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忘却の彼方ダンジョン

シュナのダンジョン以外では初めてとなる

エルフとドリアード族が共存しているニースの街にある【忘却の彼方ダンジョン】


サンゴスの【お願い】で臨む事になったこのダンジョンでは、新しいモンスターとの出会いがあったのは良いがコイツがまたキモい上にリズの指示で長い時間戦わされたからぶっちゃけ、かなり消化不良なんだよな


シュナんとこではダンジョンらしいダンジョンじゃ無かったから、ここが異世界初めてのダンジョンアタックと言って良いんじゃないか?

しかもなんかドリアード族の女の子達が捕われてるみたいだし、何そのシチュエーション!

ドキがムネムネしちゃうじゃないか!


「あぁ、、勇者様ありがとうございます♡」

「いえ、貴女達が無事で本当に良かっ(キラッ」

「ああ!勇者様!!抱いて!!!!」


的な!え?おいおい!!

そんな展開になっちゃうんじゃないの!?


そんな妄想をしながらニヤニヤしてる直人


ダンジョンの中は3人〜4人が横一列になっても余裕で通れる程広く、天井も5mはあり通路にしてはかなり広々としてるが、ゴツゴツした淡く光石で床も壁も覆われており、今のところ何度かクラゲ型のモンスター数十体の集団に襲われたり、10mはあるやけに長い数本の足で攻撃してくるムカデに襲われたりしているが、基本的にに外見が気持ち悪いのでその都度瞬殺している。

が、

リズの指示で分かれ道を曲がった先で出現した複眼ダンゴムシみたいなモンスターが猛スピードで転がって来たので斬魔刀に纏わせた魔力をハエ叩きの形にして弾き返した時に

ふと思い出す


直人「ああ!!ヤバイ!!」


ホームランを打った後の様な格好をしたまま突然大声を出した


リズ「どうかしましたか?マスター?」


直人の頭上付近に浮いてるリズが落ち着いた様子で尋ねる


サンゴス「なんです!?

     何がマズいんですか!?」


サンゴスはモンスターが現れる度にそのRANKの高さに驚きながらビビリ、直人が瞬殺するので安堵するが、このダンジョンに来てから既に数何度か殺されそうになっているので、直人のヤバイ発言に異常にまでに反応する


直人「いやさぁ、、そういや、このダンジョンに

   来てからさ、モンスター細切れにしたり、

   跡形もなく吹っ飛ばしたりしてるだろ?

  結構倒してるのに全然素材回収してないから

   クエスト報酬はクエスト受注してないから

   仕方ないけど、討伐報酬とか

   モンスターの素材買い取りとか出来ない

   のを思いだしてな

   今やっつけた奴も結構グシャッって

   なっちゃったし一応回収するけど

   勿体ない事したなぁって思ってさ」


そう言いながら壁にめり込んで少しグチャっとしてるモンスターをアイテムボックスに仕舞う


サンゴス「えぇ!?モンスターが消えた!?」


直人がモンスターに手をかざした途端に消えた事に驚くサンゴス

       

リズ「安心して下さいマスター

  このダンジョンは封印されていた為、

  RANKが高い割には使える素材は少なく

  中途半端に攻撃すると分裂や再生してしまう

  モンスターが多いのでマスターの討伐方法が

  正解なのです!」


直人「お?そうなの?

  そりゃぁ、今までのが無駄になったわけじゃ

  無いなら良いんだけどさ

  そんな微妙に面倒臭い上に

 金にならないモンスターばっかりのダンジョン

  の何が重要だったんだ?」


サンゴスの話で、元々重要なダンジョンだと聞かされていたのだが、その意味がわからない直人


サンゴス「元々こんなに厄介なモンスターは

   居ませんでしたから、封印されてから

   増えたんだと思いますが、ここは元々

   【魔宝玉】が稀に発掘されてた

   場所なんですが、「ちょい待ち」はい?」


話の途中で割って入った直人にどうしたのかと疑問の表情を向けるサンゴス


直人「【魔宝玉】ってなんだ?」


サンゴス「あぁ、それは、、」


リズ「それはこのダンジョンの様に空気中のマナが非常に強い場所でありながら何故かあまり強いモンスターが出現しない場所、(現在は逆に強力なモンスターしか居ませんが)から稀に発掘される魔石よりも高位の結晶体であり、大小様々なものがありますが、苦労して倒したモンスターの数百体の魔石よりも価値の高い物が多く

資源価値が高いので拳程の【魔宝玉】を発見出来れば数十億Gと同等の価値があるのですが、

このダンジョンでは一定の量が常に取れていたので、

戦力が低い者でも一獲千金を狙える場所として非常に人気があり、常に予約制と逆戦力制限をかけるなどを行わないと混雑し過ぎてしまう程だった様です」



サンゴスの言葉を食い気味で引き継ぎ語り出したリズは話終わったにムフーと鼻息荒くドヤ顔である


直人「おお!流石リズさん!素晴らしいな!」


相変わらずリズに甘い直人はそんな事を気にする事なくリズを褒める。


リズ「えへへ、、あっ!マスター!前方200m

   先、十字路右通路10付近に敵影!!

