第1話〜入れ替わり
書かせていただきました。こんばんは。ネット環境が復旧し、ようやく書くことができました。とても嬉しいです。お呼びになっていただけましたら幸いです。
芳郎は、自分が小さなポーチを持っていることに気付いた。よく見れば、ポーチにはミッキーマウスの絵が印刷されてあった。どう考えても自分の持ち物であるはずがなかった。
第一、自分がタイトスカートを履いている時点で、これは芳郎の躰ではないことが知れた。
━━では今の僕は誰だ?疑問に思うしかなかった。
ただ、芳郎は会社のビルの七階の階段室の窓を開けて下を見下ろしているというシチュエーションから、自分が死のうとしていたのを思い出した。ここから時間を逆算して、こんな出来事が起きるような伏線が張られてなかったか思い出そうとした。
だが、伏線など何処にもなかった。第一、まだ物語は始まったばかりじゃないか。伏線もなにも無い筈であった。
ふと違和感を覚えた。自分自身の匂いが、鼻腔に届いているが、それがいつもとはまるで違うのに気付いたのだ。しかも、その匂いには嗅ぎ憶えがあったのである。
それも、嗅いで不快感を覚えるような匂いではなかった。お化粧品だろうか?どこか化学的な匂いがまず漂っているのは間違いなかった。
芳郎は化粧をしたことはなかったので、これは芳郎の体臭ではあり得ない。だとしたら?
制汗スプレーというのだろうか?女の子がよく使うスプレー式の・・・。その匂いにも嗅ぎ憶えがあった。香水はつけていないが、それで逆にエレガントな体臭に感じられるのだ。
この匂いはもしや・・・。芳郎は手にしたポーチの中から携帯用ミニ手鏡を見つけた。
それを眼の前に翳してみた。そしたら。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。書かせていただこうと思います 。数作品同時に書いております。よろしくお願い申し上げます




