第24話、装備相談と記念PV
ログインしたミミはクランハウスへと向かった。
昨日獲得した装備について、マキナに相談するためだ。
クランハウスに到着すると、マキナは既に到着していた。
見慣れない大盾を持って観察しているようだ。
「マキナ、やっほー」
「ミミも、やっほー」
「その大盾、新しい装備?かっこいいね〜」
「この前のクエストで貰ったんだよね。
私は装備で攻撃力を盛る必要もないし、片手で持てそうだから使ってみようと思ってる」
マキナはそう言って、ミミに大盾のステータスを見せた。
盾「ギルドの大盾」
物理防御力+20
魔法防御力+20
「おお、防御力が結構上がるね。私の防具よりも硬いよ」
「そんなに変わるんだ。このままタンクを目指すのもいいかもね」
「と言うかマキナ、その大盾以外、全部初期装備じゃない?
防具には特殊効果が付いてるものもあるし、ある程度は揃えたほうが良いよ」
「初心者が言うようになったね〜。でも、確かに。
今まではスキルを揃えるのに集中してたけど、これからは装備も集めていかないと」
「というわけで、この前の装備福袋を開けてみない?」
「良いアイデアだよ、ミミ。
イベントはあと15分くらいで終わるから、それまで待てば開けられるはず」
「じゃあ待とうか……そうだ、この前手に入れた防具があるんだけど、私には合わないからどうしようか悩んでるんだ。
アドバイスしてくれないかな?」
そう言って、ミミは足防具「防衛者の足甲」を取り出した。
「分かった……どれどれ、動かないほど防御アップか。
タンク向けの性能だね。これも福袋の結果を見てからどうするか考えよう」
それからミミたちは、談笑しながら時間を過ごした。
イベントの終了時間になると、ミミとマキナの視界にアイコンが点灯した。
運営からの通知だ。
「通知の内容は……やった!チャレンジの部門1位だって!」
「ミミすごい!私は部門3位だったよ。上には上がいるもんだね」
「3位でもすごいよ!おめでとう!
あれ、また通知が来た……えっと、なになに……?
『あなたのチャレンジ中の映像を、イベント記念PVに使用しました。ぜひご覧ください』だって!
アドレスも貼ってある!」
「さすが部門1位!早速見てみよう!」
2人は急いでリンクにアクセスし、動画を再生した。
動画を開くと、ゆったりしたBGMとともに花で覆われた街の景色が広がる。
酒場前の広場や商店街、そこで楽しむプレイヤーたちの姿が映し出された。
「ここで一緒に屋台を回ったよね。
この店のサンドイッチおいしかったな。
あっ、家具屋が映ってる!」
しばらくすると、場面は出口前広場の特設リングに変わる。
BGMも勢いのあるものに変化した。
続いて、チャレンジに挑むプレイヤーたちが次々と映し出された。
「この辺りでミミが出るはず……
出た!一瞬だったけど、攻撃するシーンが映ってるよ!巻き戻して!」
「巻き戻したよ……映ってる映ってる!
変身するとこんなふうに見えるんだね!」
チャレンジのシーンが終わると、動画はそれまでのハイライトを流して終了した。
「いや〜、よかったね〜。
思い出を振り返るコンテンツはあればあるほど良いよ」
「そうだね。いつでも見返せるから、また見ようね」
2人は一息ついてから、ようやく装備福袋の話題に戻った。
「気を取り直して、装備福袋を開けていこう。ミミ、心の準備はいい?」
「もちろんできてるよ。それじゃ、開けまーす」
2人は同時に装備福袋を開けた。




