浮気やめろ
鉄研のある高校に入学して はや一カ月 窓の外をのぞけば友人が迎えに来ている 「かえるぞ」 俺は準備して部員に別れを告げて帰って行った
みやこ駅 2面3線の駅のホームで列車を待つ 銀色ボディに青いラインの電車が来た 「いつもの奴」 1821発 快速 平河行 峻と登下校するのは悪くはないね 電車のドアが開いて 二人はボックスシートに座り込んだ 「本日は銀河鉄道をご利用くださいまして誠にありがとうございます この電車は 快速の平河行です 途中大町まで各駅に停車いたします 大町の次は 府武 大津 平河の順に停車いたします 発車までしばらくお待ちください」
電車がモーター音を上げて発車していった ぴーーーうぃぃぃぃいいいん~? 疲れ果てた二人は眠りに落ちた... 目が覚めると大津駅の到着案内が流れていた 「竜起きて」 眠い目を開けて二人は駅から出て行った 竜の家の前で二人は解散してそれぞれ帰って行った
「にいちゃーん?帰ってる?」 峻のいえにはだれもいない 「おっかしいな 部屋で抜いてるのかな...?」 スマホのメッセージには 友達の家に行ってるねと書かれていた ふーん 安心 峻はテレビゲームを始めた イカのアレである 「さあ今日も始めるか」
寝カフェ 個室にオスが二匹 汗臭いものである
「大知君は あれだな好きな人とかいるの?」 「あーうん いるかもしれない」 二人はパソコンを眺めながら喋っている パソコン見ながらジュースをとろうとしたら てがむぎゅと重なってしまった すくにはなして通常運転に戻った 「ケントの手やわらかいな」「お前の手硬いな 傷ついちゃうw」「皮肉はやめろ」 いわゆる寝カフェデートの二人であった
「なあハル 大知遅くない? いつもなら23時までには帰ってくるんだけど」大知の帰りを心配する元哉 電話をしてみるとすぐに出てくれた 「ああ もう家に向かってるよ」 耳を凝らすを大津駅の音楽が流れていた 「うん 待ってる」
少し後にデートを終えた二人は家に帰って行った
数日後 「はあ何でおれが買い出しに行かなきゃいけないんだよ...」大知は大津駅のホームで業務用押ぐるまをつかみながら立っていた それと同時に 隣にいた男性犬に話しかけられた 「こんにちは」 その声に反応した大知 「なんですか?」行先を聞いてくる 特に予定は買い出しぐらいなので話した 神氷行に乗る二人 「君の名前は?」 「僕はまりも よろしくね」「俺は大知 うん」二人は神氷線の列車で 大型スーパーが出来た白滝に向かっていった
スーパーに買い出しにきたときに 「まりもはこの後どうするの?」僕はこの後このまま歩いて放浪してるからまた会ったらよろしくね といって目の前から居なくなった 「変な奴だな...」 いろいろなものを買って家に帰る わわびっくり まりもが隣にいたのである 「あwまたあっちゃった」 「あの俺付けてない?大丈夫?」笑いながら話した 「君なんて存在を付けていくなんて僕はそんなに暇じゃないよ」貴様めって感じに睨みつける 業務用おしぐるまにいっぱい乗っている 物を電車に乗せて大津へ向かっていった まりもが降りないように 電車の前で立って手を振って行った 「あばよ もう二度と会うことのない人よ」 大知はゴロゴロ転がしながら 家に帰って行った 「兄ちゃんおかえり」 元哉が出迎えしてくれた キャスターをきっちんまで転がして行った
ケントは平河の手前の谷山に用があって ホームに立っていた ちょうど目の前には大知が立っていた 大知の隣の緑色のいぬが大知に話しかけているのを見て 嫉妬を始めた あれは浮気に間違いない... ちょっと蹴りをいれなくちゃ 浮気調査として写真を撮った 二人は同じ電車に飲まれていった
谷山の用の帰りに大津駅で紅茶を飲みながら電車を見てると大知が電車から降りて緑色の犬に手を振っているのを見た 「浮気やめような 彼氏が見てんぞ...」大知は改札に向かっていったので 自分も家に帰ることにした... 石ころを転がしながら