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51:人間の基準



   〇前回のあらすじです。

   『つよい人は、異世界に来るまえからつよいんやな。ってはなし』





 あぜん。と魔族まぞく少女しょうじょ反応はんのうを、ビビアンはていた。

「そういや。あの時にも似たようなことを言って、ヤツにくっついていったのがいたわね」

 あきれた口調くちょうで、かたわらのおんなはなしを振る。

「ダフネでしたか。たしか、かぜ便たよりでは、実験台にされたとか」

「そらたことか。人間なんかに入れこむからそうなるのよ」

(うう……。人間の基準きじゅんが、どう考えてもおかしいんだよなあ。このひと)

 最初さいしょ出会であった相手あいてわるかった。

(ビビアンさんは、すっかり人をまちがった方向ほうこうにとらえちゃったんだ……)

 もっとも。人間が残忍だという点については、ユノも賛成だったが。


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