   数20!!クラゲ型モンスターです!」


直人に褒められて照れるリズだが、敵意察知反応を受信し直人に報告する。


直人「ん?またか、、頻度が高い上にし数が

   多いし、序盤のレベル上げダンジョン

   だったら薬草足りずに

   すぐ全滅しそうだな、、メンバーも

   優秀な索敵アイドルリズさんと

   スーパーアタッカーの俺と偽老人サンゴス

   だからな、俺とリズはともかく

   サンゴスは偽老人以外の特技無いのか?」


散歩に行くような速度で歩きながらサンゴスに尋ねる


サンゴス「なんですそれは!

   誰が偽老人ですか!わし、、いや、俺

  だって好きで老けてるわけじゃないですよ!

   こんな姿になったのもそもそもは、」


直人「おっ?出てきたな!

   そういや、コイツ等って

   魔石持ってるんだよな?」


リズ「はい!

   同RANKと比較すると小さいですが

   必ず持っています」


直人「なら、本体から魔石抜いたら

   再生出来なくなったり、

   もしかしてそのままの素材残して

  討伐出来たりしちゃったりするのかな?」


サンゴス「ちょっ、話途中なのに、って

   そりゃぁ、そんな事出来れば、」


リズ「流石マスター!そうですね!

  体を再生するモンスターは基本的に魔石の

  場所がランダムに移動出来るので

  普通はかなり難しいのですが

  そ、こ、は!この私が!マスターの目となり

  ランダムにある魔石の場所を

  特定できますので!マスターはその場所の

  魔石を破壊あるいは摘出する事で

  モンスターの素材を極力傷めず回収する事が

  可能だと思います!!」


ババーンと口で効果音を言った後、

両手を腰に当てて胸を張るリズ

このダンジョンに来てからリズのテンションと行動が可笑しいを通り越して可愛い。

いや、可愛いのは元からだった。


直人「素晴らしい!なら早速おっ、

   あの1番手前の奴から頼んだぞ!」


通路から最初のクラゲ型モンスターがちょうど良く顔を出したので討伐に向かう直人


リズ「了解です!」シュワン!


瞬時に返事したリズは直人の討伐速度に着いて行くためルームへと消える。


残されたサンゴス。


サンゴス「戦力外なのは仕方ないけど

   ここまであからさまな要らない子状態

   は流石に寂しいと言うか、、虚しい

   と言うか、、、せめて話くらい

   最後まで聞いて欲しい、、、」


数十m先で行われてる戦闘風景を見ながらそんな事を愚痴るサンゴス



ここか!?ちぃぃ!威力が強過ぎたか!?

デカイ風穴あいちまった!

ん?でも結構素材残ったな、、、

リズの指示通りに魔石壊せば再生しないし素材残るけどどうせなら、魔石も回収してみたいし、、


20体のモンスターをリズの指示に従い魔石のある場所だけを攻撃し、素材を残して討伐した直人だったが、どうせなら魔石も回収したいと後半威力を調節したり、魔石周辺を吹き飛ばし再生する前に回収出来ないかと試行錯誤する前に全て討伐し終えてしまう。


直人「どうにも上手く行かないなぁ」


リズ「そうですね、、

   威力が強いのもそうですが

   何か抵抗な様なものを感じます」


サンゴス「そりゃぁ、そうでしょ

  そんな力技の魔力で倒せる事事態

  オカシイんですがそもそもなんで

  魔法使わないんですか?」


直人「なんでってそりゃぁ

  習った事ねぇし

  だから魔法を覚える為に

  明日何か凄い作戦で

  教えて貰う予定なんだけど、、」


サンゴス「え?なんですその

   凄い作戦ってそんな事しなくても

   制御と風魔法の基本位

   今出来ますよ?」


呆れた様に言うサンゴス


リズ「え?でも、

   マスターのステータス高すぎるから

   普通の教え方では不可能だと

   言ってましたよ?」


サンゴス「はい?なんですそれ?

