第2話〜彼女の香り
おはようございます。から書かせていただきました。ここから 物語は展開していきます。入れ替わりを果たした相手は何と!お楽しみいただけましたら幸いです!
これはもしや、貝塚 さゆりさんの香りではなかろうか?唯一好きな人の匂いだから、間違えるはずもなかった。これは、さゆりさんが、すっと近づいてきた時にふんわり香るあの匂いそのものなのだ。
してみると、自分は・・・。中島芳郎は、何故か期待に満ちていた。
これは、僕の躰は!もしかして!そう。中島芳郎は、大好きだった貝塚 さゆりとの入れ替わりを果たしたようなのだ。
━━これほ最高に嬉しいパターンかも知れないぞ。
「よし、こうなったら、自らあの世に向かうこともない。まだチャンスはあるのかも知れないぞ!よし、貝塚さんの躰で貝塚さんのように生きてみよう」
と、独り言を言い、しっかり眼を見開いて踵を返した。
貝塚さんの所属する人事部は、5階にあるのだった。芳郎は意気揚々と、人事部のドアを明けた。しかし、誰も顔をあげない。さゆりの存在に気づいてないのだろうか?他人にはこれは貝塚さゆりには見えてないのだろうか?不安になった。
ところが、課長席に座る名札に野口と書かれた課長らしき男が、
「君、そんなとこに突っ立ってないで仕事をしてくれないか?それとも具合でも悪いのか?」
人事部に入るのは初めてだった。まあ確かに普段はあまりかかわりたくない部署なのに違いはない。だから課長の名前も知らなかった。
と、それを見かねた女子社員から声が掛かった。
「どうしたの?御自分の席にお着きなさいな」
芳郎は、歩き方に気をつけた。貝塚さんは、こんなガサツな歩き方はしなかったと思う。
芳郎は、精一杯努力しながらも、何とか自分の席らしい席についた。すると、
「なんかぎこちないね。脚を怪我でもしてるの?」
先程の課長から、またも声がとんできたのだ。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。Web 会議 かどうか微妙です よろしくお読みになってくださいませ




