軽い思いで...
眠い目をこすりながら起きた 「おはよ」 大知も起きてきた 朝食食べながら今日の予定を言う 「この後バスを撮りに行きたいんだけど どうする?」 「あ 俺も行く!」 ということで大津駅の近くのバスのロータリー前で写真を撮る 「レインボー来たよ」 いろんなバスを撮りながら 兄さんとスナックを食べる 「あれがこの前代行バスで走ってた車両」「ふーん」兄さんとバスを見ながらいろんな話をした
少ししていると 兄さんの携帯が鳴った 「うん 分かった」 大知が出かけていく 「兄さんどこ行くの?」「ケントに呼ばれちゃった 終わったら戻ってくるから 先に家帰ってて」 元哉は家に帰って行った
ケントと大知が公園の裏に立っている 「なあ大知 ちょっと殴らせて...」「え」 大知は用件を聞く前に顔面パンチを見舞いされた… 30分後... 1時間後... 「大知...?」「死んじゃった?」ケントは大知の体をゆすったが 反応が無い ケントは 涙を流しながら どこかへ走って行った...
「銀河線人身事故か... めんどくさいことを...」 銀河線は 大津~南大津間での人身事故のため運転を見合わせていた 「窓から飛び降りた」 線路上で轢かれていた 図体がでかすぎて衝撃で電車が脱線した
竜は物騒だなとか思いながらスマホを見ながら寝ていた
元哉は兄ちゃんの帰りを待っていた 「兄ちゃん遅いな」 ハルがソファで寝ている 気持ちがよさそう... 胸騒ぎがしながらジュースを飲んでいた
1時間以上後に 兄さんの携帯番号から電話がかかった 「元哉君の電話番号かな」「誰?」 相手は警察のようだった
事情が説明されると 携帯を床に向けてぶん投げた スマホが粉砕される 「嘘だと言ってくれ」
元哉は 涙を流しながら家を出た ハルはまだ爆睡している
最愛の兄貴が殺されたなんて嘘だ 警察署に到着すると その警察が待っていた
「いや 携帯に電話しても繋がんないから困ったよ」 そりゃあ携帯壊したから繋がらないよね...
兄貴を返してと言った 彼は近くの病院に運ばれて行ったらしい
警察署に来た時はもう意識を失ってたとの事 そして 兄貴は現在逃走中の誰かと喧嘩をしたらしい そこで意識を失ったところを公園に来てた人が発見したという
病院に着くと 大知がベッドで点滴につながれていた 「おい!」体を叩いても ゆすっても おきない 心臓は動いているようだ こういうときって キスすれば起きるんだよね お願い兄さん! ちゅ まあそうだよね
じわじわと脈拍が遅くなっていく 手元にあったナースコールを連打した 「大知!!」
心拍が0になった瞬間元哉の意識も飛んで行った... うっ
ハルは家で寝ていると 元哉が出かけていく音で目が覚めた 部屋には粉砕された電話 少しすると ハルにも警察から電話があった 「え... そんな...」 病院に行った時にはすでに大知は居なかった ハルは親戚のトカゲパパに電話した 「おじさん...大知が死んじゃった」 泣きながら電話してきたハルの声を聴いたパパは すぐに駆けつけると言って 電話を切った…
トカゲパパが駆けつけると 病院の先生から説明を受けた 元哉は意識を失って 集中治療室で治療を受けているとのこと そしてお兄さんは天に召されたこと いろんな話を聞いた 元哉は入院中だからいいとして ハルは兄貴もいないし一人になっちゃうからとのことで親戚が住まう家に居候させていただくことになった 高校は定期も授業料も払ってくれるということで 親戚のいえにむかっていった
数日後 親戚の家で元哉が病院で暴れて別の病院に移送されたとのことを聞いた その少し後に お葬式が親族のみで開かれた... 「兄さん...」
ハルは 工業高校に通いながら徐々に整備士の資格も手に入れた 「みんなが便利になる世界になるといいな」
人身事故のあと 峻の家に連絡が入った 峻も泣きながら兄との最後の別れをした