   まぁ、確かに普通の指導では

   難しいかも知れませんが、、

   ふむ、、そうですね、、

  言葉で言うよりやって見せた方が

   早いですかね。

   とりあえず直人先輩手を出してください」


一瞬思案顔になったサンゴスは自分の右手を直人の方へ向けながらそう言った。


直人「ん?こうか?」


なんの疑問も抱かず無造作に掌を上にした右手をサンゴスに差し出す。


サンゴス「はい、じゃぁ、

      コレを握って下さい」


そう言ったサンゴスは自分の右手に野球ボール程の風魔法で作ったエアボールを直人の右手に近づける。


直人「ん?握れば良いのか?んじゃ、ほい」


シュィィィンンッッ


直人「うおっ!?な、なんだ!?」


直人がサンゴスから渡されたエアボールを握った瞬間にボールが弾け、緑色の文字が書かれたリボンの様なものが現れると、右手から螺旋を描きながら腕の周りをもの凄い速さで回転し、そのまま腕に吸い込まれる様に消えて行った。


直人「え?ええ?なんだ今の?」


右手を見ながら困惑してると


リズ「マスター!?

   ステータスをご覧下さい!!」


突然慌てた様子でそんな事を言うリズに疑問に思いながらもただ事では状況にステータスを表示する。


直人(いったいどうしたって言うんだ?

     まぁ、とにかくステータスオープン)

   


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー➡︎

[名前]海風 直人[みかぜ なおと](S)

[職業]

アーチャー

格闘家

拳聖

剣士

剣聖

魔法使いNew

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーRANK5

HPーーー1,851,860

MPーーー1,070,750

SPーーーー770,000


攻撃力ーー769,900

防御力ーー753,100

素早さーー755,260

スタミナー768,880

回避力ーー753,550

器用ーーー755,800

運ーーーー 348,160


スキル

アイテムボックス

身体機能精密制御(S)

魔力操作


魔法

限定転移

風魔法


加護

リズ


ユニーク

DMダンジョンマスター

【魔装】

【斬魔刀】

【烈光心】


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


直人「おぉ、多少は上がるんだなぁ、、って!

   ええ!?魔法使い?魔力操作?風魔法?

   何コレ!?ナニコレ!?

   サンゴスどう言う事!?!?」


サンゴス「良かったちゃんと

     覚えられたみたいですね」


何処かホッとした様に言うサンゴスに詰め寄る直人

直人「そうじゃ無いでしょ!

    ちゃんと説明しろよな!」


サンゴス「まぁまぁ、落ち着いて下さいよ

   何をそんなに

   興奮してるのか分からないですけど、

    俺は見ての通り戦力は高い方では

    ありませんし、武器を使った戦闘も

    攻撃魔法も大した事ないんですが、

    サポート魔法のいわゆる味方にバフを

    する事は結構自信あるんですが」


直人とリズが驚いてる姿に得意げになりながら語り出したサンゴスだったが、コレから自慢するぞって時に、サンゴスの話より魔力操作作業に興奮した直人が魔法に夢中となる。


直人「おお!スゲェェェ!分かる!

   今なら分かるぞーー!!

   あははははははははは!!」


リズ「マスター!!凄いです!

   魔力の使い方の『質』が今までと

   雲泥の差です!」


直人「そうだな!今ならこんな事も

   出来るぞ!!」


そう言うと背中に刀身同士を合わせたような全て諸刃の魔力剣を5本作ると背中に片翼のように配置するとリズに頼みモンスターを探して貰う


リズ「?分かりました!

  このまま300m程進むと少し広い

  空間に出ますので、その空間には

  RANK2〜RANK4のモンスターが

  【何か】を待ち受けるかの様に

  配置してます!その数226体です!」


直人「ほう!!ほう!!

   そんなに居るのか!!素晴らしい!

  あははははははははは!!

  よし!行くぞ!?ん?サンゴス!

  何をしている!キミの成果を

  キミが見ないでどうするって言うんだ!

  さあ!行くぞ!ぐずぐずなんて

  していられないぞ!」


反対側にもそれまでとは一線を越える美しい刀身を5本作り背中に合計10本の諸刃の刃を背負ってる直人が、何故か悲しそうにしてるサンゴスに声を掛ける。


サンゴス「あ、はい」


スキップしながら進む直人の後ろをトボトボと肩を落として追いかけるサンゴス。

   

  

   

   


    



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