動、年老いた漆間うるまと、麻生の遺体を発見する。



大統領選挙


ダニエル・F・アッシュビー

アメリカの救世主と呼ばれる大統領候補。その人気は絶大で、次期大統領となるのが確実視されている。田沼いわく、能力者。


ミゲル・パターソン

アッシュビーの対立候補。存在感が灰色の人。



ロシアの人々


ルスラン・アレクサンドロフ

ロシア連邦保安庁長官。シャルティエが潜む魔本の一三番目の管理者。ロシアの民衆に非常に人気があるため、大統領からクーデターを疑われている。


イヴァン・ニキフォロフ

ルスランの身の周りの世話をする少年。孤児院出身。ルスランの身近にいるものの、何も知らない。


シャルティエ

銀髪の少年の姿をした魔本の悪魔。しかし彼自身は自分を悪魔だと名乗ったことはない。ルスランに自身の望みを託している。


フョードル・ユジャノフ

キューバに赴いていたルスランの部下。魔本の悪魔リキエルを手に入れるためにラスベガスへと向かっている。



魔本『堕天使の懺悔ざんげ』とその悪魔

リキエル(田沼)

日本から漆間たちに同行する悪魔。


シャルティエ

ロシアにいる悪魔。


ラーサー

酒乱の悪魔。アルコールの匂いをまとわりつかせ、いかにも不健康な容貌ようぼうをしている。過去の経験から戦争を嫌い、そのために自分が利用されることを怖れている。リキエルとは昔からソリが合わない。

現在は強力な能力をもつラスベガスの「彼」と行動することにより、政府に利用されることを防いでいる。


デルトロ

リオにいると思われる悪魔。


ハイネ

ヴァチカンにいると思われる悪魔。


エラーム

アフリカ大陸にいると思われる悪魔。



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