↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
2/18

第2話、最初の戦闘と合流

 ミミの前に街の景色が広がる。

 レンガでできた建物に、石畳、往来する人々。

 人々の頭上には名前の表記があった。

 

「あれ……もしかして全部プレイヤー?

 本当にMMORPGの世界にいるんだ……」


 これまでもゲームの世界にいることは分かっていた。

 しかし、こうして大勢のプレイヤーが歩いている様子を目にすると、ようやく実感が湧いてくる。


 

「よし、これから楽しむぞ~

 まずは近場の敵と戦ってみようかな」


 近くの掲示板に貼ってある地図を見て、周囲の地形を確認する。

 最初のフィールドは背後の門から行ける草原のようだ。


 

 草原をしばらく歩くと、ミミの前に初めてのモンスターが現れる。

 のそのそと動く半透明の水滴のような生き物。

 その上には『スライム』と表示されていた。

 

「スライムかあ。最初の敵だし勝てるよね?」


 手にしたハンマーを握り直し、覚えたスキルの名前を叫ぶ。

 

「まずは……ムーンジャンプ!」

 

 すると先ほどのように体が軽くなる。

 そのまま上空に向かって全力ジャンプ。

 落下の勢いを乗せ、スライムにハンマーを振り下ろした。

 

 攻撃を受けたスライムは爆散。

 ポリゴンの欠片が周囲に舞い散る。

 

「演出気持ちいいね!さすが最新ゲーム!」

 

 最序盤の敵に撃つには明らかに強すぎる攻撃だが、初心者のミミはそのことを分かっていない。

 

「楽しくなってきたね」

 

 ミミは周囲のスライムも同じようにムーンジャンプを駆使して倒していった。


 

 10体目のスライムを倒したとき、スキルを獲得する。


 パッシブスキル「空中攻撃マスター」

 空中から攻撃する時、攻撃力上昇

 取得条件:空中からの攻撃のみで相手を10体連続で倒す

 空きスロットにセットしますか?はい:いいえ


 パッシブスキル「先制の一撃」

 体力が最大値の9割以上の相手に攻撃する時、攻撃力上昇

 取得条件:10回連続で体力が最大値の9割以上の相手を一撃で倒す

 空きスロットにセットしますか?はい:いいえ


「スキルを2個もゲットしちゃった。とりあえずセットして……

 あっ!そろそろ真希との約束の時間だ。時間経つの早いな〜」



 ミミは街まで戻ると、自分のプレイヤーネームとキャラの顔写真、すでにログインしていることを真希に送信する。

 真希からは詳しい待ち合わせ場所が送られてきた。

 幸いにも今いるところの近くのようだ。そのまま向かう。


 待ち合わせ場所には1人のプレイヤーがいた。

 名前は『マキナ』。杖と盾を装備している。

 マキナはこちらに気づき、声をかけてきた。

 

「もしかして……美歩?」

 

「そうだよ。そっちは真希?」

 

「正解!無事に会えたみたいだね」

 

 2人はゲーム内で初の対面を果たした。


 

 フレンド登録とパーティー登録を済ませ、話し始める。

 

「真希……いや、マキナは初期武器は杖と盾にしたんだ」

 

「魔法使いになろうと思ってるんだけど、杖だけだと左手が空いちゃうから盾も選んでみたの。

 貰えるものは貰っておかないとね。

 ミミこそどうしてハンマーにしたの?

 重い武器だと足の速さを活かせないんじゃない?」

 

「実は初期設定フィールドで……」

 

 ミミはこれまでの経緯をマキナに話した。



「スキルはそんな感じで習得するんだ……」


「マキナは何か見つけた?」


「さっき始めたばかりだから初期スキルしかないよ」


「初期スキル?なにそれ?」

 

「初期武器の種類に応じてついてくるスキルのことだよ。

 もしかしてチュートリアルやってない?」


「……やってない……」


「初めてのRPGなんだし絶対にやったほうがいいよ。

 私、場所わかるから一緒に行こう。というか一緒に受けようよ」


「分かった、受けてみる」


 ミミたちは揃ってチュートリアルへと足を運んだ。

 ハンマーの初期スキルです。

 アクティブスキル「スタンプ」

 ハンマーを垂直に振り下ろし攻撃する

 クールタイム:5秒

 取得条件:初期入手、もしくはスキルトレーナーから購入する

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。